中央競馬のためにならない話

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出馬表から121006-08

・先月に引き続き、今週も3日開催です。開催場は東京と京都に替わります。
・北沢騎手と鈴木騎手が復帰(ただし、鈴木騎手は今週騎乗なし)。また、横山義騎手が休業に入りました。
武豊騎手が海外遠征で日曜までお休み、月曜は南部杯騎乗のためお休みです。
・ほか、安藤騎手、川田騎手、熊沢騎手、佐藤騎手、柴山騎手が南部杯に騎乗するため、月曜お休み。安藤騎手は南部杯に騎乗せずともお休みだったかもしれませんが…。
・土曜の遠征(障碍競走除く)は川島騎手、ピンナ騎手。川島騎手は1鞍遠征。川島騎手はもちろんのこと、ピンナ騎手もメインのオクトーバーSのためと考えられます。川島騎手のファタモルガーナ号はもう左回りだけを狙っていくのでしょうか。
・京都でデイリー杯2歳Sが開催されます。
マイネルエテルネル号が早くも出てきました。小倉2歳Sの優勝馬がここに駒を進めてくるのはメイショウボーラー号、マルブツイースター号に続き3頭目小倉2歳Sのワンツー馬が揃って出走するのは初めてです。
・スクワドロン号に福永騎手が騎乗。馬主つながりでソードブレイカー号に騎乗したり、昨秋ファンタジーSでツルマルワンピース号に騎乗しているものの、そこまで厩舎とつながりのない騎手を配してきたのが少々意外です。スリープレスナイト号の全弟なのだし、上村騎手ではダメなのでしょうか。馬主サイドの要望なんでしょうかね。
・浜中騎手は自身が勝たせたコレクターアイテム号やデビューからしばらく騎乗していたラシーマ号ではなく、テン乗りサウンドリアーナ号に騎乗。
・クラウンレガーロ号は幸騎手。デビュー戦の鞍上に戻ったということではありますが、重賞で2着に好走させた厩舎主戦の酒井騎手で継続、ではないんですね。
・東京メインは準オープンのオクトーバーS。長距離といえば関西馬なのか、出走11頭中関西馬が7頭です。
・トップハンデのエーシンミラージュ号に丸田騎手というのは少々意外ですが、3走前に勝たせているんですね。
 
・日曜の遠征(障碍競走除く)は秋山騎手、池添騎手、岩田騎手、勝浦騎手、小牧騎手、浜中騎手、ピンナ騎手、福永騎手、古川騎手、的場騎手。秋山騎手と小牧騎手は重賞1鞍遠征、的場騎手は1鞍遠征。
・日曜の遠征騎手はメインレース騎乗のため、というのがほとんどですが、古川騎手は関東馬の平場2レースのために、的場騎手は自厩舎のために遠征です。古川騎手の場合、非当選の除外馬がいるわけでもない謎の遠征ですが、土田厩舎とは縁がありますし、もう一頭のチェルカトローバ号は一時期主戦格だったのでまったくの謎というほどでもないです。
・東京で毎日王冠が開催されます。GI馬6頭、重賞優勝馬13頭、重賞連対がないのはネオサクセス号のみ、という豪華メンバー。
・3歳馬のカレンブラックヒル号とジャスタウェイ号が初の古馬との対戦を迎えます。過去25年で、ここが初の古馬混合戦となった3歳馬で優勝したのは一昨年のアリゼオ号のみ。複勝圏まで広げても、エイシンアポロン号、エルコンドルパサー号、バブルガムフェロー号が加わる程度で、後の凱旋門賞2着馬ですら優勝はできませんでした。今回の2頭はどうでしょう。特にカレンブラックヒル号は4戦無敗で人気必至ですが。
グランプリボス号に松岡騎手が騎乗。矢作厩舎の条件馬の遠征時にたまに騎乗していますが、オープンクラスでの騎乗は珍しいです。陣営も「何回か叩かないと本調子にならない馬」とわかった上でここを使っているはずで、大目標であろうマイルチャンピオンシップに向けて逆算で使っているのでしょうが、果たして本番まで乗れるのでしょうか。
・ダノン馬2頭が出走。ダノンヨーヨー号に三浦騎手というところに馬主の陰がちらつきます。年齢的にも、期待はダノンシャーク号の方かもしれませんが。
・京都メインはオパールSスプリンターズSの非抽選組が軒並み出てきている割に、「残念スプリンターズS」と言えるメンバーに見えないのが不思議なところ。
・北村友騎手が離脱して鞍上不在になったツルマルレオン号、川須騎手が騎乗します。先週のフレールジャック号もそうですが、川須騎手は代打のような位置付けでの起用が多いような気が。
・ビウイッチアス号に川田騎手が騎乗。宮崎騎手なり、吉田豊騎手が帯同してきてもよさそうですが、もはやそこまでではないという判断が下されているのでしょうか。
・アウトクラトール号、藤岡佑騎手で継続ではなく太宰騎手に乗り替わり。前走は敷居が高かったとするなら、敢えてここで鞍上を替える必要はないように思いますが、藤岡佑騎手の今期の流れの悪さを表しているかのようです。
・東京準メインのテレビ静岡賞でジョウノボヘミアン号が復帰。2年以上の休み明けです。
・キングパーフェクト号に大野騎手というのは何だかすっきりしないです。トップ騎手を確保できないのなら当馬を一番よく知っているはずの岩部騎手でよさそうですが。
・京都準メインの大原Sは定量戦の少頭数で騎手が選び放題のはずですが、そんな中マイネルギブソン号に中井騎手が配されました。先日マイネルコンキスタ号を勝たせただけではなく、8月からマイネル馬・コスモ馬への騎乗が急増しており、先週は遠征してきた池上厩舎のコスモナダル号にも騎乗。馬主に気に入られたんですね。
 
