中央競馬のためにならない話

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出馬表から100417-18

・藤岡康騎手が休業に入りました。病気の痛みがまだあるようですね。来週は騎乗予定とのこと。
・田村騎手の休業期間のおしりが明示されてますね。5月1日より復帰のようです。
・土曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は勝浦騎手、中舘騎手、藤田騎手、三浦騎手。勝浦騎手と藤田騎手は重賞によらない遠征です。黒岩騎手と高田騎手は中山グランドジャンプのための遠征ですが、平地競走も騎乗します。
・ほか、熊沢騎手が珍しく福島へ遠征しています。すべてテン乗りまたは初出走なのですが、何のための遠征なのでしょうか…?
中山グランドジャンプは「騎手の調子・厩舎の調子」で示したように、普段あまり組まれないコンビが多いです。障碍競走は平地競走以上に騎手と厩舎とのつながりが強いと感じているので、一部には主戦騎手の怪我、主戦騎手が他馬に騎乗など斟酌できる理由はあるものの、大舞台で普段頼まない騎手に、というのは少し違和感を感じています。
・珍しいのがクルワザード号における高田騎手と作田厩舎の組み合わせ。過去1回のコンビは実に8年以上前。確かに今年の高田騎手は森厩舎との3連勝など好調ですが、起用するなら元主戦の今村騎手ではないのでしょうかね。
・同様にメルシーエイタイム号の白浜騎手というのも武厩舎としては珍しい起用。近走騎乗していた横山義騎手が骨折ということで白浜騎手に白羽の矢が立ったわけですが、ここも今村騎手なり南井騎手、出津騎手ではいけないのでしょうかね。白浜騎手は大障害コースの騎乗経験が豊富ではありますけど…。
・藤田騎手は中山遠征ではあるものの、7鞍すべて関東馬。クラックシード号のための遠征と思われます。ここで勝てば、この馬で優駿牝馬に、との心積もりでしょうかね。
・先週ビスティー馬との縁切れが予想された勝浦騎手ですが、今週はミカエルビスティー号に乗るためにわざわざ阪神遠征(ここ2戦乗っているビッグスワン号のためという見方もできるでしょうけど)。先週はたまたま他の騎手が騎乗しただけのようですね。
・日曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は秋山騎手、安藤勝騎手、池添騎手、岩田騎手、小牧騎手、浜中騎手、福永騎手、藤岡佑騎手、藤田騎手、和田騎手。みな皐月賞騎乗のためなので、特筆することはないです。
・日曜阪神で熊沢騎手が全レース騎乗します。全レース騎乗はちょうど4年ぶりですがもう42歳、体力的に大丈夫なのでしょうか?
・一方、先週初の全レース騎乗を体験した丸山騎手、今週も土曜は全レース騎乗、日曜は11鞍と週23鞍! 大人気です。
・人気といえば古川騎手、なんと週20鞍。騎手生活15年目にして、週20鞍は初めてのことです。4年前には月10鞍がやっとだった時期もある古川騎手、地道なローカル回りが実を結びました。依頼厩舎も実にバランスが良く、当分ローカル人気が続きそうです。
・日曜の障碍オープンで草野騎手が阪神遠征。阪神は初騎乗で、京都を含めても2度目の関西遠征です。
・鷹野騎手、美浦所属の騎手としての最終週は阪神で3鞍。滞在効果によりすべて関西馬、既に栗東の騎手という感じですね。
・小林淳騎手、今週は8鞍中4鞍が佐藤吉厩舎、4鞍が成島厩舎と集中。地味な人気です。
美浦滞在の芹沢騎手、今週はいつもの新川厩舎と岡田厩舎に加え、関東馬4頭。美浦厩舎はいずれも新鮮な組み合わせで、関東への売り込みはわりとうまくいっているようですね。まあそのうちアースマリン号は、栗東所属時に芹沢騎手が騎乗していた馬ですけど。
・先週わずか1鞍だった西村騎手、今週は自厩舎3鞍を含む5鞍ですが日曜のみ…。レースに慣れるためには一日でまとめて乗るのがいいのか、少なくても土日とも乗るのがいいのかはわかりませんが、とにかくどうも騎乗数が安定しません。
・高倉騎手が15鞍騎乗。所属の崎山厩舎は今週8頭出しで、うち7頭を高倉騎手が騎乗する阪神で使うのですが、それでも高倉騎手の騎乗は1鞍です。序盤の崎山師の猛プッシュが功を奏して、高倉騎手の馬集めが完全に軌道に乗ったようです。
・先週人気馬をきっちり持ってきて週3勝と、減量がなくなったばかりの時期に格好のアピールができた田中健騎手、今週は3鞍と厳しい…。去年の黛騎手の例といい、固め撃ちの効果というのは翌週というより翌々週以降に出てくるのでしょうかね? 翌週くらいは既に出走予定馬や鞍上が固まっていそうですからね。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は岩崎騎手、大下騎手、荻野要騎手、加藤騎手、小林久騎手、柴原騎手、田島騎手、田面木騎手、千葉騎手、柄崎騎手。
 
