中央競馬のためにならない話

客観的事実・データから妄想を繰り広げます。

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出馬表から091121-22

・高井騎手がわずか1ヶ月で復帰。腰椎骨折だったはずですが…そんなに早く復帰できるものなのでしょうか。
・土曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は岩田騎手、小牧騎手、スミヨン騎手、田中博騎手、藤岡佑騎手、藤田騎手、松岡騎手。小野騎手、黛騎手、丹内騎手は実質福島からの遠征。高田騎手は障碍競走のための遠征ですが、平地も騎乗があります。
・土曜は福島で重賞・福島記念が開催されるため、このための遠征も多数。秋山騎手、勝浦騎手、後藤騎手、柴田善騎手、柴山騎手、武幸騎手、吉田豊騎手は重賞遠征と見られます。武幸騎手は重賞1鞍遠征。
・芹沢騎手が福島にいるのにマンハッタンスカイ号はスボリッチ騎手が騎乗。吉田稔騎手が札幌で騎乗した時点であやしくはありましたが、やはり降ろされてしまった感じ。福島記念といえば芹沢騎手の2着付けのイメージ(最近はほとんどありませんでしたが)なので、騎乗がないのは残念です。
・3回福島が始まったら基本的に福島で騎乗していた小野騎手、土曜は東京でなぜか10鞍と大人気。大庭騎手が9鞍、柴田大騎手が4鞍、横山義騎手が平地で2鞍騎乗するように、関東上位騎手が多く遠征して東京騎乗の騎手が足りないためと思われますが、それにしても最近1日2〜3鞍が当たり前だったことを考えると多いですね。しかも継続騎乗が1頭もなく、すべて乗り替わり。新馬に期待しているのでしょうか?
・日曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は内田騎手、熊沢騎手、後藤騎手、柴山騎手、武英騎手、田中勝騎手、畑端騎手、藤田騎手、三浦騎手、横山典騎手、吉田豊騎手。石橋脩騎手、小野騎手、スボリッチ騎手、津村騎手、村田騎手あたりも実質福島からの遠征。高田騎手は障碍競走のための遠征ですが、土曜と同様平地も騎乗があります。
武豊騎手、マイルCSでは騎乗がありません。グラスキング号で出馬投票して除外されたためのようですね。今年のスプリンターズSのとき、GI開催日に他場で騎乗するのは2年目か3年目の時以来?と日記に書いていました*1が、今回のようにGIを開催する競馬場で騎乗するのにGIで騎乗しない、というケースもかなり珍しいと思います。
マイルCSで騎乗するムンロ騎手は10年ぶりに日本で騎乗。国際レースのために遠征してくる騎手は、だいたい土日とも同じ競馬場で騎乗する、あるいは国際レース1鞍のみの騎乗であることが多いですが、今回のムンロ騎手は土曜は東京で6鞍、日曜はマイルCS1鞍。このような騎乗パターンはかなり珍しいような。
マイルCSにはペリエ騎手も騎乗します。通常短期免許での来日ですが、今回は国際レースのための遠征。このような形での来日は過去の記録を見ても判然としませんが、98年のJCウィーク及びWSJS以来と思われます。短期免許枠がまだ1つあるのだから短期免許で来ればいいのに…って来週からデムーロ騎手が来日予定だから、枠自体が埋まっていて短期免許では来られないということですかね。
・クラストゥス騎手、土日あわせて19鞍と人気が上昇してきました。日曜は平地11レースのうち10レースで騎乗…ってメインレースだけ騎乗なしですか…。
・今週は銀嶺S、貴船S、奥多摩Sと短距離準オープンが3つも組まれており、いずれも登録頭数が大量だったので馬と騎手の組み合わせがなかなか大変なことになっています。ただ、貴船Sはわりと普通のメンバーになってますね。除外回数を集計していないので何とも言えませんが、2回除外の馬が多数貴船Sに回ったということなのかも。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は岩部騎手、大下騎手、嘉藤騎手、佐藤聖騎手、柴田未騎手、鈴来騎手、高井騎手、鷹野騎手、田中克騎手、田村騎手、田面木騎手、柄崎騎手、中谷騎手、二本柳騎手、畑端騎手。
 
