中央競馬のためにならない話

客観的事実・データから妄想を繰り広げます。

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出馬表から121201-02

・今週から中山、阪神、中京開催です。いよいよ年の瀬。
・北村友騎手が復帰しますが、休業騎手は一気に増えています。過去の未整理だった分を含めると、林騎手が3週前から、森騎手が2週前から、佐藤騎手が先週から休業。佐藤騎手は先週のレース中の大怪我によるものですが、林騎手と森騎手は日付からして調教中の怪我のようです。森騎手については武豊騎手も日記で言及していたようで。
・小牧騎手が今週から復帰予定でしたが見送られました。
・岩田騎手がジャパンカップの騎乗により今週騎乗停止、来週も香港スプリントで出張なので、2週間中央騎乗がないことになります。浜中騎手のリーディング獲得がますます濃厚に。
・土曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は飯田騎手、川島騎手。飯田騎手の中山騎乗は約4年ぶり、ホッコータキオン号の朝日杯FS以来です。通算でも14度しか騎乗がありません。日曜も中山で、土日とも中山というのは自身初。
・中京で重賞が開催されるため、柴田大騎手、武豊騎手、デムーロ騎手、浜中騎手、横山典騎手、ルメール騎手が中京へ。また、松田騎手が主場へ。ヴォルカニック号のためでしょうね。
・土曜は重賞が2鞍。中山のステイヤーズS、中京の金鯱賞です。冬の金鯱賞…。
ステイヤーズSは頭数こそフルゲートですが、6頭が格上挑戦です。また、6歳以上が10頭と、いつものメンバー感が強いです。
・ファタモルガーナ号が出てきました。ここ数戦から敢えて左回りを選んでいたのかと思っていましたが、あっさり右回りのレースに。
・長距離レースの長老、トウカイトリック号が今年も出走。実に6度目の出走になります。騎乗する北村宏騎手はお手馬のネオブラックダイヤ号が出走するのにこちらに騎乗。まあ、選んだというよりは先約ですかね。
・前走、久々の芝レースで切れを見せたデスペラード号、内田騎手を配してきました。
ケイアイドウソジン号に蛯名騎手、2年10ヶ月ぶりの騎乗です。
フォゲッタブル号にムーア騎手。これで6戦連続外国人騎手です。
金鯱賞、佐藤騎手の怪我により鞍上が空いたアーネストリー号には吉田隼騎手が収まりました。急なことでしたし、空いていて、かつこの先も乗ってもらえそうな中で最善の選択をした、という感じでしょうか。
・池江厩舎が2頭出し。ルメール騎手は前走自身が勝たせたダノンバラード号ではなく、オーシャンブルー号に騎乗。ダノンバラード号は北村友騎手が復帰早々の騎乗です。ダノン馬と北村友騎手といえば厩舎は違えどダノンヨーヨー号が思い浮かびます。いつも肝心のところでうまく乗れない、もしくは一歩届かない騎乗が多いので、期するものがあるように思います。
アスカクリチャン号に松山騎手。このような馬も回ってくるのですから本当に今年は松山騎手の年です。
ロードオブザリング号に川須騎手。池添騎手は乗りに来ないんですね。阪神で何に乗るのかと思って見てみましたが、うーん、ルミナスウイング号とダノンチャコ号の安田厩舎2頭、このあたりのための阪神残留でしょうか?
ダイワマッジョーレ号は引き続き丸田騎手。タイミング良く結果を出して、とうとう古馬重賞まで一緒です。ずっと丸田騎手で来ているのは関東圏でばかり使っている事情もあるのでしょうが、ここまで来ると関西の重賞であっても乗りに来るんでしょうね。
・中山では暮れの大一番である中山大障害へ向けてのステップレース、イルミネーションジャンプSが開催されます。
・また、当レースには出走しませんが、阪神の最終レースにスプリングゲント号が出走。平地を一叩きして、中山大障害でしょう。
・柴田大騎手が中京に行った関係でマジェスティバイオ号は山本騎手が騎乗。本番は柴田大騎手に戻るようです。となるとマイネルネオス号はどうなるのでしょう、と思ったらまだ厩舎に戻ってきていませんでした。これは間に合わなさそう。
・お手馬が被るようになった金子騎手はゴールデンガッツ号を選択。リリースバージョン号は江田勇騎手です。
・コスモソユーズ号に何と高嶋騎手が騎乗。高嶋騎手…? 今年の中山グランドジャンプ3着馬に、障碍競走はおろか平地競走でも勝ったことのない高嶋騎手が騎乗するというのは何とも不自然。主戦の平沢騎手はどうしたのかと見てみると、ボストンプラチナ号に騎乗。平沢騎手が自ら降りたとは考えづらいですし、マイネル馬ということで馬主の強権が発動されたんでしょうかね。それでも高嶋騎手という選択は、純粋に優勝や賞金を狙う意味ではどうかと思いますが。もちろん、高嶋騎手自身にとってはまたとないチャンスなわけで、気合の入るところです。
・日曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は飯田騎手、内田騎手、古川騎手、ムーア騎手。
ジャパンカップダート、先週のレースによってローマンレジェンド号、エスポワールシチー号と有力馬2頭の鞍上が急遽いなくなりましたが、前者にはデムーロ騎手が、後者には武豊騎手が騎乗となりました。もともとデムーロ騎手がグレープブランデー号、ルメール騎手がミラクルレジェンド号、という予定だったようですが、それを覆すほどの力がローマンレジェンド号の馬主の太田美實氏にあったのでしょうか、といってもすべて社台ファーム生産ですから、社台間の融通ということなのでしょうね。
・小牧騎手が騎乗できなくなったナイスミーチュー号には福永騎手が騎乗。急遽の手配で福永騎手が空いていたというのは、馴染みのトゥザグローリー号もダノンカモン号も出てくるのにそれらへの騎乗予定がなかった、ということであり、下手したら関西のGIなのに騎乗馬がいない事態になっていたのかもしれません。GIであまり結果を出せていませんし、リーディング上位とはいえ、福永騎手を取り巻く環境は案外と厳しいのかも。
・ということで福永騎手が騎乗しないトゥザグローリー号はウィリアムズ騎手、ダノンカモン号は池添騎手が騎乗します。
・中山メインはオープン特別のターコイズS。格上挑戦が6頭ですが、馬齢重量+1kgのハンデの馬が5頭もおり、牝馬限定のオープン特別競走としては上位のレベルが高い印象です。
・松岡騎手はアイスフォーリス号ではなくサウンドオブハート号に騎乗、アイスフォーリス号は津村騎手。
トーセンベニザクラ号には横山典騎手です。柴崎厩舎とはタッチミーノット号の縁がありますね。
オメガハートランド号に田辺騎手。石橋脩騎手はチャームポット号なので、降ろされた感が強いです。
・柴田善騎手がアミカブルナンバー号に継続騎乗。柴田善騎手の51kgは何と15年ぶり、期待の大きさがうかがえます。
・古川騎手はこのレースのギンザボナンザ号のための遠征ですね。池上厩舎のギンザ馬には条件戦でも騎乗があり、気に入られたようで。
レディアルバローザ号は大野騎手が騎乗。大野騎手はたまにロード馬に騎乗していますから、そのあたりから実現した騎乗ということになるのでしょうか。
・新潟開催、福島開催に引き続き、今回の中京開催でも全日若手騎手競走が組まれています。中京は美浦からも栗東からも行きやすいからなのか、土日とも若手騎手競走はフルゲート。大下騎手、国分優騎手、田村騎手といったほとんど参戦しないメンバーも見られ、楽しめそうです。国分優騎手はすっかり主場の騎手で若手騎手競走に出られないイメージでしたが、まだ通算79勝、若手騎手の有資格者でしたね。
・安藤騎手がおやすみです。11月からの週あたりの騎乗数は2鞍→1鞍→0鞍→1鞍→0鞍。セーブしすぎです。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は鈴来騎手、高田騎手、二本柳騎手。少ない。
 