・月曜の遠征(障碍競走除く)は国分優騎手。メインレース1鞍遠征です。
京都大賞典が月曜に組まれました。3日開催の影響とはいえ、毎日王冠京都大賞典が同日開催でないとは…。
京都大賞典、特別登録前に噂されていたよりはだいぶ頭数が揃いましたが、ヒラボクビクトリー号のように前走500万下競走という馬やオープン特別でも勝ち負けできるか怪しい馬がいて、GIが3頭いるとはいえ、毎日王冠と比べると寂しいメンバーです。昔は少頭数ながら強い馬が揃ってレベルの高い一戦、というイメージでしたが。
フミノイマージン号以外は全馬乗り替わりというのも、このレースには珍しいように思います。
ローズキングダムに小牧騎手、実に2年5ヶ月ぶりの騎乗になります。当初騎乗予定だった後藤騎手が戦線離脱という事情もあり、再登板となりました。この秋はスミヨン騎手とメンディザバル騎手が来るということで、ジャパンカップ有馬記念はメンディザバル騎手になる可能性が濃厚なように思いますが、小牧騎手は小牧騎手で昨秋、京都大賞典1回限りの依頼を断ったという話もありますし、ここで騎乗する以上は次以降も乗れるといいですね。
・出走予定だったウインバリアシオン号の故障により騎乗馬がいなくなった岩田騎手ですが、しれっとギュスターヴクライ号を確保していました。当馬は調整が遅れ気味で間に合うかどうか微妙だったはずですが、そういう事情があったにしても蛯名騎手は乗りに来ないんですね。
・関西遠征時でも関東の騎手が帯同していた(あるいは外国人騎手を乗せていた)コスモラピュタ号、今回初めて関西のマイネル馬のエースである和田騎手が騎乗します。
ビートブラック号に幸騎手が騎乗。菊花賞3着時の鞍上ですし、ノースヒルズ系の馬に幸騎手というのは昔から多いので、それ自体は不思議ではないですが、天皇賞優勝時の石橋脩騎手があっさり降りるのがやや釈然としないというか。もっとも、石橋脩騎手は東京で同馬主のファリダット号に騎乗するので、それで手打ちというか勘弁してほしい、というようなやりとりが馬主との間であったのかもしれません。
・東京メインはオープン特別のペルセウスS。休養明けの馬がやたら多いですが、中でもメテオロロジスト号は1年半ぶりの実戦です。
・ワンダーポデリオ号が3度叩いてベスト条件に出てきました。年齢的にもここでダメなら抹消でしょうか。
・3年以上勝ち星のないスズカコーズウェイ号が障害未勝利戦を経てついに伊藤圭厩舎に転厩。横山典騎手が騎乗します。横山典騎手のスズカ馬騎乗は最近ほとんどないですね。一時期スズカフェニックス号に騎乗しましたが、3年前に未勝利馬に騎乗したあとは今春一度騎乗したきりです。
 
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は上村騎手、梶騎手、小林慎騎手、小林徹騎手、高田騎手、中谷騎手、花田騎手。
 
・矢作厩舎が貫録の14頭出し。ただ、得意の東京は5頭だけです。川須騎手と3鞍コンビ。
・森厩舎と藤田騎手が4鞍コンビ。先週に引き続き4鞍です。京都大賞典でもコンビを組みますね。
・河内厩舎と藤田騎手が4鞍コンビ、武幸騎手と3鞍コンビ。ここ最近の両騎手とこれだけコンビを組む厩舎もそうそうないように思います。
・小西厩舎と田辺騎手が7鞍コンビ。師弟関係にあるふたりですが、週7鞍というのは久々ではないでしょうか。
・白井厩舎と内田騎手が4鞍コンビ。東京に出走させる4頭がすべて内田騎手、うち3頭はヒダカブリーダーズユニオンの所有馬です。
・柴田見厩舎と熊沢騎手が4鞍コンビ、渡辺騎手と3鞍コンビ。これですべてで。ともに主戦格とはいえ、 ここまで偏る厩舎でもなかったように思うのですが。
小島茂厩舎と長岡騎手が4鞍コンビ。一週間に乗せる数としては過去最多です。馬主サイドがNGを出しているのか、自厩舎のクラブ馬に乗せられない中、何とか早く勝たせてやりたいという気持ちが見えるようです。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜東京:相沢厩舎が6頭出し、新開厩舎、牧厩舎が5頭出し。土曜京都:藤原英厩舎が5頭出し。日曜東京:堀井厩舎が5頭出し、音無厩舎が遠征で4頭出し。日曜京都:清水久厩舎が5頭出し。月曜東京:田村厩舎が5頭出し。月曜京都:河内厩舎、森厩舎が5頭出し。