中央競馬のためにならない話

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出馬表から120114-15

・今週からデムーロ騎手が参戦。ミルコ・デムーロ騎手と同時参戦でない限り、そのままデムーロ騎手と呼ぶことにします。
・江田勇騎手が休業に入りました。すぐ復帰できるかと思われましたが、怪我は意外と重いのでしょうか。
・土曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は五十嵐騎手。横山義騎手も平地で騎乗のある遠征ですが、 基本的には障碍競走のための遠征でしょう。
・五十嵐騎手は京都最終のみ騎乗という謎の遠征。ランヘランバ号に騎乗予定で予定を組んだら、急遽回避することになったという感じでしょうか、と思ったら金曜付で腱を痛めたという故障の報道が。五十嵐騎手が関西主場の平地競走に騎乗するのは2年1ヶ月ぶり、障碍競走の騎乗がないのに遠征してくるのは3年10ヶ月ぶりです。
・土曜は重賞がなくオープン特別3鞍。年明け開催らしい雰囲気。
・中山のニューイヤーSはファイナルS組を中心としたメンバーですが、ファイナルS組で乗り替わりがないのはフライングアップル号、ホッカイカンティ号のみ。
コスモセンサー号に蛯名騎手、マイネルクラリティ号に柴田大騎手。近年のマイネル馬との縁を考えるとコスモセンサー号に柴田大騎手でも良さそうですが、松岡騎手騎乗予定で鞍上が空いたことによる代打蛯名騎手ということなんですかね。
ガルボ号に横山典騎手。清水英厩舎が横山典騎手を乗せること自体が珍しく、3年3ヶ月ぶりになります。
・京都の大和Sは乗り替わりでも以前騎乗していたというパターンが多いですね。
・小林徹騎手はエプソムアーロン号くらい騎乗したことがありそうですが、テン乗りです。
・牛若丸ジャンプSはフルゲートの一戦。西谷騎手はナリタシャトル号やヒカリアライブ号ではなくマサライト号に、植野騎手はゴールデンガッツ号ではなくナムラチェンジ号に騎乗。ゴールデンガッツ号には金子騎手が呼ばれました。ユウターチェイサー号での騎乗がそこそこ認められたのでしょうか。
・ヒカリアライブ号は本来西谷騎手というよりは佐久間騎手なり黒岩騎手なりのイメージですが、佐久間騎手は休業中、黒岩騎手はシーアクロス号に騎乗ということで北沢騎手に白羽の矢が立ちました。とはいえ、黒岩騎手もシーアクロス号に騎乗するくらいならヒカリアライブ号に騎乗したいと思うでしょうし、北沢騎手確保が先だったのかもしれません。
オンワードシェルタ号は美浦からの転厩馬ということで乗り替わりは当然ですが、障害未勝利戦を突破した段階での転厩というのはあまりないように思います。この転厩により杉浦厩舎からは障碍馬がいなくなりました。…障碍馬育成のスタッフがいなくなったんですかね。
・日曜の東西主場への遠征は北村友騎手、四位騎手、菅原騎手、ルメール騎手。また、勝浦騎手が中山へ、藤岡佑騎手が小倉へ出向いています。
・藤岡佑騎手はお手馬のメイショウクオリア号が日経新春杯に出走するにもかかわらず小倉へ。お目当てはどの馬でしょうか。デビュー当時騎乗していたタガノジンガロ号、近走騎乗しており、近年不調な師匠の厩舎に弾みをつけたいヴィーヴァサルーテ号あたりが有力ですが、新馬戦のインプロージョン号という可能性もあります。母が騎乗経験のあるチアフルスマイル号、姉のチアフルアイズ号も千田厩舎で当初厩舎初勝利に最も近い存在でありながら、藤岡佑騎手が勝たせることができなかったという苦い思い出のあるであろう一頭です。
・四位騎手はメインレースでの騎乗がないのですが、継続騎乗の2頭、リヴェレンテ号とモエレエンデバー号のために遠征。おそらくはリヴェレンテ号メインでしょう。四位騎手がメインレース騎乗なしで関東主場へ遠征するのは2年7ヶ月ぶり(3日開催など特殊なパターンを除く)になります。
日経新春杯ダノンバラード号は岩田騎手が騎乗。あくまで武豊騎手には戻らないのですね…。武豊騎手はここ数年では名コンビになるであろスマートギア号に久々に騎乗するので、スマートファルコン号との絡みもあってそちらを優先した、ということになるのかもしれませんが。
・スマート馬は今回珍しく2頭出しで、スマートロビン号には安藤勝騎手が騎乗。近走の騎乗騎手だと福永騎手がトゥザグローリー号、小牧騎手がマカニビスティー号にそれぞれ継続騎乗なので、テン乗りもやむなしですか。結果的に回避した菊花賞では川田騎手を予定していたはずなので、川田騎手でもよさそうなものですが。これにより、ビートブラック号は浜中騎手が騎乗します。
・ハンデ50kgのブルースターキング号には小林慎騎手。自厩舎のハーマジェスティ号をはじめ、軽ハンデ馬にはよく顔を出してきますが、先日の万葉Sにて人気薄のエナージバイオ号を3着に持ってきており、今年の複勝率は100%。そのあたりから今回の依頼に結びついているのかもしれません。
京成杯マイネルロブスト号に津村騎手。松岡騎手が負傷、蛯名騎手はベストディール号に騎乗ということで、クローバー賞でも代打を務めた津村騎手に出番が来ました。丹内騎手が小倉に行っていることもあり、津村騎手のマイネル馬騎乗が増えています。
・森厩舎の2頭出しは、ジョウノバッカス号が柴田善騎手、フレージャパン号が石橋脩騎手。フレージャパン号は芝中距離を使われてきて、柴田善騎手も騎乗経験があるだけに、鞍上は逆でもいいような気がしますが、それだけジョウノバッカス号への期待があるのでしょうか。
・アーデント号、ずっと騎乗していた横山典騎手ではなくルメール騎手を鞍上に迎えました。横山典騎手はレッドシャンクス号に騎乗。厩舎との関係もあるとはいえ、横山典騎手がオープン特別勝ち馬よりも1勝馬を選んだということでいいんでしょうか。
・アドマイヤブルー号に後藤騎手が騎乗。アドマイヤ馬に関東の騎手が騎乗するとなるとやはり後藤騎手は上位だなと思っていたのですが、昨年2度しか乗ってないんですね。オープンクラスとなるとおよそ1年半ぶりです。
・京都では3歳牝馬のオープン特別・紅梅Sも組まれています。サウンドオブハート号は武豊騎手が継続騎乗。松岡騎手で予定していたはずですが、負傷によってコンビ継続が決まったということですかね。
・マイネボヌール号に太宰騎手が騎乗。マイネルコスモ馬に太宰騎手というと、古くは菊花賞マイネルデスポット号、最近だと中日新聞杯コスモファントム号など、印象的な活躍はあるものの、基本的に騎乗はほとんどなく、去年も年末に1鞍あったのみ。珍しいです。
エイシンキンチェム号は福永騎手も空いている中ですが、デビュー戦で騎乗した川田騎手に戻りました。
・四位騎手が遠征なので、彼が騎乗していたアンリヴィールド号は藤田騎手が騎乗。ダートで勝ち上がった馬とはいえ、四位騎手を主戦として起用している昆厩舎の管理馬ですから、これを断って遠征する以上、四位騎手に色気はあるんでしょうねえ。
・門司S、村田騎手にトミケンヒーロー号が回ってきました。起用騎手を見る限り厩舎ではけっこう期待されているはずで、騎手起用が偏りぎみな領家厩舎からこのような馬が回ってくるあたり、村田騎手がかなり営業攻勢をかけているものと想像されます。前走騎乗の吉田隼騎手はジョーメテオ号に騎乗。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は伊藤直騎手、荻野要騎手、嘉藤騎手、小林慎騎手、武英騎手、竹之下騎手、田中克騎手、千葉騎手、花田騎手、水出騎手。水出騎手は新馬1鞍で、新馬戦騎乗は11ヶ月ぶり、減量が取れてからは6度目です。
・週末を終えても今年の騎乗がない騎手は、休業中および騎乗停止を除くと以下のとおり。大下騎手、梶騎手、増沢騎手。早くも残り3名です(ほか、内田騎手、佐久間騎手、柴原騎手、浜野谷騎手が休業中)。
 
