- ・新聞報道では松岡騎手が今週復帰とのことでしたが、結局騎乗ゼロで休業のままです。来週復帰でしょうか？
- ・土曜の東西主場への遠征は石橋脩騎手、オドノヒュー騎手、後藤騎手、竹之下騎手、吉田豊騎手、和田騎手。
- ・和田騎手の遠征はそこまで珍しいものではないですが、障碍競走を除く全11鞍騎乗、全馬関東馬というのはあまりないような。関東主場で障碍競走以外全鞍騎乗は2年7ヶ月ぶり3度目、関東主場で騎乗馬が全馬関東馬というのはちょうど6年前に一度だけあります。
- ・和田騎手の今回の遠征目的は何でしょう…。継続騎乗は未勝利戦のフローリア号のみ。フローリア号の本間厩舎とはちょくちょくコンビを組んではいるものの、和田騎手くらいの格で関東馬の未勝利戦のために遠征するかなあという印象です。かといって他の依頼厩舎との関係を見てみても、菊川厩舎と過去10度コンビを組んでいる程度で、他の厩舎とはすべて5回以下、特にディセンバーS騎乗のショウナンアルバ号の二ノ宮厩舎とは初コンビです。和田騎手とショウナン馬といえば先月ショウナンカザン号に騎乗したばかりですが、とくに好成績を挙げたわけでもなく、馬主主導とも考えづらいです。フラワーロック号にも騎乗経験はありますし、マイネル馬にも騎乗はあるものの、やはりフローリア号のためでしょうか？
- ・土曜阪神メインは阪神カップ。関東騎手3名の遠征はいずれもこのレースのためですね。石橋脩騎手はガルボ号という手もあったかとは思いますが、やはりオセアニアボス号ですか。石橋脩騎手が騎乗して以来掲示板を外していない安定ぶりですしね。ガルボ号は藤田騎手に戻ります。
- ・吉田豊騎手がどこへでも乗りに行っていたメジロダイボサツ号が小倉で出走しますが、さすがにサンカルロ号に騎乗。メジロダイボサツ号は中舘騎手。黛騎手ではないんですねと思ったら、黛騎手は同レースでいつもの鶴留厩舎とコンビを組んでいました。
- ・スマイルジャック号にメンディザバル騎手。一昨年の関屋記念以降、やむなく乗り替わりになった昨年のマイルチャンピオンシップ以外はずっと三浦騎手が騎乗していたわけですが、これは降ろされてしまったということでしょうか…。月曜に誕生日と結婚披露宴を控える三浦騎手には厳しい仕打ち。
- ・ここ一年武豊騎手が継続騎乗して、安田記念でもあわやのところを見せたクレバートウショウ号ですが、今回は武豊騎手は騎乗せず。武豊騎手はフラガラッハ号に騎乗です。代わってクレバートウショウ号に騎乗するのが自厩舎の高倉騎手ですから、武豊騎手がフラガラッハ号を選んだということですかね。
- ・マルセリーナ号は今回ルメール騎手。安藤勝騎手も阪神にいるのですが、土曜は未勝利1鞍のみです。松田博厩舎がルメール騎手を起用するイメージがなく、実際2歳馬のアンコールピース号を2度乗せただけなんですけど、馬主主導の人事なんでしょうか。
- ・前走はミキノバンジョー号に乗りに来なかった太宰騎手ですが、幸騎手がシルポート号に騎乗することもあってか、今回は乗りに来ます。
- ・中山メインはオープン特別のディセンバーS。スズジュピター号に嶋田騎手とは、他に騎手はいないのかという感じですが、予定していた丸山騎手が騎乗停止になったので急遽、という感じでしょうか。横山典騎手も空いているのですが、高橋裕厩舎とつながりがないですからね…。
- ・同じことはカルマート号にも言え、中谷騎手とは。こちらは厩舎的に横山典騎手でもおかしくないのですけど、夏場はともかくこの時期の52kgはきついのでしょうか。
- ・スマイルジャック号だけでなくフォーエバーマーク号にも騎乗できなかった三浦騎手はこちらでスマートステージ号に騎乗。悔しさをぶつけられるでしょうか。
