中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1309

先月分で組み入れるのを忘れていた8月31日を含んだものです。

・騎手のトップは15勝の岩田騎手。8月3勝から一気に持ち直しました。
・14勝で続くのが川田騎手。8月9月で31勝、いつの間にかリーディング2位まで浮上しており、初の全国リーディングも射程に入ってきました。リーディングトップの浜中騎手とは1着2着ともに同数、3着の差で2位という僅差です。
・関東勢は内田騎手が13勝、戸崎騎手と北村宏騎手が10勝。今年の北村宏騎手は完全に関東のナンバー3ですね。9ヶ月を経過して76勝と、100勝ペースです。
・100勝ペースといえば武豊騎手が9月9勝で、北村宏騎手と同様の76勝まで乗せてきました。もう達成は無理かと思われた久々の100勝が視野に入っています。来週は凱旋門賞で1週休みますが、騎乗停止にならなければ達成できるかもしれません。
・浜中騎手は10勝、最近は固め打ちしたかと思えば週1勝ということもあり、少し波が出てきたでしょうか。勝ってはいるんですけどね。
・リーディング争いはここへ来て混戦。浜中騎手、川田騎手、内田騎手、岩田騎手、福永騎手が3勝差の中でひしめいています。
・横山和騎手が7勝で、二場開催なのに大健闘じゃないかと思ったら、8月31日と9月1日の函館2日間で6勝してました。そういえばこの爆発がありましたね…。
・7月8月で3勝だった松山騎手が7勝、同じくこの2ヶ月で2勝だった中井騎手が6勝と持ち直しました。
・蛯名騎手は5勝。ようやく昨年の勝ち星のおよそ半分まで積み上がってきました。依頼厩舎があまり被っていないイメージではありますが、戸崎騎手の中央移籍の影響を最も大きく受けた騎手になるのかもしれません。
・松岡騎手の苦戦が続きます。9月を終えてわずか25勝。昨年の勝ち星の半分にも届いておらず、このペースでは35勝いくかどうかという状況。田辺騎手が今年持ち直しているだけに、目立ちます。
・障碍競走では草野騎手が2勝。好調キープです。
・障碍リーディングでは高田騎手がコツコツ勝ち星を積み重ね、10勝に到達。追うのが8勝の山本騎手、7勝の草野騎手。高田騎手も向こう3ヶ月勝ち星なしとは考えづらいですし、残り3ヶ月で2勝差というのは縮まりそうでなかなか縮まらない差のように思います。
・9月2勝の主な騎手は池添騎手、川須騎手、酒井騎手、柴山騎手、丹内騎手、菱田騎手、武士沢騎手、吉田隼騎手。
・9月1勝の主な騎手は大野騎手、熊沢騎手、木幡騎手、鮫島騎手、高倉騎手、太宰騎手、丸田騎手。
・9月0勝の主な騎手は国分恭騎手、丸山騎手。
・原田敬騎手は9月8日にようやく騎乗停止明けの初騎乗。3日開催でも4鞍騎乗がありましたが、結局それ以降騎乗がない状態です。三場開催になればもう少し出番が来るでしょうか*1
 
・調教師関係では角居厩舎が10勝と破格の数字。特に3日開催での6勝は圧巻でした。リーディング争いでも一気にトップに躍り出て、2位には6勝差です。数字上は、ここ最近では藤沢和厩舎しか達成していない60勝も見えてきましたが、さすがに苦しいでしょうか。
・池江厩舎と安田厩舎が6勝、月間6勝なら月によってはトップの成績ですが、9月は相手が悪かった。
・森厩舎が5勝。昨年は16勝とかなり落ち込みましたが、今年はここまで21勝、復調傾向です。今年の勝ち星の1/4を1ヶ月で稼いだ、と考えると復調と言えるほどではないかもしれませんが…。
・音無厩舎も5勝、今年は不調気味でしたがこれがきっかけになりますか。
・藤原英厩舎が1勝、2ヶ月で3勝と大きく後退。反撃なるか。
・浜田厩舎が初勝利を挙げ、3月開業組は全厩舎勝利を挙げたことになります。先日開業した高橋亮厩舎は年内に勝利を挙げられるでしょうか。
・9月0勝の主な厩舎は岡田厩舎、斎藤厩舎、坂口厩舎、中尾厩舎、中竹厩舎、野中厩舎、松山康厩舎、矢野英厩舎、湯窪厩舎。松山康厩舎は通算1,000勝まであと5勝という状況でこの足踏みは痛いです。定年まであと5ヶ月、無事達成できればいいのですが。

*1:今週末は4鞍予定されてますね