中央競馬のためにならない話

客観的事実・データから妄想を繰り広げます。

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出馬表から110423-24

・久々に関東圏の開催がスタートです。
以前予告していたとおり、「勝手に(福島・)新潟ヤングバトルシリーズ2011」を当ブログでやる予定でしたが、東日本大震災の影響による番組再編によって新潟の若手騎手競走がなくなってますね…。若手騎手競走はなくさなくてもよかったのでは。←27日訂正:1回新潟3日以降は当初予定通り毎日若手騎手競走が組まれていました(2回新潟最終日まで14日間)。これを受け、勝手に新潟ヤングバトルシリーズ2011をやります。
・土曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は安藤光騎手、川田騎手、柴田善騎手、武豊騎手、田面木騎手、中谷騎手、武士沢騎手、松田騎手、松山騎手、的場騎手。安藤光騎手、田面木騎手は1鞍遠征。安藤光騎手、柴田善騎手、中谷騎手がメインレースによらない遠征です。
・柴田善騎手の遠征の意図がよくわからないです。騎乗馬を見るに森厩舎に呼ばれたような感じではありますが、さしたる有力馬でもないだけに…。メインレースで除外されているセイコーライコウ号のため、と見るのが自然ではあるものの、出走順位的には除外がほぼ確実だっただけに、そのために行くかね?と思うのです。除外馬が32頭出ただけに騎手が足りず、柴田善騎手が動かなければ出馬投票すらできなかった可能性もゼロではないですが。
・松山騎手は関東主場初騎乗になります。
フローラS関西馬が4割ほどいますが、騎手帯同で遠征しているのはアドマイヤセプター号、セレブリティ号、ハッピーグラス号、メロウメロディ号。
・ハッピーグラス号、ここまでの騎手起用を見るにそれなりに期待されているものと思われますが、ここで松田騎手を起用してきますか。松田騎手と藤原英厩舎というと最近だとタスカータソルテ号やトーホウアレス号が思い浮かびますが、これはどこまで本気なんですかね。
マイネル系2頭出しは、一頭は当然松岡騎手ですが、もう一頭は丹内騎手が新潟、石橋脩騎手は急速にマイネル系と縁遠くなってしまった、三浦騎手はバウンシーチューン号、といった事情から柴田大騎手が騎乗。
ウオッカ号の全妹としても知られるセレブリティ号に武豊騎手が騎乗。角居厩舎は武豊騎手の怪我のあとはヴィクトワールピサの海外遠征以外丸一年依頼しておらず、最近ようやくメイショウクロガネ号に乗せた程度だった(角居厩舎にメイショウ馬というのもあまりイメージが湧かないですね)だけに、関係復活の足掛かりになるかもしれません。
・2008年から年に1回重賞騎乗のある黛騎手、今年騎乗する重賞はフローラS。ここで権利を獲れれば当然今年2度目の重賞騎乗もあることでしょう。
・マリアビスティー号に吉田豊騎手が騎乗。ビスティーズホースユニオン名義だと近走バロンビスティー号に騎乗していたものの、備前島敏子氏名義のビスティー馬には初騎乗です。
・新潟開催となる福島牝馬Sは半数が準オープン馬、全馬乗り替わりと混戦。
・ここ最近増えていた勝浦騎手と田村厩舎のコンビが重賞でも登場です。
・小林徹騎手が前走2着に持ってきたフミノイマージン号は太宰騎手に乗り替わり。小林徹騎手は僚馬のクロワラモー号に騎乗とはいえ、継続騎乗でもよいのでは。厩舎主戦騎手にスイッチで勝負がかり、ということもできましょうけど。
・スマートシルエット号に田辺騎手が騎乗。このような馬の依頼も来るようになりましたか…。
オウケンサクラ号には丸田騎手。昨年のエプソムC、ドモナラズ号以来の音無厩舎とのコンビです。
シンメイフジ号は前走騎乗の古川騎手がいるにもかかわらず武幸騎手に乗り替わり。両者とも、安田厩舎との縁はそこそこありますが、武幸騎手を上位に見ているんでしょうか。
