中央競馬のためにならない話

客観的事実・データから妄想を繰り広げます。

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出馬表から100109-11

・3日開催、今年の中央競馬が本格的にスタートします。
・3日間トータルの最多騎乗者は内田騎手の32鞍。障碍競走を除くと、騎乗しないのは2鞍のみ。さすがです。今年は1,000回騎乗を達成できるでしょうか。
・土曜の遠征(障碍競走除く)はなし。さすがにオープン競走が障碍競走のみ、メインはいずれも準オープンだと遠征というところまでは行きませんね。両場ともハンデ戦というのは面白そうですが。
・日曜の遠征(障碍競走除く)は木幡騎手、三浦騎手、幸騎手。
・木幡騎手が重賞騎乗のために関西主場へ遠征するのはタケミカヅチ号に騎乗した一昨年のシンザン記念以来。重賞以外も含めると昨年5月に一度来ています。
・幸騎手は重賞騎乗馬がいない関係もあるのでしょうが、セイクリムズン号のために中山遠征。ジャニュアリーSに遠征している10頭の関西馬のうち、騎手も遠征してきたのは幸騎手のみ(ビクトリーテツニー号のように、もともと横山典騎手が主戦である馬もいますが)。相当期待しているように思われます。
・月曜の遠征(障碍競走除く)は赤木騎手、安藤勝騎手、四位騎手、藤岡佑騎手。赤木騎手は重賞によらない遠征で1鞍遠征。想定を見る限り、重賞で除外されたわけでもなさそうです。また、安藤勝騎手と藤岡佑騎手は重賞騎乗馬が抽選対象でしたが、敢えて遠征してきました。
・月曜のフェアリーSで嘉藤騎手が2年1ヶ月ぶりの重賞騎乗。前回はもっと前かと思っていましたが意外と最近でした…。主場での重賞騎乗は6年4ヶ月ぶりです。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は伊藤直騎手、岩部騎手、小野騎手、加藤騎手、小島騎手、小林慎騎手、高井騎手、高橋智騎手、高山騎手、田面木騎手、千葉騎手、橋本騎手、船曳騎手。
・前走郷原騎手の馬が軒並み乗り替わってるなと思ったら昨日から休業しているんですね。怪我でもしたのでしょうか。
 
