中央競馬のためにならない話

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中京ヤングバトルシリーズ2010、開催決定

以前予想した通り、中京ヤングバトルシリーズ2010の開催が決定、JRA公式にてアナウンスされています。前回追いかけた手前、今回も毎週追いかけていく所存です。


今回は8日間の長丁場。ポイント設定が変更されていまして、一般競走の2着と3着にもポイントが入るようになりました。一方で、一般競走1着は15ポイントから5ポイントに減少。若手騎手競走のポイントを重視するようになっています。このシステムでヤングバトルシリーズ2009を再集計した結果が以下。

旧順位騎手合計新順位騎手合計
1国分恭介551国分恭介40
2的場勇人462丸田恭介38
3丸田恭介393田中健28
4松山弘平254松山弘平24
5田中健 245草野太郎23
5丹内祐次246田中博康20
7草野太郎237的場勇人19
8北村浩平188丹内祐次15
9田中博康149丸山元気11
10丸山元気109宮崎北斗11

国分恭騎手の優勝は変わりませんが、実質一般競走3勝だけで2位に来ていた的場騎手が7位にまで下がります。一般競走1着の比重が大きすぎた感がありますし、ほとんど若手騎手競走しか乗れなかった草野騎手が若手戦2勝のおかげで5位に食い込むことからも、騎乗機会の少ない騎手(具体的には、若手騎手競走くらいしか乗る機会のない騎手)にもある程度チャンスが広がる印象。若手騎手競走の活性化を図る上でも、この変更は良いのではないでしょうかね。もっとも、調教師が若手騎手競走に管理馬を出走させようと思わないことには始まらないのですけど。
今回出場資格を失うのは的場騎手。あと、JRA97勝の藤岡康騎手が年明けから減量なしで騎乗しているので、もしかしたら資格がなくなっているかもしれません(ただ、前回を考えるとそもそも中京に来ずに主場の京都で乗る気がします)。それを踏まえて今回のシリーズを展望しますと、基本的には前回上位の国分恭騎手、丸田騎手の争いになるでしょう。それに田中博騎手、田中健騎手が割って入るということになるかと。実際のところ、どれだけの騎手が参戦してくるかは不明ですが、上記の中でフル参戦してくる騎手が優勝に近いと思われます。松山騎手も怪我がなければ上位争いできていたでしょうから今回の離脱は残念です。