・10頭出しの河内厩舎、吉田隼騎手と4鞍、柴山騎手と2鞍コンビ。関東騎手に依頼するときはまずこの2人ですね。
・池添騎手と西浦厩舎で4鞍コンビ。厩舎主戦を務めていた本田現調教師が騎手引退時、カワカミプリンセス号の鞍上は武幸騎手に、という流れがあって、武幸騎手が厩舎主戦になりかけたこともありましたが、いつのまにかすっかり池添騎手が厩舎主戦ですね。ここ2ヶ月ほど騎乗がほとんどありませんでしたけど、ちょうど厩舎の低迷期(西浦厩舎は3ヶ月半勝利がありません)とも重なってますし、準主戦の長谷川騎手も今年はまだ3勝とアテになりませんし、ここらで一つすがろうという感じでしょうか。
・今年は悩みっぱなしの中村騎手、鶴留厩舎と4鞍コンビ。谷厩舎とともにかなりお世話になっている割に全く結果を出せていない、金沢の重鎮・ビッグドン号を破り重賞勝利を成し遂げたトウショウデザイア号も中央で勝たせることができなかっただけに、今週は何が何でも、の思いではないでしょうか。
・今年3鞍しかない荻野琢騎手と藤岡範厩舎の組み合わせが今週だけで4鞍。シゲルモトナリ号、スリーサンカリスマ号と立て続けの好走が大きく効いているようです。
・国分恭騎手と佐山厩舎の組み合わせでも4鞍。佐山厩舎は起用騎手が現状かなり限定されており、渡辺騎手、石橋守騎手、福永騎手くらいしか騎乗しない(田中克騎手も減量時代からよく乗っていましたがここ2ヶ月騎乗がなく、切れたかもしれません)のですが、国分恭騎手もその仲間入りの印象。
・池江郎厩舎の出走馬には今週も武豊騎手の名がありません。よく見るともう1ヶ月乗ってないんですね。最後に騎乗したダノンパッション号も先週スミヨン騎手に乗り替わっていますし(同レースに出走したエターナルロブロイ号の先約かもしれませんが)、少し間隔が開いているような気がします。とはいえもう少し期間を広げて見てみると、去年もコンビを組んだ回数はだいぶ少ないんですね。一方で、骨折してしまったものの、順調ならリルダヴァル号の主戦としてコンビを組んだはずですし、ここぞの場面で切り札的起用に限定されてきているのかもしれません。
・南田厩舎が7頭出しですが、息子の南田騎手の騎乗も、今年の厩舎主戦の田辺騎手の騎乗もなし。
・長らく勝ち星がなく苦しんでいる武英騎手、美浦修行の際にお世話になった河野厩舎から新馬2頭が回ってきました。美浦遠征中にいろいろ乗せてもらったにも関わらず厩舎低迷の一因となってしまった感があるだけに、ここは結果を出したいところでしょう。
・高橋成厩舎が土曜福島で5頭出し、ついに難波騎手と村田騎手との使い分けが実現しました。基本的には村田騎手騎乗馬のほうが期待度が高そうですが、一方で難波騎手騎乗のメイショウカーター号も時計の掛かる差し馬場ならチャンスがあるはずで、単純に期待度で振り分けているのかどうかよくわかりません。
・数年前にダイワメジャー号を育てた上原厩舎がもう5ヶ月勝ち星なし。そんな中、冠名アドマイヤでおなじみ、近藤利一氏の所有馬が出走します。上原厩舎にアドマイヤは珍しいなと思って見てみると、3歳馬1頭(抹消)と2歳馬2頭しか預託していないようですね。近藤氏の所有馬は何だかんだで打率は高いので、上原厩舎としても結果を出して安定して預託を受けたいところではないでしょうか。
・減量騎手をめったに起用しない藤原英厩舎が新馬戦で国分恭騎手を起用してきました。新馬戦での起用は実に5年8ヶ月ぶり。もっとも、成績を見ると藤原英厩舎が新馬・未勝利戦で減量を起用するときは、勝負になっていないことが多いのですけど。
・領家厩舎が丸山騎手を起用。よく見たら先々週に一度乗せており、その際は7人2着ですね。一時期の千葉騎手のように、ローカル遠征時の減量騎手としての地位を築けるでしょうか。