・オーストラリアT、ユキノハボタン号に国分優騎手が騎乗。同厩のトウショウカズン号を一気にオープン馬にしたためか、ハンデ戦とはいえオープン特別で国分優騎手を起用してきました。
・日曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は安藤勝騎手、池添騎手、岩田騎手、川田騎手、酒井騎手、佐藤騎手、四位騎手、柴田大騎手、武豊騎手、田辺騎手、藤田騎手、宮崎騎手。安藤勝騎手は1鞍遠征。酒井騎手、柴田大騎手、宮崎騎手はメインレースによらない遠征です。
皐月賞はここ1年騎乗のないコンビが2組。トーセンラー号の蛯名騎手と藤原英厩舎は10度目のコンビ、前回コンビは昨年の日経賞です。案外と最近でした…。ビッグロマンス号の北村宏騎手と河野厩舎は21度目のコンビ。前回コンビは1年7ヶ月前です。蛯名騎手に関してはトーセン馬の騎乗が少なくないので馬主の意向もあるのかなと思いますけど、北村宏騎手は馬主とも厩舎とも縁遠いだけに謎の起用。極論、武英騎手を起用してもよかったのではないでしょうか。
・領家厩舎管理馬で安藤勝騎手の最後の砦だったオールアズワン号、ベルシャザール号騎乗の関係とはいえ乗り替わりになりました。これで両者は切れてしまうのでしょうか。もっとも、代わって騎乗する藤田騎手も、有馬記念セイウンワンダー号で3年7ヶ月ぶりのコンビ、その後も1年数ヶ月の間に2度しかコンビがないというそこまで密接ではない騎手。また安藤勝騎手に手綱が戻ることもあるのかも。
アンタレスSは田辺騎手がゴルトブリッツ号に騎乗しに来るのが目に付きます。馬の能力からするに、騎乗した騎手は引き続き乗りたいと思うのでしょうけど、厩舎なり馬主が引き続き乗ってもらおうと思うかどうかは別なので。遠征を待ち構えたかのように松田博厩舎からは4鞍依頼が来ています(アンタレスSの2頭出しには上記の事情により乗ってもらえませんでしたけど)し、評価はうなぎのぼりです。
フィールドルージュ号が実に2年半ぶりの復帰。まずは無事に。
・日曜はオープン特別も2鞍。メトロポリタンSが皐月賞延期の影響で日曜開催です。
イコピコ号に酒井騎手ですか。もともと主戦が定まらない馬ですが、いかに西園厩舎でもこのクラスになると酒井騎手が乗せてもらえることは少ないため、何やら感慨深いものが。こちらの予定と皐月賞のトキノゲンジ号(出馬投票するも除外)と、どちらが先に決まっていたのでしょう。イコピコ号ですかねえ。
マンハッタンスカイ号が8ヶ月ぶりの出走。デビュー以来、4ヶ月の休養が1度あった程度で、前走まで3年半の間、2ヶ月以上の間隔を空けることがほとんどないまま53戦してきたとんでもない馬ですが、これだけ長く休むのが久しぶりという中でどれだけやれるでしょう。
・斤量52kgのコロンバスサークル号に武豊騎手が騎乗。3週連続この話をするのもどうかと思わないでもないですが、今週52kgで乗れるならなんで先々週乗らなかったのという話ですよ。
・ネコパンチ号、相性のいい大庭騎手から江田照騎手へ乗り替わり。やはり大庭騎手に52kgは厳しいのでしょうか…。
・橘S、メモリヤルイヤー号は引き続き宮崎騎手ということで彼はこのために遠征。九州産馬久々の大物、ここで勝てばNHKマイルCでしょうかね。間隔短いか。
・小牧騎手がアドマイヤサガス号ではなくツルマルレオン号に騎乗、和田騎手がミヤジエムジェイ号ではなくワイズリー号に騎乗、北村友騎手がニジブルーム号ではなくスノードラゴン号に騎乗。小牧騎手はともかく、あとの2人はいずれもテン乗り馬に騎乗です。
・新潟の準オープン競走の魚沼Sは騎手と厩舎の組み合わせがよくわからないものばかり。さぞや除外覚悟の出馬投票が多かったのだろうと思ったら、除外馬は1頭のみ。ということは基本この組み合わせで出馬投票を行ったのですか…。
