中央競馬のためにならない話

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出馬表から120602-03

・今年は今週からが夏競馬、新馬戦もスタートします。
・丸田騎手が復帰。また、韓国遠征中の上野騎手はどうやら帰ってきた模様。もっとも、今週は騎乗がありません。
・土曜の遠征(障碍競走除く)は柴田善騎手、松田騎手、吉田豊騎手。
・松田騎手は前回除外のデジタルキャッシュ号が満を持しての出走ということでこのための遠征です。
阪神メインはこの時期に移った鳴尾記念宝塚記念へのステップレースということで12月に移行した金鯱賞の代替レースになるので、メンバーがGIIクラスになっています。数年後にはGIIに復帰するかもしれないですね。
・早い時期から安田記念を目標にしておきながらペルーサ号のレーティングの煽りを食って補欠1番手になってしまったショウナンマイティ号は結局安田記念除外、ここに出走してきました。
吉田豊騎手がダンツホウテイ号のために遠征してきました。関西馬騎乗のために関西主場に遠征してきた例というと、08年阪神JFイナズマアマリリス号)以来でしょうか。もっとも、この時は大久保洋厩舎の準オープン馬にも2頭騎乗していますので、テン乗りだった阪神JFがおまけの可能性もあります。明確な関西馬騎乗のための遠征例だと3年半前、08年のマイルCSブルーメンブラット号)が直近になります。
トーセンラー号に岩田騎手、藤原英厩舎の現主戦ながら、トーセンラー号への騎乗は初めてです。
・東京メインの麦秋Sは準オープン、先述のデジタルキャッシュ号は2年ぶりの出走になりますが、シャルルマーニュ号も2年ぶり。2年ぶりの馬が2頭出てくるレースというのはなかなかないように思います。
・キングパーフェクト号が久々に岩部騎手に戻ります。
スズカコーズウェイ号が入障します。平地重賞優勝馬の入障は今年はマンハッタンスカイ号、ショウナンアルバ号、ホクトスルタン号に続き4頭目。昨年は平地重賞優勝馬の入障がなかったので、今年はちょっと多いですね。
・日曜の遠征(障碍競走除く)は安藤勝騎手、池添騎手、岩田騎手、ウィリアムズ騎手、大野騎手、嘉藤騎手、川島騎手、川田騎手、北村友騎手、小牧騎手、武豊騎手、中舘騎手、浜中騎手、福永騎手、藤岡佑騎手、幸騎手、村田騎手。安藤勝騎手と川島騎手は重賞1鞍遠征、嘉藤騎手は1鞍遠征。
・東京への遠征組はほとんどが重賞騎乗のためですね。唯一幸騎手が重賞に騎乗しない形での遠征になりますが、ユニコーンSホッコータルマエ号が除外されて青梅特別に再投票されていますから、重賞騎乗のための遠征、ということにはなります。
・従来ユニコーンSの時期は下級条件がまだ4歳以上の競走なので除外されても数少ない3歳1000万下条件に目標を切り替える程度でしたが、今年は今週から3歳以上の競走になったため、ユニコーンSを除外になった13頭のうち4頭が同日の青梅特別に再投票しています。
阪神への遠征組はバラエティに富んでいます。嘉藤騎手はお手馬ママキジャ号のため、中舘騎手はおなじみのGI裏開催遠征。村田騎手も基本的にはGI裏開催遠征にあたると思われますが、5鞍中騎乗経験のある馬が4頭いますし、とくにお手馬オールアズワン号、継続騎乗中のゲットアヘッド号がいますので、GIを避けて、というよりはこれらのための遠征という感じです。
