中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1201

・蛯名騎手が1月16勝とロケットスタートを決めました。勝率も約20%と好調です。
・次いで福永騎手が13勝、昨年の勢いを保っています。
・各所でさんざん言われる好調ぶりを見せている三浦騎手、1月は12勝。未勝利に終わった週がなく、非常に安定しています。月間二桁勝利は2009年8月以来。
・福永騎手と最後までリーディングを争った岩田騎手は8勝とやや出遅れ。2着9回、3着11回といつもの?勝ち切れなさを見せています。
・ローカル組で特に好調だったのが松山騎手と丸田騎手の7勝。松山騎手は昨年26勝、丸田騎手は41勝でしたから、それを考えると好スタートと言えるでしょう。松山騎手はこれでJRA99勝。ギリギリ自力で減量を外すことができそうです。
・柴田善騎手は6勝と平凡といえば平凡ですが、昨年47勝だったことを思うと、昨年よりはいいペースになっていますね。60〜70くらい勝てるでしょうか。
デムーロ騎手はここまで5勝と、背負う人気を思えばやや物足りない印象。早くも重賞優勝を果たして関係者の人気はさらに上がりそうですが、2月はどうなるでしょうか。
・初週終了時点で4勝とリーディングをもうかがう勢いだった柴田大騎手はその後足踏みで5勝。それでも大復活を遂げた昨年の20勝をはるかに上回るペースで勝ち星を重ねています。2003年と2004年は年間で5勝、2006〜2009年は足掛け4年でやっと3勝。2006年と2007年は年間の騎乗数が50鞍台、2008年も年間72鞍、それがこの1月は70鞍(月間70鞍台は昨年7月にもありますけど)。よくここまで…。月間5勝以上は自身4度目、実に1997年8月以来です。
・ほか、好調な滑り出しと言えそうなのは、4勝の村田騎手(昨年18勝)、3勝ながら伊藤工騎手(昨年5勝)、2勝ながら高野騎手(昨年2勝)。伊藤工騎手はひとつ勝つまで散々というかしばらく勝てませんでしたが、立て続けに穴を開けましたね。
・高野騎手は通算13勝、これまで未勝利に終わった年がない一方で、年間の最多勝が2勝という騎手。無論月間2勝は初めてのことです。
・高野騎手が2勝ということは障碍リーディングの目もあるかと思いましたが、1月の障碍競走は小坂騎手が3勝とダッシュを決めました。
・次いで高野騎手、白浜騎手の2勝です。
・年明けいまいちな滑り出しは3勝の丸山騎手(昨年72勝)、ほか以下に示す月間0〜2勝の騎手です。
・1月2勝の主な騎手は安藤勝騎手、木幡騎手、佐藤騎手、嶋田騎手、熊沢騎手。
・1月1勝の主な騎手は池添騎手、江田照騎手、大野騎手、国分恭騎手、柴山騎手、丹内騎手、津村騎手、武士沢騎手、藤田騎手。津村騎手は1月唯一の勝利が重賞優勝です。
・1月0勝の主な騎手は大庭騎手、田中博騎手、平野騎手、古川騎手、水口騎手、渡辺騎手。
 
・厩舎関係では藤岡健厩舎が序盤ダッシュを決めましたが、1月が終わってみるとトップにいたのは角居厩舎の8勝。角居厩舎は昨年リーディングを獲得してさらにここまで勝つとは、体力ありすぎです。
・月間トップこそ角居厩舎に譲ったものの、藤岡健厩舎も7勝と好スタート。連対率が5割近く、内容もいいです。
・ともに昨年20勝に手が届かなかった尾関厩舎、矢野英厩舎が4勝となかなかの滑り出し。
・ほか、上々の出だしとなったと言えそうなのは4勝の五十嵐厩舎(昨年12勝)、池添厩舎(17勝)、3勝の梅田智厩舎(11勝)、川村厩舎(12勝)、勢司厩舎(10勝)、畠山吉厩舎(16勝)。まあ勢司厩舎は昨年が悪すぎただけという可能性も。
・一方で、スロースタートになったのは2勝の浅見厩舎(昨年37勝)、池江厩舎(49勝)、大久保龍厩舎(39勝)、佐々木厩舎(35勝)、友道厩舎(36勝)、藤原英厩舎(49勝)、牧厩舎(32勝)、宗像厩舎(34勝)、1勝の加藤征厩舎(39勝)、鮫島厩舎(30勝)、鹿戸雄厩舎(23勝)、手塚厩舎(28勝)、中尾厩舎(24勝)、中竹厩舎(38勝)、萩原厩舎(28勝)、松田博厩舎(38勝)。未勝利の厩舎は別項にて。
・矢作厩舎は出走数が貫禄の月間1位ですが、3勝とやや物足りない感じ。だいたい昨年のペースに乗っているので、決して悪い成績でもないのですが。
・1月0勝の主な厩舎は尾形厩舎、中村厩舎、羽月厩舎、堀厩舎、松永昌厩舎。堀厩舎は昨年11月までの絶好調ぶりが嘘のような停滞期に入りました。内田騎手が復帰して、騎手の手駒が増えた形になるので、そろそろ逆襲に転じるかもしれませんが。/dd>