・特に違和感のあるのが、スティルゴールドの中谷騎手、ムクドク号の川須騎手。いずれもこれまでの騎手起用の傾向と全く違います。ショウナンタキオン号も、腐っても一流騎手起用という流れであったのに、ここで的場騎手。
・きずな賞のキティ号に鈴来騎手が。連闘ということもあって、これは抽選に通ってしまったクチでしょうか。
・今週はステイゴールド産駒が特定レースに集中。皐月賞3頭出し、フローラS2頭出し、ムーニーバレーRC賞3頭出し、新緑賞2頭出し…。3歳芝中長距離路線の馬が多すぎです。
・三場開催ということもあってか、今週の新人騎手はいずれも騎乗あり。最低でも3鞍とまずまずです。まだ勝利のない騎手はそろそろ一つ勝っておきたいでしょうが、果たして。
・前走池崎騎手が騎乗してかなり優秀な時計で2着惜敗だったクォリティシーズン号、無情にも中舘騎手に乗り替わり…。池崎騎手の約2年ぶりの勝利に期待を抱かせる馬だっただけに残念。千葉騎手のアサギリ号のときもそうですが、普段不遇な騎手は一発で仕留めないと乗り替わりの恐れがつきまとうから辛いですね。もう一戦くらい乗せてやっても、とは思うのですが、馬主や厩舎も道楽でやっているわけではないでしょうし、稼げると思ったら確度を求めるのでしょうし…。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は上野騎手、加藤騎手、小島騎手、鷹野騎手、武英騎手、田中克騎手、田村騎手、田面木騎手、千葉騎手。
 
・東京開催も新潟開催も開始ということで、関東の厩舎が堰を切ったようにどっと大量出走ラッシュかと思いきや、今週の出走トップは角居厩舎の15頭出し。小牧騎手(5ヶ月ぶり)、藤岡佑騎手(ここ1年で騎乗2度のみ)といった普段乗せない騎手にも複数依頼しています。
・池江厩舎の14頭出しに続き、関東勢筆頭は藤沢和厩舎の13頭出し。横山騎手と6鞍コンビ、杉原騎手と3鞍コンビ。
・矢作厩舎、東京開催が始まったと思ったらさっそく4頭送り込みました。ほか、新潟3頭、地元では2頭のみ。さすがです。同じく東京大好きの白井厩舎は、今週は東京での出走はありません。
・伊藤圭厩舎と川田騎手が3鞍コンビ。ハヤブサイッポン号の関西遠征時に依頼していた程度の縁ですが、何かあったのでしょうか。
・橋田厩舎と上村騎手と永井啓弍氏のスズカ馬とのトリオで3頭出し。
・安田厩舎と津村騎手が3鞍コンビ。津村騎手はなぜか関西の厩舎の受けがいいとはいっても、武幸騎手も古川騎手もいる中で3鞍コンビですか。
小島太厩舎の6頭出しはすべて武兄弟が騎乗です。デンコウヤマト号のきずな賞の抽選が通れば、そちらは小島騎手騎乗予定ではありましたけど。
・萩原厩舎と穂苅騎手が3鞍コンビ。うち2鞍は障碍競走ですが、穂苅騎手が3鞍コンビとは珍しい。
西山茂行氏のニシノ馬・セイウン馬と村田騎手が4鞍コンビ。すべて異なる厩舎です。以前も触れたと思いますが、このようなことがあるということは西山氏と村田騎手とは何かしらの縁があるんですかね。
・小林慎騎手がアドマイヤ馬に騎乗。初めてかと思ったら、8年8ヶ月前にただ一度ありました。松田博厩舎のアドマイヤ馬に小林慎騎手っていまではとても考えられない構図です。
田中剛厩舎、今週も障碍競走2頭出し。1頭は障碍競走の名門・大久保洋厩舎からの転厩馬です。着々と障碍馬が集まってきており、3頭出し、4頭出しはもちろん、出走馬の半分が同厩とか、すべての出走馬が同厩とか、そういうことにならないかとわくわくしますね。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜新潟:荒川厩舎が遠征で5頭出し。土曜東京:南田厩舎が6頭出し、阿部厩舎、尾形厩舎、杉浦厩舎、藤沢和厩舎が5頭出し。土曜京都:吉田厩舎が5頭出し。日曜新潟:橋田厩舎が遠征で4頭出し。日曜東京:鹿戸厩舎が5頭出し、角居厩舎が遠征で4頭出し。日曜京都:松田博厩舎が7頭出し、浅見厩舎、須貝厩舎が5頭出し。