・田村厩舎と菅原騎手が2鞍コンビ。この秋はオチャノコサイサイ号でいいところがありましたが、今年0勝の菅原騎手を2鞍乗せるとはずいぶん太っ腹です。
・角居厩舎と菱田騎手が3鞍コンビ。角居厩舎は減量騎手をあまり起用しませんが、最近は中井騎手、菱田騎手をぽつぽつ乗せています。今回の3頭はすべて継続騎乗であるものの、この感じでは菱田騎手が厩舎の主戦減量騎手に収まるかもしれません。
・橋口厩舎と川須騎手が3鞍コンビ。小牧騎手はいませんし、主場で使うわけではないので仕方ないとはいえ、そのような状況なら上村騎手がいるというのに…。上村騎手とはもう2ヶ月半コンビがなく、上村騎手に相当する役回りとして川須騎手が起用されているということなのかもしれません。
・友道厩舎とウィリアムズ騎手が5鞍コンビ。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜中山:田村厩舎が7頭出し。土曜中京:池江厩舎、角居厩舎が5頭出し。土曜阪神:石坂厩舎が5頭出し。日曜中山:大和田厩舎が5頭出し。日曜中京:湯窪厩舎が5頭出し、畠山重厩舎が遠征で5頭出し、伊藤大厩舎、加藤和厩舎が遠征で4頭出し。日曜阪神:松田博厩舎が5頭出し。