中央競馬のためにならない話

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出馬表から110319-21

・一週休んで3日開催です。中山開催が中止になって騎手がどう動いたか概観したところでは、中山で騎乗していた騎手は大半が阪神で騎乗している様子。小倉は、今週は田中勝騎手がフル参戦しているものの、基本的にこれまでと大きく変わらない陣容のようです。
・田嶋騎手が復帰。藤岡康騎手が体調不良で今週はおやすみとのこと。
・中山開催の中止により、美浦の新人騎手も阪神へ。デビュー月に関西主場で騎乗するなんてことはまずない(逆もまた然り)でしょうから、これはこれで貴重な経験なのかもしれません。
・騎乗馬は2週間くらい前に固まると言いますから、ファルコンS阪神大賞典の鞍上についてはそこまで中止の影響が表れていないと思われます。
・土曜のファルコンS栗東の騎手や美浦のトップ騎手に交じって平野騎手の名が。これが重賞初騎乗、阪神も土曜が初騎乗になります。
ファルコンSの注目は何といっても石栗厩舎の2頭出しですね。重賞2頭出しなんて過去にあったんだろうかと調べてみたら、そもそも昨秋のテイエムオオタカ号が重賞初出走でした…。20世紀から開業してるのに…。ただ、そのおかげで現時点の厩舎の重賞複勝率はなんと100%(3着2回)のハイアベレージです。
・そんな石栗厩舎の2頭出しは藤岡佑騎手と藤田騎手を手配。テイエムオオタカ号は前走の幸騎手がシゲルソウサイ号に騎乗しますし、大庭騎手や内田騎手は本来は遠征する予定じゃなかったでしょうから仕方ないですかね。
・藤岡佑騎手がウッドシップ号に騎乗する関係で、ヘニーハウンド号が岩田騎手に、ヴォトレメイヤー号が和田騎手になったように映ります。
・珍しく小牧騎手がメインレース1鞍のみ。他は除外でしょうか。
メルシーエイタイム号が小倉で復帰戦。いつも通りのローテーションで、このあとは当然中山グランドジャンプでしょう。
・田中勝騎手の小倉参戦は、5年1ヶ月ぶり2度目。もちろん2日連続参戦は初めてです。
・日曜は小倉でも中京記念ということで騎手がやや分散。後藤騎手、佐藤騎手、武豊騎手、福永騎手あたりが小倉に行きます。一方、小倉からは柴原騎手や丸山騎手が阪神へ。
阪神大賞典、内田騎手がついにオウケンブルースリ号を降りてトーセンジョーダン号に騎乗。2走前と3走前の乗り替わりはダービー馬エイシンフラッシュ号がいたから仕方ないと思わせましたが、トーセンジョーダン号にはエイシンフラッシュ号と同じくらいの重さがあるということでしょうか? オウケンブルースリ号には音無厩舎の準主戦になりつつある浜中騎手が騎乗。
・メイショウドンタク号に柴田善騎手。一度騎乗したことがあるとはいえ、当初から柴田善騎手で臨む予定だったとは考えづらく…。それとも今回の情勢を受けての特別登録だったんでしょうか。
ロールオブザダイス号とマカニビスティー号は「マーチSダイオライト記念あたりに出走予定だったけど適した番組の開催の見通しが立たないのでとりあえず出走」っぽいですね。
・最近ビスティー馬に北村宏騎手、というのが増えている感じです。ガルビスティー号の印象が強いだけかもしれません。
ゲシュタルト号が藤岡佑騎手に乗り替わっているのは、池添騎手がスプリングSで騎乗する予定だったためですかね。
中京記念の乗り替わりについては昨日示したとおりですが、何といっても田中健騎手が残念。重賞2勝目あるよ、と思っていたのですが。
若葉S、ユニバーサルバンク号に四位騎手が騎乗。このようなレースに彼を起用してくるとは、松田博厩舎の中での彼の位置付けが確実に上がっている感じです。
ラフィアン系2頭出しは、東西のラフィアン系主戦がしっかり騎乗。
