中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1103

4月の開催が始まっていますし、変則的な開催になってしまいましたが、一応。

・3月のトップはリスポリ騎手。2月に若干落ち込みましたが、盛り返してきました。GI競走も優勝して、3月末時点での全国リーディングとなって帰国。
・岩田騎手が7勝2着9回で続いています。重賞だけで3勝など、印象的な活躍が多かったですね。
・福永騎手が2月8勝に続いて7勝と上昇機運。リーディング争いでも上位に進出してきました。
東日本大震災の影響が小さかった小倉組ではなんと川須騎手がトップ。初の特別競走優勝も記録し、完全に旬の騎手になっています。
・小倉組といえば丸山騎手というイメージになりつつありますが、彼は4勝といまいち。阪神に出向いた際に皐月賞の切符をもぎとるなどありましたが、震災明けはわずか1勝。4月第1週の先週も勝てていません。
・震災によって西日本中心の開催になって、美浦の騎手には苦しい状況になりましたが、そんな中で内田騎手が6勝と関東トップの星。もっとも、未勝利戦と500万下しか勝ち星がありません。4勝ながら、重賞優勝に1600万下勝利を含む北村宏騎手の方が内容は濃いかも。
・松岡騎手の調子があまり良くないです。弥生賞皐月賞の優先出走権を得たとはいえ、3月はわずか3勝。すべて震災前の勝ち星で、復興支援シリーズでは勝ち星なし。1月は9勝と順調な滑り出しだったのに、その後2ヶ月で5勝…。先週も勝てていません。
阪神で騎乗している美浦の若手騎手は総じて苦しんでいる印象ですが、その中では平野騎手がまずまずやれている感じです。(1.1.0.15)というのは平凡ではありますけど、自厩舎管理馬での3鞍は16番人気、8番人気、7番人気で4着、2着、1着と大健闘。阪神が合うのでしょうか。4月に入って関西馬の依頼を受けて早速大穴を開けるなど、徐々に軌道に乗ってきたような。
・障碍競走では植野騎手が2勝。早くも昨年の勝ち星に並び、3月終了時点での障碍リーディングとなりました。先週五十嵐騎手が勝ったので現在は2位ですが好調です。まあ一昨年も好調で昨年が少し悪かったと思えば、これくらいやれても。
・一方、昨年は暮れまでリーディングを走っていた北沢騎手はいまだ勝ち星なし。連対もまだありません。
・3月1勝の主な騎手は蛯名騎手、国分恭騎手、後藤騎手、田中勝騎手、幸騎手。後藤騎手や幸騎手は騎乗停止もあってのことなので仕方ないですが、蛯名騎手や田中勝騎手は意外なところ。
・3月0勝の主な騎手は伊藤工騎手、小野寺騎手、古川騎手、的場騎手、吉田隼騎手。うち、伊藤工騎手と吉田隼騎手は先週勝利しました。
 
・加藤征厩舎が5勝を挙げ好調。4月第1週も2勝を挙げ、4月第1週終了時点での全国リーディングに躍り出ました。小倉で好調なのが大きいとはいえ、以前から適条件と見れば積極的に関西に遠征していた実績もあるだけに、現在の状況はそこまで大変なわけではないのかもしれません。
・石坂厩舎も5勝。
・大久保龍厩舎、複勝率が5割近くでいながら、着外のほとんどは2桁着順という極端な成績。
・極端な成績といえば、白井厩舎も2着5回、着外7回のみというシンプルにして極端な成績。
・使っている数が少ないですが、平田厩舎、梅田康厩舎、松山康厩舎あたりの成績がいいです。
・3月0勝の主な厩舎は浅見厩舎、荒川厩舎、大久保洋厩舎、国枝厩舎、戸田厩舎、森厩舎、山内厩舎、領家厩舎、和田道厩舎。和田道厩舎は数を使うだけに、月間未勝利というのは珍しいように思います。