中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1006

・6月の勝利トップは何と?後藤騎手。安田記念優勝だけでなく、固め打ちが多く、全国リーディングも3位にまで上がってきています。今週末騎乗すると1節分英国遠征ですが、気分良く行けるのではないでしょうか。
・岩田騎手が12勝で全国リーディング2位をがっちりキープ。ただ、阪神開催に入ってから失速気味です。高額条件でお呼びでないのもちょっと気になります。
・月間3位は松岡騎手、今年はちょっとムラで、98勝した昨年のペースには至っていないです。
・内田騎手が9勝に対して2着13回、3着12回とやや勝ちきれませんでしたが、掲示板率は67%と抜群の安定感。
・二場開催になったらいいところのなかった丸山騎手、レベルが高いとされる北海道シリーズ参戦でふたたび息を吹き返して月間8勝、2週終えたところで函館大暴れの古川騎手を押さえて函館リーディングを走っています。対して同期の松山騎手は腰椎骨折のアクシデントもあったものの3勝、国分恭騎手は2勝といまいち。国分恭騎手は5月10勝だったのですが…。
横山典騎手が5勝、複勝率19%と失速。函館開幕週では16戦して馬券圏内なし、夏競馬突入後わずか1勝と、今までの快進撃が嘘のよう。復調なるでしょうか。
・昨年絶不調だった武幸騎手、今年はけっこう活躍しており、6月も4勝と勝ち星こそ少ないものの、騎乗数自体が少ないため、複勝率は32%となかなかのもの。昨年の勝利数に早くもあと4勝と迫っています。まあ昨年が勝てなさすぎただけですが。
・5月に調子を戻してきたかに見えた安藤勝騎手、6月は複勝率19%とまたスランプ気味に。もともと人気しやすいせいか、単回収値23、複回収値30とよほど人気せねば、という感じ。
・障碍競走では浜野谷騎手が2勝していますが、北沢騎手もきっちり勝利。北沢騎手はこれで昨年の勝ち星に並びました。
・小坂騎手の0勝2着4回というのも障碍競走では珍しいような。
・中村騎手が騎乗3回ながら1勝2着1回と健闘。障碍競走に復帰してから安定しています。
・6月2勝の主な騎手は大野騎手、国分恭騎手、高倉騎手、丸田騎手。
・6月1勝の主な騎手は秋山騎手、上村騎手、佐藤騎手、四位騎手、柴山騎手、太宰騎手、田中博騎手。5月1勝だった四位騎手、6月も1勝ですか…。
・6月0勝の主な騎手は石橋脩騎手、川須騎手、木幡騎手、的場騎手。
 
・厩舎陣では国枝厩舎が6勝。先週は新種牡馬ディープインパクト産駒で新馬戦2勝、本当に仕上がり早の厩舎です。人気馬が多いとはいえ、複勝率66.7%は驚異的。先月も6勝を挙げており、昨年29勝に対して今年は早くも20勝です。
・鈴木康厩舎が5勝、これで今年は17勝で、昨年の勝ち星に並びました。
・大江原厩舎は3勝でしたが、出走数が多くないこともあり、複勝率4割超。なかなかです。
・同様に須貝尚厩舎も2勝ながら2着3着が多く、複勝率5割超。7月は大爆発の可能性も。
・矢作厩舎や池江寿厩舎がともに1勝、2着3着はわりと多いですが勝ちきれていません。今年の成績としても現時点では例年に遠く及ばず苦しんでいる印象。
・和田一厩舎が6月も3勝で、初勝利まで苦しんだのが嘘のような順調さを見せている中、新規開業の鈴木孝厩舎が52戦未勝利。6月は初の馬券圏内突入があったものの、開業して丸4ヶ月、なかなか初勝利に手が届きません。
・6月0勝の主な厩舎は大竹厩舎、野村厩舎、藤岡健厩舎、藤沢和厩舎、松永昌厩舎、村山厩舎。藤沢和厩舎の突然の不振はグリーンチャンネル先週の結果分析」でも取り上げられていましたね。