・松岡騎手がマイネルグラード号に騎乗する関係で、ヴェルデグリーン号は内田騎手に、コンノート号は吉田豊騎手に乗り替わり。
・リキサンマックス号は今回も柴原騎手。このまま本番まで行けるでしょうか。権利を獲れなくても皐月賞ならギリギリ大丈夫だと思いますが…。
・荻野要騎手が今年の初騎乗、3ヶ月ぶりです。先週時点では梶騎手も今年初騎乗となるはずだったのですが、今週になったら騎乗なし…。
・月曜は一場開催、各騎手の騎乗数が全体的に少ないです。一番多いのが蛯名騎手の10鞍、その次が国分優騎手と武豊騎手の7鞍。
フィリーズレビューの乗り替わりについては昨日示したとおりです。マイネショコラーデ号、わざわざ和田騎手からスイッチしなくても…と思ったのですが、よく考えたら和田騎手は名古屋大賞典参戦のため名古屋競馬場でした。
・スピードリッパー号が突如参戦してきたのはどういうことですかね。もともとフラワーCでも使うつもりだったのでしょうか。
・柴原騎手は連日のオープンクラスの競走で騎乗。週2鞍以上のオープンクラス騎乗は3年10ヶ月ぶり。
ポラリスSの新規参戦組5頭のうち、4頭は黒船賞出走予定だったメンバーなのである程度納得ですが、オーロマイスター号は何を思って登録してきたのでしょうか。先週のメンバーを見てこの薄さなら、とでも思ったんでしょうかね。
阪神スプリングジャンプの新規参戦組はペガサスジャンプSに出走する予定だったメンバーですかね。ペガサスジャンプSの週の中山はまだ中止が決まったわけではありませんが、開催は不透明ですし。とするなら、先週から出走予定だった馬は仕上がりがピークを過ぎたかも、新規参戦の馬はいささか急仕上げかも、という感じになるはずで、これは仕上がり面で買える馬がいないのでは…。
・12Rは横山親子騎手対決。今後の横山和騎手の活躍にもよりますが、阪神でこの親子対決が見られるのは現時点では相当なレアケース。来週もありそうですが、今週来週を逃すともうないかもわかりませんね。
・先週デビュー予定だった杉原騎手、先週は中止になり、そして今週は騎乗ゼロ。3月も下旬に差しかかろうとしているのにいまだデビューできていません。
・森騎手も今週は騎乗なし。除外を食ったのでしょうか。
関東馬に出走制限がかけられなかった関係か、阪神に乗りに来た美浦の騎手もそこそこ騎乗馬がいる様子。とくに阪神の騎乗数上位騎手は内田騎手(24鞍)、蛯名騎手(22)、リスポリ騎手(21)、松岡騎手(20)、北村宏騎手(19)と、美浦の騎手ばかり。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は大庭騎手、荻野要騎手、加藤騎手、小林淳騎手、菅原騎手、田嶋騎手、千葉騎手。
 
・音無厩舎が13頭出し。こんな中でも出走数を確保してきました。
・増本厩舎と竹之下騎手が2鞍コンビ。しかもいずれも新馬戦です。近年騎乗数が少ない竹之下騎手は友道厩舎かデルマ馬くらいしか騎乗機会がない感じでしたが、この食い込みは何があったのでしょう。増本厩舎とも07年末〜08年にゲイリーリバイバル号に4度騎乗しただけで、ほんとにわけがわからない。
・関東のトップ騎手が最低2週間は関西に滞在ということで、騎手と調教師の新コンビが見られるかと思い、主だったあたりを調べてみました。以下のようになります。内田騎手と鶴留厩舎:初。北村宏騎手と池添厩舎:3年11ヶ月ぶり2度目。蛯名騎手と佐山厩舎:初。蛯名騎手と吉田厩舎:初。吉田豊騎手と谷厩舎:2年ぶり7度目(6度目の依頼は5度目の9年後だった)。
・菊沢厩舎が横山和騎手と2鞍コンビ。何しろ親戚ですからねえ。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜阪神:岡田厩舎が5頭出し。