中央競馬のためにならない話

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勝手に新潟ヤングバトルシリーズ2012最終結果

先週で春の新潟開催が終了しましたが、この開催では連日若手騎手競走が組まれていました。なので、もはやそんなことがあったことすら忘れられていそうなヤングバトルシリーズを勝手にやる、勝手に新潟ヤングバトルシリーズ2012の集計を行いました*1。ポイントのルールは従来と同様です。結果は以下のとおり。

順位騎手ポイント一般1着一般2着一般3着若手1着若手2着若手3着若手4着若手5着若手6着以下
1藤懸貴志3620 3 2 43 4
2伊藤工真34 6 310104 1
3横山和生31 5 3 110 54 3
4荻野琢真30 5 3 10 54 3
5高倉稜 2810 3 210 21
5宮崎北斗28 5 110 462
7黛弘人 24 9 2 5 323
8西村太一15 6 3 6
9花田大昂12 110 1
10原田和真10 3 3 4
11長岡禎仁 8 5 3
11田中健  8 1 4 3
13国分優作 6 5 1
13菅原隆一 6 24
13山崎亮誠 6 24
16千葉直人 5 3 2
17森一馬  3 3
18高嶋活士 2 2
18池崎祐介 2 2
18大下智  2 2
21小野寺祐太 1 1
※ポイントなしの騎手は省略。


若手騎手の中で絶対的存在がいなくなり、誰が優勝するかと思ったのですが、優勝はまさかの藤懸騎手でした。若手騎手競走では勝てなかったものの、一般競走4勝というのが効いています。先週は自身初の1日2勝もマーク。昨年はなかなか勝てずに苦労しましたが、だいぶ軌道に乗ってきましたね。元々騎乗馬の質は昨年デビュー組では随一だったので、ようやく馬質に結果が追いついてきた印象です。
続いて伊藤工騎手。減量が取れてからはなかなか勝てず、特に昨夏から今年初めにかけて全く勝てないという暗黒期がありましたが、ここ数ヶ月は上位進出の機会が多くなっています。一時期少なかったマイネル系の騎乗が再度増えてきたのも大きいでしょうね。新潟開催では1勝だったものの、2着3着がそこそこ多く、安定感でポイント上位となりました。
3番手が横山和騎手。開催前半の若手騎手戦での安定ぶりと自身初の特別勝ち・メインレース勝ちとなった邁進特別の勝利(1着同着でしたが)で上位へ進出。2月以降は毎月勝利を挙げており、地味ながら成長中と言えるかもしれません。
若手騎手の中では最上位にあたるであろう高倉騎手は5位でしたが、前半3日しか参戦していないことが大きいのでしょう。フル参戦できていれば、ポイント差を考えても当然1位争いできたと思われます。あと、東京にビッシリ張り付いている杉原騎手も主場にいながら新潟開催期間中で4勝。特に先週日曜は、GI開催日という状況の中で1日3勝の活躍でした。所属先の藤沢和師のアドバイス(命令?)による東京参戦とのことで、秋以降もローカルに参戦するかは微妙ですが、ローカルに参戦してきたら夏の経験も相俟って若手騎手の中では相当上位になるのではないでしょうか。


なお、過去のヤングバトルシリーズの結果は以下のとおりです。2009と中京2010は公式に開催されたシリーズ、以降は勝手に開催したシリーズです。
2009(中京):http://d.hatena.ne.jp/horsedata/20091228/p1
中京2010:http://d.hatena.ne.jp/horsedata/20100215/p1
新潟2010:http://d.hatena.ne.jp/horsedata/20100524/p1
福島2010:http://d.hatena.ne.jp/horsedata/20101124/p1
新潟2011:http://d.hatena.ne.jp/horsedata/20110614/p1
新潟2011(秋):http://d.hatena.ne.jp/horsedata/20111126/p3

*1:これまでは毎週あるいは2週に1回くらいのペースでポイント経過を載せていましたが、今回は3週の開催ということで終了後の集計としました