・小倉開催がスタートしますが、概ね昨年末のメンバーがそのままスライドしてきた感じです。江田照騎手や村田騎手も、びっしり張り付いています。これにデムーロ騎手が加わる形。
デムーロ騎手に複数依頼している厩舎は笹田厩舎(3鞍・身元引受調教師)、石坂厩舎(2鞍・いずれも社台レースホースの馬)、領家厩舎(2鞍・いずれも飯村孝男氏のカイシュウ馬)です。
 
・加用厩舎が14頭出しと攻勢をかけてきました。開催場、曜日によらずまんべんなく使っています。
・領家厩舎と川田騎手が4鞍コンビ。いまや国分優騎手をもしのぐ厩舎主戦格の川田騎手ですが、昨年の夏競馬から急に関係が復活しだしたというのがこの厩舎らしいです。また、和田騎手と2鞍コンビで、4ヶ月ぶりの依頼が2鞍。
・橋口厩舎が安藤光厩舎を乗せています。除外馬10頭が出た新馬戦なので、名義貸しが通ったものかもしれませんが…。地方在籍時代も含めて今回で7度目のコンビですが、昨年2度のコンビがあったので、間隔はそこまで空いているわけではありません。
・橋田厩舎が国分優騎手に依頼。減量騎手を年5回くらいしか起用しない厩舎ということもあり、初コンビです。
高橋博厩舎と中村騎手が2鞍コンビ。高橋博厩舎は関西主場への遠征がわりと多い厩舎で、最近だと川島騎手をよく起用していましたが、川島騎手が日曜小倉ということもあってか、中村騎手へセット依頼となりました。不思議な取り合わせですが、高橋博厩舎は障碍競走出走も多いので、先々は障碍馬の関西遠征時にも依頼があるかもしれませんね(今回は平地2鞍)。
・千田厩舎と大野騎手が4鞍コンビ。大野騎手は厩舎に初勝利と2勝目をプレゼントした後も暮れに中穴で2着2回、もう完全にどっぷりでしょうね。
・大久保洋厩舎が高嶋騎手を起用。初めてかと思ったら昨夏に3度依頼していました。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜中山:田中清厩舎が5頭出し。土曜京都:音無厩舎、領家厩舎が5頭出し。土曜小倉:千田厩舎が5頭出し。日曜中山:尾関厩舎、牧厩舎が5頭出し。日曜京都:角居厩舎が5頭出し。