中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1310

11月第1週が終了していますが・・・

・騎手のトップは14勝の福永騎手。リーディングトップに立ちました。リーディング争いは相変わらず混戦ですが、少し抜け出した感。
・川田騎手が10勝、複勝率は5割近く、引き続き好調です。
・関東勢は内田騎手と戸崎騎手に加え、吉田隼騎手、蛯名騎手、丸田騎手(!)が9勝で並んでいます。丸田騎手はこれまで月間8勝が自己最高で、これを更新しました。また吉田隼騎手は、新潟開催6日のうち参戦4日で9勝、秋の新潟リーディングをかっさらいました。対して主場では騎乗数がローカル開催と大差ないのに0勝、連対率は10%にも達しないという散々な成績に。
・後藤騎手がついに戦線復帰でいきなり8勝。特に3週目はすごかったですね。
武豊騎手が7勝、現在ギリギリ100勝に乗るかどうかというラインです。
・メンディザバル騎手が3週間で5勝。昨秋はヒドい成績でしたが、今年はいまのところ乗れています。とはいえ短期免許は3日で切れてしまっており、延長しないんですかね?
・初来日時に大きな衝撃を与えたリスポリ騎手が久々に来日しましたが、10月は2週間でわずか1勝。不得手と思われる東京での騎乗が多かったことも関係するのでしょうが、不満の残る成績です。11月第1週で4勝してようやく調子が上がった感じですが、メンディザバル騎手と同じく短期免許は3日まで。
・ローカル開催では吉田隼騎手と丸田騎手の活躍が目立つ程度でしたが、勝手にヤングバトルシリーズで触れているように杉原騎手も健闘していますね。
・ところで今年はワールドスーパージョッキーズシリーズ出場に向けての規定が公表されていて*1、それによれば10月の開催終了時点での勝利度数でJRAからの代表騎手が決まるとのこと。単純にJRAの競走だけでなく、地方交流競走(交流重賞だけでなく)の勝利度数も含むというのが今年のような混戦の場合には厄介ですが、単純に関東2人、関西3人という枠に当てはめますと、手元の計算では関東代表が戸崎騎手と内田騎手、関西代表が福永騎手と岩田騎手と浜中騎手、このうち岩田騎手はサマージョッキーズシリーズ優勝で出場権を得たので、川田騎手が繰り上がり、という感じです。川田騎手はJRAだけなら2位なのですが、地方交流競走の勝ち星が少なく…。あと、「顕著な活躍が認められた騎手」というのが問題で、この主観的な評価で毎年1人選ばれていることを考えると、この枠で5回目の日本ダービー優勝を果たした武豊騎手が選ばれるのでは?と思っています。その場合は川田騎手が落選ですね。近いうちにこの答え合わせができるはずですが果たして。
・障碍競走では五十嵐騎手と中村騎手が2勝しましたが、追撃開始というにはちょっと遅い感。
・高田騎手がまた1勝したので、2位の山本騎手とは3勝差。大勢決したのではないでしょうか。
・10月2勝の主な騎手は秋山騎手、大野騎手、柴山騎手。大野騎手、9月10月で3勝ですか。それまでは昨年に匹敵するくらいのいい調子だったのですが…。
・10月1勝の主な騎手は伊藤騎手、江田照騎手、国分恭騎手、木幡騎手、嶋田騎手、丹内騎手、中井騎手。
・10月0勝の主な騎手は国分優騎手、高倉騎手、津村騎手、村田騎手。
 
・調教師関係では藤沢和厩舎が8勝。さすが東京を庭にしているだけあります。これだけ勝っても単勝回収値が50を切っているあたり、人気馬だらけということですね。
・安田厩舎が7勝。2着なし、3着1回と勝ち切るケースばかりでした。9月も6勝で、2ヶ月で13勝と荒稼ぎ。リーディングでも、トップこそ先ですがだいぶ上がってきました。
・白井厩舎が6勝。昨年不調だっただけに、復活を印象付けています。定年まで1年半を切った中でのこの上げ潮は頼もしい。
・大久保龍厩舎が5勝、ずっと不調でしたがようやく復調でしょうか。
・音無厩舎も5勝、今年は不調気味でしたがこれがきっかけになりますか。
・新開厩舎が4勝と厩舎としてはけっこうな好成績。今年は馬も揃い始めて全体的に成績が上昇中です。
高橋亮厩舎、あっさり初勝利を挙げました。騎手起用の傾向ははっきりしませんが、田島良厩舎を継いだ関係で、川島騎手の起用が多めです。
・松山康厩舎が2勝。先週も勝利を挙げ、通算1,000勝まであと2勝です。何とかなりそうですね。
・10月0勝の主な厩舎は尾形充厩舎、小西厩舎、斎藤厩舎、清水久厩舎、鈴木康厩舎、二ノ宮厩舎、野中厩舎、橋口厩舎、橋田厩舎、牧厩舎、水野厩舎、森厩舎。