- ・田中剛厩舎に転厩して入障かと噂されるホクトスルタン号は今回も平地競走を使っていますが、鞍上は柴田大騎手。いよいよ次走入障になるのでしょうか。
- ・中山の障害未勝利戦が熱いです。2年以上勝利のない金子騎手と大江原騎手が有力馬に騎乗と、いずれかの久々の勝利が期待されます。
- ・今月未勝利の武豊騎手、現在51連敗と近年に見られないスランプ。土曜騎乗予定の9鞍で勝てないと60連敗となり、自己最多連敗記録を24年7ヶ月ぶりに更新することになってしまいます。布陣を見る限りそこまではいかないように思いますが…。
- ・関西主場ですらなかなか見られない竹之下騎手が中山に登場。関東主場への遠征は4年半ぶり、中山遠征となると7年8ヶ月ぶりです。で、騎乗2鞍がいずれも関東馬なんですよね。除外馬を見ても関西馬の非当選馬はいないようなので、関西馬の遠征に帯同して、というわけではなさそう。新馬戦の小桧山厩舎とは初コンビ、未勝利戦のオオタニジムチョウ号には騎乗経験があるので後者のための遠征っぽいですが、呼ばれて遠征するような成績でないのも事実。…と、よく見たらオオタニジムチョウ号の馬主の國分純氏が古くはジュンノホープ号、最近だとカアチャンコワイ号やブルボンノキセキ号で竹之下騎手と縁のある馬主でした。國分氏の所有馬でいちばんの好成績を挙げているのが竹之下騎手というレアケース。馬主に乞われての遠征のようですね。
- ・先週復帰した武幸騎手、今週は小倉で騎乗です。このまま滞在ですかね。主場で見られるのはもう少し先になりそうです。
- ・日曜の東西主場への遠征（障碍競走を除く）は池添騎手、岩田騎手、ウィリアムズ騎手、北村友騎手、小牧騎手、佐藤騎手、菅原騎手、高橋亮騎手、浜中騎手、藤岡佑騎手、メンディザバル騎手、ルメール騎手。高橋亮騎手は1鞍遠征。
- ・小倉開催の愛知杯にあわせ、平野騎手、福永騎手、和田騎手が小倉に出向いています。愛知杯って日曜でしたっけ？と思いましたが去年から日曜だったんですね…。
- ・オドノヒュー騎手が初めて関西主場で騎乗します。
- ・朝日杯FSは抽選突破組が2頭。うち、ショウナンラムジ号は岩田騎手が抽選対象にも関わらず遠征してきました。それだけ同馬に期待しているのかもしれませんが、単にケイアイヘルメス号、デミチンタ号等である程度騎乗馬が担保されていたからこその遠征かもしれませんし、ショウナンラムジ号が抽選に落ちてハクサンムーン号が抽選を通ったらAB投票でハクサンムーン号に騎乗していたかもしれませんし、一概にショウナンラムジ号を買っているとも言い切れない感があります。
- ・マイネルロブスト号は松岡騎手復帰の見通しが立たなかったためか、蛯名騎手を確保してきました。外国人騎手ではないものの、中山にいる組でいうと石橋脩騎手、柴田大騎手、中谷騎手、三浦騎手あたりを配してこなかったのはそれなりに勝負に出たということなのかもしれません。
- ・ニンジャ号に藤岡佑騎手。メンディザバル騎手が乗れないのなら藤岡康騎手に戻しても、とも思いますが、藤岡康騎手は阪神でシルクフォーチュン号に騎乗で下。なら仕方ない。
- ・本項で何度か触れているように今年からローカル回りの勝浦騎手、今年初のGI騎乗です。
- ・須貝厩舎と清水久厩舎がGI初出走、西浦厩舎が2年1ヶ月ぶりのGI出走です。高橋裕厩舎は先週のアラフネ号が2年2ヶ月ぶりのGI出走でした。
- ・愛知杯はいかにもローカル重賞みたいなメンバーですね。
- ・ラフォルジュルネ号に川須騎手。アドマイヤテンクウ号で初めて乗せて以来、何も乗せずにいきなり重賞ですか。田辺騎手を呼び寄せるのかと思いましたがそういうわけではなかったですね。
