中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子0912

ちょっといまさらの感はありますが、一応まとめておきます。

武豊騎手が13勝で月間トップでしたが、ご存じのとおり内田騎手には届かず、リーディング獲得ならず。最終週に4勝と意地を見せましたが、月間で2着11回、うちクビ差負け4回というのが痛かったですね。
・中山得意(2009年通算で見ると連対率は関東4場で最も低いのですが)の蛯名騎手が13勝。2着3着が合わせて11回と、勝ちきるケースが非常に多かったです。
・内田騎手はワールドスーパージョッキーズシリーズ週に0勝、3着も16回と勝ち切れない場面が多かったですが、10勝とまとめてリーディングを獲得。
・障碍競走は五十嵐騎手が2勝で障碍14勝、リーディング逃げ切り。西谷騎手も最終的には11勝とまとめてきました。
・秋山騎手が9勝と、年間47勝の5分の1を12月に稼ぎました。うち中京で8勝、阪神で1勝。騎乗数自体、中京36回、阪神24回ではありますが、久々に「中京の秋山」をまざまざと見せつけました。
・全体的に各騎手に勝ち星が分散して、外国人騎手含め勝ち星を挙げた騎手が84人。8勝のデムーロ騎手、中舘騎手、7勝の北村宏騎手以下は団子状態です。
・そんな中、今年いまいち勝ち切れない後藤騎手が6勝3着11回、和田騎手が3勝2着10回と、相変わらずのところを見せました。
・上位騎手は長期間でならすと1着>2着>3着となることが多いですが、和田騎手は自己最多の70勝をマークしたにもかかわらず2着73回、3着68回と綺麗に平均的。ある意味安定していると言えそうです。
・藤田騎手と小牧騎手はともに6勝でしたが、複勝率は20%を割り込み、あまり調子はよくなかったと言えそう。特に小牧騎手はGI勝ち、オープン特別勝ちはあったものの複勝率は14.8%、信じると痛い目に遭うパターンでした。
・松田騎手は5勝と他騎手に比べると多いわけではありませんが、自身としては好成績で、複勝率も40%と鬼神の如き働き。1ヶ月単位の内容としては自己ベストに近いものでした。
・11月に12勝だった松岡騎手、騎乗停止があったものの3週間で2勝とブレーキ。
・12月2勝の主な騎手は江田照騎手、勝浦騎手、北村友騎手(休養2日あり)、鮫島騎手、角田騎手、藤岡康騎手、松岡騎手(騎乗停止2日あり)、村田騎手、吉田隼騎手、吉田豊騎手。鮫島騎手は久々の勝利。
・12月1勝の主な騎手は石橋脩騎手(騎乗停止2日あり)、大野騎手、木幡騎手、柴山騎手、田中博騎手、津村騎手、古川騎手、松山騎手。
・12月0勝の主な騎手は石橋守騎手、大庭騎手、荻野琢騎手、武幸騎手、太宰騎手、福永騎手(休養3日半あり)、武士沢騎手、丸山騎手、宮崎騎手。太宰騎手と宮崎騎手は連対もありませんでした。
 
・厩舎の月間トップは6勝、池江郎厩舎と藤原英厩舎がマーク。
・関西の調教師リーディングは5勝を積み上げた矢作厩舎に対して音無厩舎が1勝と息切れ、矢作厩舎が見事関西リーディングを獲得しました。
・梅田智厩舎、沖厩舎、小島茂厩舎が4勝、年間の勝利に比べると好調だったと言えそう。
・しばらく勝てなかった西浦厩舎と吉田厩舎が揃って勝利。
・年間33勝の尾形厩舎や32勝の二ノ宮厩舎が12月は1勝と足踏みでした。
・12月に勝てなかった主な厩舎は伊藤圭厩舎、岡田厩舎、萩原厩舎、本田厩舎、松永昌厩舎、村山厩舎。
・和田一厩舎はついに連対のないまま新年を迎えました。年明け最初のレースで初の連対を果たしましたが、依然として厳しい状況です。