・厩舎の出走数の最多は加用厩舎、松永幹厩舎、尾形厩舎の11頭。3日開催とはいえ二場開催だからか、思ったより控えめな印象です。
・加用厩舎が古川騎手に2頭依頼しています。2鞍コンビというのはたいした数ではないですけど、年に1〜2回くらいしか見られないコンビなので珍しい。今回も騎乗するマルブツエンペラーを勝たせたことがきっかけでしょうが、新馬戦にも騎乗するとなると調教でも食い込んでいる様子。古川騎手といえば武田厩舎と南井厩舎に太いパイプがあって、ほか福島厩舎や湯窪厩舎あたりと懇意ですが、パイプが広がるのはいいことですね。一昨年あたりから古川騎手の流れがいいです。
・普段減量をほとんど起用しない松永幹厩舎(昨年の減量起用は全体の約7%)が3鞍で減量起用。
・尾形厩舎と蛯名騎手で3鞍コンビ、この厩舎に蛯名騎手というのは珍しいなと思って見てみると、昨秋から突然増えているようで。それもそのはず、昨年のコンビ成績は(3.3.3.2)。なんだこのハイアベレージ。
・目野厩舎と藤田騎手で月曜に3鞍コンビ。昨年4鞍、一昨年ゼロという中で一日3鞍は何があったのかという変化。目野厩舎といえば小林徹騎手で、その小林徹騎手と藤田騎手の仲の良さは藤田騎手のブログからもわかりますが…。今回騎乗のナイスシャトル号には昨年の北海道シリーズで騎乗しており、それを頼むなら他の馬も、ということでしょうか?
・田村厩舎と中舘騎手が5鞍コンビ。もともと吉田豊騎手、内田騎手と並ぶ厩舎の主戦で、厩舎に所属していた時期もあった?くらいではありますが、それでも週5鞍というのは珍しいです。
・佐々木晶厩舎が8頭出し、すべて佐藤哲騎手が騎乗です。
・通算200勝にリーチの池添厩舎、息子の池添騎手に6頭、所属の松山騎手に2頭という8頭で臨みます。決めに来た感じがします。
・中竹厩舎のバローズ馬に当たり前のように角田騎手、今週は2頭。除外になってしまいましたが、マックスバローズ号がシンザン記念に出走していれば同一騎手・厩舎・馬主で3頭出しになるところでした。
・今週の小島貞厩舎と田嶋騎手のコンビは6鞍。
・松永昌厩舎の管理馬に1年ぶりに安藤勝騎手が騎乗。過去5回、うち4回はエーシンビーセルズ号というほとんどつながりがないコンビですが、福永騎手の負傷も影響したのでしょうかね。
・佐山厩舎・四位騎手・阿部雅一郎氏(冠名ヒシ)の新馬戦が2鞍。佐山厩舎と四位騎手のコンビといえば、昨年暮れに阿部氏所有のヒシロイヤル号を人気で飛ばしたくらいしかなく、その前となると一昨年4月、スマートギア号の未勝利戦まで遡るのですが、どういう風の吹き回しでしょう。ここも福永騎手の負傷が影響しているのでしょうか。
・伊藤大厩舎と田辺騎手が3鞍コンビ。昨年開業でまだ起用騎手の傾向がはっきりしませんが、3鞍コンビということ自体が厩舎にとって珍しいです。
・河内厩舎と渡辺騎手が4鞍コンビ。騎乗する4頭はすべて以前渡辺騎手が乗ったことがありますが、それでも昨年暮れからこのコンビは急に増えてきた印象です。
・長浜厩舎と武豊騎手で3鞍コンビ。このコンビは別に珍しいわけではなく、つかず離れずという感じでちょこちょこ見られてはいますが、週3鞍というのは珍しいです。
・野元厩舎・浜中騎手・栄進堂(冠名エーシン)で2鞍。昨年、野元厩舎に所属していたエイシンデピュティ号の稽古を浜中騎手がつけていたのは報道のとおりですが、そのご褒美というか慰労というか、そういうニュアンスでしょうか。と思ってよく見ると、野元厩舎と浜中騎手のコンビ、昨年はすべてエイシンあるいはエーシンの馬なんですね。平井豊光氏か平井宏承氏かどちらかわかりませんが、エイシン(エーシン)グループに気に入られているようです。
・岩元厩舎が減量として松山騎手と国分恭騎手を起用。田中健騎手が☆になり、2月末でその☆もなくなることからシフトしたのでしょうか。と思ったら昨年からちょこちょことは乗せていたようで。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜中山:尾形厩舎、奥平厩舎、伊藤正厩舎、平井厩舎が5頭出し。土曜京都:崎山厩舎、清水出厩舎、田所清厩舎が5頭出し。日曜京都:野元厩舎が5頭出し。月曜中山:手塚厩舎が5頭出し。月曜京都:目野厩舎が6頭出し、崎山厩舎、石坂厩舎が5頭出し。
・現在、伊藤圭厩舎と伊藤大厩舎が開業以来のワースト連敗中ですが、伊藤伸厩舎が今週勝てなければ、これに加わることになります。同一姓の3厩舎が自己ワースト更新中、ということになるときわめて珍しいことになりそう。
 
・なお、海外遠征・休業といった理由がないのに今年まだ騎乗のない騎手は出津騎手、荻野要騎手、梶騎手、北村浩騎手、黒岩騎手、国分優騎手(騎乗停止は9日で解けますが、10日も11日も騎乗なし)、鈴木騎手、鷹野騎手、竹之下騎手、田中克騎手、西原騎手、畑端騎手、増沢騎手、水出騎手、南田騎手。
・一方、厩舎は未開業の鈴木孝師を除いて、今週末で全厩舎が何らかの管理馬を出走させます。