中央競馬のためにならない話

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久米田正明氏の1歳馬の馬名を予想してみよう

冠名ロジの久米田正明氏は、今年で馬主デビュー3年目ながら、所有馬がどれもこれも走ることで早くも多くの競馬ファンに知られる存在。そのネーミングセンスも有名で、これまでの所有馬名は以下のとおりです。

馬名母父取引価格
ロジサイレンスクロフネテイクワンズアイサンデーサイレンス3,000万円
ロジスプリングステイゴールドスプリングソネットトニービン1,200万円
ロジシンボリシンボリクリスエススウィーピングMr. Prospector2,600万円
ロジガールワイルドラッシュダイビングガールBenny the Dip1,500万円
ロジディオンサニングデールウメノディオンサクラユタカオー1,500万円
ロジフェローズタニノギムレットスイートフェローズシンボリルドルフ2,900万円
ロジユニヴァースネオユニヴァースコースティクスCape Cross庭先取引
ロジロマンスコロナドズクエストロマンスビコーLammtarra1,600万円
ロジサクラサクラバクシンオーラソーミュロワーズKendor850万円
ロジクィーンスペシャルウィークティエッチグリーンKingmambo1,600万円
ロジゴールドゴールドアリュールワールドウッドラシアンボンド870万円
※取引価格は税抜き。


…どうでしょう。すばらしい馬名が並びますね(棒読み)。いかにも走りそうです(棒読み)。ロジクィーン号という例外があるとはいえ、この感覚を持ってすれば、われわれにも馬名が予想できるのではないでしょうか。そこで、今年デビューの2歳馬について、馬名を予想してみよう…と思ったら、既に名前が決定しているようです。今年デビューのロジ馬は以下の4頭になりそう。あくまで現時点でのラインナップで、これに加え、春のブリーズアップセールでも何頭か買いが入ると思われます。

馬名(予定)母父取引価格
ロジポケットジャングルポケットフランダースサンデーサイレンス3,100万円
ロジツェルスニッツェルグリントウィークスペシャルウィーク2,700万円
ロジハーツハーツクライオルターネイティヴタイキシャトル2,500万円
ロジホープネオユニヴァースステファニーズホープJava Gold2,100万円
※取引価格は税抜き。


ある意味ブレがない名づけ方です。さすがに昨年取引された現1歳馬は名前がついていないようなので、これらについて予想してみようと思います。

母父取引価格
ゴールドアリュールルカダンスヘクタープロテクター4,200万円
オペラハウスグリーティングスRainbow Quest2,700万円
ジャングルポケットマルカフローリアンサンデーサイレンス2,000万円
ダイワメジャーヴィエールソンリCryptoclearance1,700万円
※取引価格は税抜き。

ルカダンスの2009

ロジゴールドは既にいるのでこれはない。残るロジダンスやロジアリュールは十分ありうる。ゴールドアリュール産駒は今後も買う可能性があるのでロジダンスのほうがいいのかもしれないが、ダンスインザダーク産駒と混同してしまうかもしれないので、ロジアリュールで。

グリーティングスの2009

グリーティングスという母名は使いづらく、ロジにくっつけると10文字になるので、オペラハウスから取るに違いない。ロジハウスというのは少し間が抜けているので、ロジオペラで。

マルカフローリアンの2009

ロジポケットは既に名前がついたのでなし、ならばロジジャングル? とはいえジャングルポケット産駒はこの先も所有する可能性があるので、ロジフローリアンで。

ヴィエールソンリの2009

ヴィエールソンリという名前はそもそもどこで切るかが不明。ロジソンリというのも言いにくい。ならばダイワメジャーから取るのが自然だろう、ロジメジャーだ。ロジヴィエールの可能性もわずかに。


…全部当たるかは微妙ですけど、全部外すということも考えにくいです。過去の傾向を考えると、誰が予想しても上記と大きく外れないものと思います。


こうした名付け方は楽だし合理的だし、決して否定されるものではないでしょう。ですけど、思い入れたっぷりに愛馬の名前を考える一口馬主界隈の皆さんや、確固たるセンスを発揮し続ける金子真人氏、臼田浩義氏のような例を見ると、正直つまらないですよね。いつかネタも枯渇しそうですし。馬名全体から受ける印象がいかに間抜けっぽくあっても、まだ小田切有一氏や竹園正繼氏のネーミングのほうが、何らかの思いは込められていますし、真っ当に思えます。そもそも種牡馬になる、GIで優勝するような馬というのは、散々聞かされて耳に馴染むのがあるにせよ、何だかんだで名前がいいと思うんですよね。仮に「ディープインパクト」が「ワイキキビーチ」だったら、ここまでの成績を挙げられたの?という話です。そう考えると、久米田氏ももう少し斟酌して名前をつけるべきなんじゃないかと思うわけです。


幼駒への期待というのはデビューの前から始まっているわけで、ディープインパクト号の例を見ても、期待馬には相応の期待がかかった名前をつけるはずですよね。岡田繁幸氏が個人名義の所有馬に冠名を使わなかったり(個人名義だからこそ?)、タニノ冠の谷水雄三氏が一部の馬に冠名を使わなかったり(その中の一頭がウオッカ号ですね)。ならば久米田氏の真の期待馬はまだ現れていないということなのかもしれません。既にダービー馬オーナーとなっている久米田氏ですが、「いつか世界制覇できそうな馬が買えたらつけよう」と思っているとっておきの名前があるのかも。今までの名付け傾向と異なるロジ馬が出てきたら、要注意ではないでしょうか。