- ・11月の騎手トップは福永騎手。初週4勝、先週5勝の固め打ちが効いて、13勝でした。いつの間にかリーディングも4位に浮上。
- ・浜中騎手が10勝。2着は2回と少なく、連対率は20%を割り込みましたが、リーディングを争う上では勝ち切ることが重要。これで2位の岩田騎手とは7勝差、岩田騎手は来週騎乗停止ですし、浜中騎手に怪我や騎乗停止がない限り逃げ切り濃厚です。
- ・次いで蛯名騎手と横山典騎手が9勝、横山典騎手は年間100勝にあと1勝と迫りました。
- ・岩田騎手はジャパンカップを含む重賞2勝があるものの、5勝とブレーキ。リーディング3位の蛯名騎手が4勝差にまで迫っており、リーディング2位もあぶないです。
- ・松山騎手が8勝。ローカル中心とはいえ、今年はコンスタントに勝ち星を重ねて飛躍の年になりました。現在70勝で80勝は微妙ですが、年間の自己ベストがデビュー年の36勝ですから、その倍の72勝以上はほぼ確定です。
- ・幸騎手は11月も休まず安定の騎乗数で既に985鞍。JRAの年間騎乗記録まであと24です。
- ・外国人騎手ではデムーロ騎手、ムーア騎手、ルメール騎手が7〜8勝で似たような成績。この中ではデムーロ騎手が2着2回の連対率20%切りで、いくらか物足りないです。ムーア騎手はものすごく活躍しているイメージでしたが、抜けた戦績というわけでもなく、普通の上位騎手、という感じです。
- ・和田騎手が5勝で自身3度目の70勝に到達。過去2度はいずれも70勝止まりでしたが、今年は自己ベスト確実です。
- ・武豊騎手が4勝。ここまで54勝、自己ワーストだった昨年の64勝を更に割り込むことが濃厚です。
- ・障碍競走では北沢騎手が2勝。これで12勝、小坂騎手とは3勝差。残り1ヶ月と思うとこれはセーフティリードといって良さそう。あと1勝すれば盤石です。今年こそ。
- ・他は金子騎手が1勝2着2回と目立ちました。昨年、一昨年と勝てなかった騎手とは思えない今年の活躍です。
- ・11月2勝の主な騎手は秋山騎手、酒井騎手、高倉騎手、津村騎手、藤岡佑騎手。先月、藤岡佑騎手は「デビュー年の35勝はクリアできそう」と書きましたが、11月2勝で33勝、ペースとしては安心できません。同期の川田騎手との通算勝利数の差はいつの間にか100勝を超える事態に…。
- ・11月1勝の主な騎手は石橋脩騎手、熊沢騎手、国分優騎手、木幡騎手、藤懸騎手、三浦騎手。三浦騎手は先週勝って何とか月間未勝利を免れました。
- ・11月0勝の主な騎手は江田照騎手、国分恭騎手、柴田大騎手、武士沢騎手、藤田騎手。柴田大騎手はスピード復帰を果たしたはいいものの、結局馬券圏内1度と絶不調。身体は大丈夫なのでしょうか。
- ・厩舎では松田博厩舎が8勝。遅ればせながらようやく平地競走で復調です。
- ・秋の東京といえばの藤沢和厩舎も7勝2着6回。藤原英厩舎を交わしてリーディング3位に浮上です。
- ・リーディング争いは角居厩舎5勝、池江厩舎4勝で2勝差に。最後までギリギリの戦いになりそうです。
- ・尾関厩舎が6勝。これで32勝、躍進の年になりました。
- ・大竹厩舎、北出厩舎がともに勝率3割超の5勝。北出厩舎は通算100勝にあと1つです。
- ・西園厩舎は5勝のうち重賞が3勝という密度の濃さ。
- ・千田厩舎が4勝。池江郎厩舎解散に伴い日吉厩舎に転厩するも1年間泣かず飛ばずだったヤマニンウイスカー号を夏前くらいから引き受け、先週の大万馬券を演出したインパクトは大きく(というか千田厩舎に転厩していたことをいま知りました)、徐々に軌道に乗ってきた中でのこれは馬を集める上でいい方向に働くのではないでしょうか。
- ・梅田康厩舎が2勝ながら複勝率5割。このくらいの厩舎規模だと、勝つよりも着を拾う方がかえって実入りがいいのかもしれません。
- ・11月0勝の主な厩舎は浅見厩舎、荒川厩舎、池上厩舎、大久保龍厩舎、加藤征厩舎、橋口厩舎、松永昌厩舎。加藤征厩舎、2ヶ月連続0勝とスランプです。