・粕谷厩舎が12頭出し。複数依頼しているのが柴田大騎手と中谷騎手というのが渋いです。
・鮫島厩舎が11頭出しですが、主に中山や福島で使うということもあって、普段依頼しない騎手が続々。この厩舎としてはかなりバリエーションに富んだ布陣です。
・丸田騎手が長期の騎乗停止を受けた影響でしょう、宗像厩舎と太宰騎手が初のコンビ結成です。該当レースが福島で2頭出しというのも大きいですね。しかし騎乗するグリッドマトリクス号は木幡騎手がずっと騎乗していたのに、その木幡騎手は最近丸田騎手が騎乗していたシンボリローレンス号に。厩舎としてはシンボリローレンス号の方をどうにかしたいということなのでしょうかね?
・武市厩舎と田辺騎手が4鞍コンビ。厩舎主戦の津村騎手が休養している間に一気に食い込みそうな勢いです。
・高橋義厩舎と高橋智騎手が3鞍コンビ。珍しいコンビではないですが、3頭出しはあまりなかったはず。うち1頭は、馬主も高橋姓です。
・本間厩舎と内田騎手が3鞍コンビ。騎手起用が地味というか、土田厩舎と並んで栗東騎手の起用に積極的な厩舎が美浦の大物騎手と週3鞍とは珍しい。内田騎手との縁も、最近だとほとんどゲンスイ号のみ、ショウナンカザン号にもたまに乗ってもらっていた程度なのに、よく3鞍も確保できましたね…。
・音無厩舎と北村友騎手が5鞍コンビ。サンライズプリンス号では降ろされてしまいましたが、大舞台で再度チャンスを与えられることはあるのでしょうか。
・長浜厩舎が渡辺孝男氏のアグネス馬を4頭出し。
・高橋成厩舎の騎手起用が面白いです。キヨシサービスのケイエス馬2頭に太宰騎手、水戸富雄氏のファンドリ馬2頭に幸騎手、松本好雄氏のメイショウ馬2頭に村田騎手、残り2頭に難波騎手。
小島太厩舎が松田騎手や渡辺騎手といった珍しい組み合わせで出走させます。サクラルーラー号なんかは、前走騎乗した小島騎手で良さそうな気もしますが、もともと武豊騎手が騎乗予定だったように、それなりの格の騎手を、という馬主サイドの要望があったのでしょうかねえ。
・須貝尚厩舎と村田騎手が3鞍コンビ。初のコンビ結成にしていきなり3鞍です。騎手を選ぶアドマイヤ馬とのセット依頼ということでしょうか。
・後藤厩舎と的場騎手が4鞍コンビ。3ヶ月ぶりの依頼でいきなり4鞍とは何があったのか。
・新川厩舎と高井騎手と竹園正繼氏のテイエム馬とのトリオで3頭出し。高井騎手はここまで平地で8鞍しか乗っていないのに今週だけで3鞍騎乗です。また、新川厩舎はテイエム馬6頭出し。厩舎所属のテイエム現役馬の半分を一気に使ってきました。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜福島:武市厩舎が6頭出し、粕谷厩舎が5頭出し。土曜中山:鮫島厩舎が遠征で4頭出し。土曜阪神:野村厩舎が6頭出し。日曜中山:高橋裕厩舎が5頭出し、森厩舎が遠征で4頭出し。日曜阪神:武田厩舎が6頭出し、清水出厩舎が5頭出し。