- ・ミクロコスモス号に上村騎手が騎乗。角居厩舎とは半年ぶりのコンビです。重賞では2年半ぶり2度目。
- ・中村騎手が久々に平地重賞に騎乗。平地重賞騎乗は2年3ヶ月ぶりです。障碍競走にシフトしつつもいまだ50kgで乗れるというのはすごいです。
- ・阪神メインはギャラクシーS。他場が重賞であるせいか、若干薄めの騎手メンバーです。とはいえ武豊騎手も安藤勝騎手も川田騎手も藤田騎手もデムーロ騎手もいるんですけどね。もっとも、デムーロ騎手はギャラクシーSでは騎乗馬がいません。
- ・メイショウデイム号に渡辺騎手が騎乗。佐山厩舎は一時渡辺騎手を主戦格で起用していたにも関わらずことし初夏からぷっつりでしたが、秋から関係が復活しています。騎手の薄さや同馬への騎乗経験等、アドバンテージはあるにせよ、オープンクラスを任せるということで着々と関係良化に向かっているのでしょうか。
- ・高倉騎手がコンティネント号に騎乗。音無厩舎が高倉騎手を乗せるのは久しぶりで実に11ヶ月ぶり。マカリオス号やオウケンマジック号を勝たせるなど、悪い成績ではなかっただけに、この空白が不自然に思えます。
- ・高橋亮騎手がニシオドリーム号とともに遠征。急激に騎乗が減った時期に併せて遠征もなくなり、関東主場への遠征は実に9年9ヶ月ぶりです。関東主場遠征の2走前がキタサンチャンネル号の東京優駿…。
- ・菅原騎手は自身の2勝目をプレゼントしてくれたミキノクレシェンド号の昇級戦に合わせての遠征。3月の震災特別編成の際は阪神での騎乗が1鞍しかなく、実質今回が初めての騎乗のようなものです。
- ・今週の1鞍騎手（障碍競走除く）は安藤光騎手、上野騎手、高橋亮騎手、田中克騎手、田中健騎手、中村騎手、二本柳騎手、畑端騎手。
- ・西園厩舎が12頭出し。朝日杯FSで抽選を突破したハクサンムーン号に騎乗の田中勝騎手には、同レースで非当選となったヴァリアシオン号も依頼しています。また、エイシン馬・エーシン馬を合わせて4頭出し。
- ・東京開催はありませんが、矢作厩舎が12頭出し。うち阪神に9頭出走です。
- ・南井厩舎と岡部誠騎手、古川騎手が3鞍ずつコンビ。
- ・角居厩舎とオドノヒュー騎手が5鞍コンビ。身元引受調教師ということもあり、そろそろ勝ってもらわねばかっこうがつかないということでしょうか。
- ・大江原厩舎と田辺騎手が4鞍コンビ。今年ここまで6鞍、最後の騎乗は10月末ですから、週4鞍はいかにも多い印象です。何かあったのでしょうか。
- ・和田一厩舎と丹内騎手とスピードファームとで2鞍。スピードファームが丹内騎手をよく乗せるのだろうかと思って見てみても、今年は2鞍騎乗があっただけ。その2鞍をいずれも掲示板に持ってきていることが評価されたのでしょうか？
- ・大久保洋厩舎が上村騎手や津村騎手を乗せています。いずれもことし1鞍しか乗せていませんが、その1鞍がともに2着。イメージは悪くないようで。上村騎手は小倉でメジロ馬の依頼なので、黛騎手はどうしたと思ったら、メジロダイボサツ号のときと同様鶴留厩舎とのバッティングでした。
- ・領家厩舎が菅原騎手を乗せています。減量騎手確保に試行錯誤中の領家厩舎、菅原騎手にまで手を伸ばすとは…。
- ・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜中山：伊藤正厩舎、大江原厩舎、小島太厩舎、和田一厩舎が5頭出し。土曜阪神：西園厩舎が7頭出し、崎山厩舎が5頭出し。土曜小倉：中村厩舎が5頭出し。日曜中山：畠山重厩舎が6頭出し、池上厩舎、田村厩舎、天間厩舎が5頭出し。