・大野騎手の遠征は3鞍コンビの安田厩舎のためと見るのが妥当でしょうか。両者はメイショウテキーラ号やフレデフォート号での縁がありますが、今回のメインはスプリングソング号やカレンチャン号の下であるカレンシェリーメイ号でしょうかね。前走初出走ながら大野騎手が2着に導いており、手応えを感じての志願の遠征、という感じかと想像します。安田厩舎もその意気に応えたのか、ロードバリオス号やロードカナロア号の下であるアウトシャイン号、ここまで3着を外していないグッドマイスター号を回すという粋な計らいを見せています。土曜にも準オープンで1鞍依頼があって週4鞍、今週結果を残せば両者の関係はだいぶ強化されることになりそうですね。
・今週のGIは安田記念。中間から話題になっていたように武豊騎手が久々にローズキングダム号に騎乗。ジャパンカップ勝馬安田記念出走は初めてです*1
・ウィリアムズ騎手がサダムパテック号に騎乗する関係で、ドナウブルー号に川田騎手が騎乗。妹のジェンティルドンナ号に引き続き、GIでの手綱となります。
コスモセンサー号は松岡騎手が騎乗しますが、ここは幸騎手でもいいような…。
スマイルジャック号は前走に引き続き丸山騎手。元主戦の三浦騎手は今年好調ですが、それでも乗れないんですね。去年のマイルチャンピオンシップを最後に、三浦騎手は小桧山厩舎の管理馬にも齊藤四方司氏の所有馬にも騎乗していません。切れたということでしょうか。
安田記念に引き続き、ユニコーンSが組まれています。今年は11/24抽選でした。賞金上位だったのはオースミイチバン号、レッドクラウディア号、メジャーアスリート号、タイセイシュバリエ号、ネオヴァンクル号。これらはしっかり騎手を抑えていた感じです。
・抽選を突破した馬の中でお手馬がかち合った藤岡佑騎手は、ワイドバッハ号ではなくキングブレイク号を選択。
・2頭出しの2厩舎は、藤沢和厩舎が内田騎手と北村宏騎手を確保したのに対して、河内厩舎は池添騎手と丸田騎手。ちょっと騎手確保が後手に回ったような印象。
阪神メインのストークSではスマートシルエット号に藤田騎手が騎乗。大久保龍厩舎のそれなりの馬に騎乗するのは久々です。一昨年の秋から1年以上ほぼ断絶状態(途中1鞍あったのみ)でしたが、ここ最近で急速に戻っているようです。
・来週から函館開催ということで、既に函館に渡って集中的に調教をつけていると見られる騎手(今週騎乗のない騎手)もちらほら。上村騎手、小林徹騎手、長谷川騎手、黛騎手あたりは既に函館入りしていそうです。今週騎乗停止の四位騎手も渡っているでしょうかね。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は安藤勝騎手、小島騎手、菅原騎手、武幸騎手、田中健騎手、長岡騎手、西田騎手、野元騎手、畑端騎手、プレブル騎手、山崎騎手。安藤勝騎手(とプレブル騎手)はGI1鞍騎乗です。
 
・大橋厩舎が10頭出し、酒井騎手と3鞍コンビ。
・戸田厩舎と福永騎手が4鞍コンビ。相変わらずの福永騎手偏重です。
・小笠厩舎と丸山騎手が4鞍コンビ。そんなに多いコンビなのかと思って見てみたら、準主戦格で騎乗してるんですね…。とはいえ、週4鞍というのはおそらく初めてです。
・先週3鞍あった佐々木厩舎と菱田騎手とシチー馬のトリオ、今週も2鞍あります。1鞍は連闘ですが。
・堀厩舎は東京で5頭出しなのに、すべて関西騎手を乗せるという少しおかしなことになっています。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜東京:小笠厩舎、国枝厩舎が5頭出し。土曜阪神:大橋厩舎が7頭出し、安達厩舎、梅田智厩舎が5頭出し。日曜東京:戸田厩舎、藤沢和厩舎が6頭出し、堀厩舎が5頭出し。日曜阪神:梅内厩舎、大久保龍厩舎、大根田厩舎、境厩舎、山内厩舎が5頭出し。

*1:ウオッカ号の場合は安田記念優勝後にジャパンカップを優勝、その後安田記念出走なし