中央競馬のためにならない話

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勝手に福島ヤングバトルシリーズ2010最終結果

先々週示した勝手にヤングバトルシリーズの最終結果です。

順位騎手ポイント一般1着一般2着一般3着若手1着若手2着若手3着若手4着若手5着若手6着以下
1→ 1丸山元気17455421450 54 22
2→ 2小野寺祐太51 5 9 510 5123 2
4→ 3丹内祐次4510 9 510 4 7
6→ 3平野優 45 518 4 54 45
6→ 5田中健 37 9 410 5 324
3→ 6国分優作3510 3 89 5
5→ 7水口優也32 5 6 54345
9→ 8荻野琢真3010 210 8
11→ 9小島太一22 5 1 10 3 3
17→10西村太一19 5 3 1 6 4
8→11国分恭介13 5 6 2
17→11松山弘平13 5 1 4 21
13→13黛弘人 12 5 7
外→14田中克典11 10 1
10→15川須栄彦 9 5 1 21
16→15宮崎北斗 9 5 1 3
13→15千葉直人 9 27
11→18船曳文士 8 5 3
23→19上野翔  7 5 2
13→19菅原隆一 7 7
20→21池崎祐介 6 24
17→22中村将之 4 3 1
20→22草野太郎 4 4
22→24大江原圭 3 3
23→25大下智  2 2
23→26水出大介 1 1
※ポイントなしの騎手は省略。


丸山騎手が2位以下に3倍以上の大差をつけて貫禄の逃げ切りでした。若手騎手競走で10戦5勝、これだけで50ポイント相当ですから圧勝もやむなしです。それにしても2009年の本シリーズで10ポイント(0勝)、年明けの中京シリーズでも30ポイント(1勝)だった騎手がここまで勝ち星を伸ばすようになるとは誰が予想したでしょうか。
上位もほとんど動きはありませんでした。平野騎手は1勝のみでしたが、一般競走で2着6回。たびたび人気薄を馬券圏内に持ってきており、一皮むけた印象ですね。小野寺騎手や水口騎手も後半はやや失速気味、若手騎手競走の掲示板全着順獲得はいずれも達成できませんでしたが、順位的には踏みとどまりました。重賞勝利をきっかけに浅見厩舎以外からの依頼が増えた田中健騎手も引き続き好調を保っており、福島開催を通しての掲示板率はおよそ5割。関東の厩舎から依頼が全くなかったのは残念ですが、次の小倉は関西厩舎が多くなりますので、さらに依頼が増えるものと思われます。
秋の福島開催は、例年以上(調べていないので、感覚の話です)に若手騎手が活躍した印象です。若手騎手競走を除いた3回福島110鞍のうち、若手騎手による1着は26回、2着34回、3着42回。その中心にいたのが1着11回、2着14回、3着14回の丸山騎手であったのは言うまでもありませんが、先に述べた平野騎手をはじめ、他の騎手もちょくちょく馬券圏内に食い込んでおり、若手騎手、特に関東の騎手の成長がうかがえる開催だったのでは、と考えます。福島という場所柄、関東の騎手が目立つのは当然ではありますが。


次のローカル開催は関東の騎手には苦しいロケーションである小倉。関西の若手は多くが小倉で騎乗するものと思われますけど、例年、小倉滞在の関東の騎手は若干名。既にブログで小倉滞在の意向を表明*1している千葉騎手のほかにどれだけ小倉で騎乗するかは微妙な情勢です。せっかく関東の若手が勢いづいているところなので、小倉に行ったほうがよいのでは、と思わないでもないですが、長い目で見ると中山に残って関東の厩舎関係者にアピールしたほうがいいんですかね? 若手騎手競走も組まれていないようですしね。
次の若手騎手競走は、番組を見た感じでは来年4〜5月の1回福島・1回新潟開催になる模様。これらの開催では毎日若手騎手競走が組まれるようなので、また勝手にヤングバトルシリーズを開くつもりです。1回福島開催が6日だけなので、1回新潟の8日と併せて14日間のロングシリーズとして扱うと思います。そのときには丸山騎手はよほどのことがない限り100勝をクリアして参戦できませんし、新人騎手がデビューしていますので、また違った状況になることでしょう。若手騎手競走が関東ローカル開催ばかりになっているのが少々残念ですが…。

*1:JRA騎手千葉直人の斬捨て御免!!「ダメだった」より