中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1104

既に5月の開催も3日過ぎてますけど。5月1日分を含まない集計です。

・4月の主場組は岩田騎手が断トツの勝ち星。16勝は、次点の福永騎手に7勝差です。
・ローカル組は川須騎手、中舘騎手、田辺騎手を中心に回っており、この3人で35勝(12勝、12勝、11勝)。4月は小倉と新潟で108レースあったので、実に約1/3の勝ち星をこの3人で挙げている形に。丸山騎手はGI騎乗のためローカルを離れたことも多少影響したのか、6勝とやや後退。
・福永騎手は勝ち星こそ岩田騎手に及びませんでしたが、勝率等は岩田騎手以上で、騎乗停止が3日あったことを考えるとかなり優秀な成績でした。
・さらに8勝で幸騎手、吉田隼騎手が続きます。
・はじめはローカル回りに戸惑いを見せたのか、しばらく調子の上がらなかった勝浦騎手が4月は7勝とローカルに溶け込んだ感じです。
・国分優騎手が7勝、もちろん月間最多勝利の新記録です。初の特別勝ちもマークし、今月にも2kg減になりそうな勢い。
・関東のトップ騎手は軒並み前半の阪神で苦しみ、後半の東京で息を吹き返した感じの成績。
・なぜか安藤勝騎手も同様の傾向で、阪神開催の間はいまいちでしたが、特に東京で爆発。30日から5月1日にかけての大暴れは印象的でした。
横山典騎手が4勝。4ヶ月で20勝と、昨年のペースの1/2でしか勝てていません。昨年は何だったのか、というか怪我の影響なのでしょうか?
・月前半の騎乗停止中に入籍した川田騎手、停止明けは4勝ではありますが複勝率が5割近くとなかなかの活躍ぶり。
・3月までわずか1勝だった武幸騎手、4月は4勝と復調気配。
・浜中騎手、桜花賞を含む4着10回と4着だらけの月に。人気でも人気薄でも持ってきたので馬主側としてはありがたいことでしょうが、馬券を買う側からはきつい結果です。
・松岡騎手の不調は相変わらず。下旬になんとか連敗は止めたものの、月間2勝にとどまっています。
・柴田善騎手がなんと月間1勝。その1勝がダービー卿チャレンジトロフィーのものです。
・障碍競走では高田騎手と中村騎手が2勝ずつ。中村騎手は東京遠征でも結果を残しており、関西障碍界の安定勢力になりつつある印象です。初の重賞優勝も東京でしたし、東京は相性がいいんでしょうかね。
・4月1勝の主な騎手は江田照騎手、熊沢騎手、国分恭騎手、柴田善騎手、津村騎手、武士沢騎手、黛騎手、宮崎騎手。
・4月0勝の主な騎手は小野寺騎手、佐藤騎手、柴山騎手、西村騎手、藤岡康騎手、古川騎手、丸田騎手。
 
・厩舎関係では前半が西日本開催だったためか、基本的に関西厩舎が上位。矢作厩舎と領家厩舎が6勝を挙げました。
・関東では前々から遠征に積極的だった田村厩舎や加藤征厩舎が上位に位置しています。
・服部厩舎が5勝で勝率26%、複勝率も47%となかなかの成績。セイクリムズン号をはじめセイ馬が厩舎を牽引している感じです。
・岡田厩舎も複勝率45%。勝率は13%とやや勝ちきれていません、というか今年はずっとそういう感じなのでしょうか、4月終了時点で7勝に対して2着13回、3着10回です。
・堀厩舎が18回出走で複勝圏内10回、複勝率56%と優秀な成績。
・4月0勝の主な厩舎は伊藤圭厩舎、古賀慎厩舎、小島茂厩舎、鈴木康厩舎、武田厩舎、藤岡健厩舎、松田国厩舎、宮本厩舎、森厩舎、山内厩舎。山内厩舎は1月こそ良かったのですが、そこからさっぱり勝てません。