中央競馬のためにならない話

客観的事実・データから妄想を繰り広げます。

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騎手の調子・厩舎の調子1001

・前年リーディングの内田騎手が負傷休養に入った中、リーディングトップで1月を終えたのは横山典騎手。騎乗馬を見るに、内田騎手が騎乗予定だった馬が多く回ってきた感はあるものの、武豊騎手に7勝差の21勝、勝率およそ3割は素晴らしいです。月間21勝は当然自己ベストだよな、と思って確認しましたが、2002年7月に21勝していました。鬼め。
・一方、中央フル参戦で全国リーディングを獲れなかったのは18年ぶりだった武豊騎手、今年こそはと気合いが入っているのか、騎乗数95と岩田騎手ばりに精力的に騎乗していますが、14勝、2着15回と騎乗数のわりにいまいち勝ちきれていない感じです。
・先週6勝の固め撃ちだった田中勝騎手が13勝で3位。東京や新潟はとにかく得意にしている印象です。数字では、東京は福島や中山とさほど大きな差はない(新潟は数字からも明らかに得意)のですが、どうしてそう感じるのでしょうかね。
・昨年末の有馬記念優勝からいい流れを維持している池添騎手が12勝で関西2位につけています。
・中京ヤングバトルシリーズ2010でトップを独走中の国分恭騎手、1月は9勝と爆発。全国9位、関西5位、中京リーディングも僅差の2位と大健闘です。今月から2kg減、勢いを持続できるでしょうか。
・関東トップクラスの柴田善騎手が3着12回(6勝)、後藤騎手が2着11回(5勝)といまいち勝ち切れず。特に後藤騎手は最近ずっとこんな感じで、昨年のメイン勝利は京王杯SCのみ。あまりよくない循環に陥っているのかもしれません。
・北村宏騎手が3勝に対して2着15回。これはひどい。逆に、2月は乗り替わりにならなければ大爆発できる可能性もありますかね。
・障碍競走も前年リーディングの五十嵐騎手が負傷休養中。そんな中、高田騎手が3勝と一歩抜け出しました。森厩舎とのコンビでの3戦3勝は圧巻でしたね。騎手も厩舎もこの調子がいつまでも続くとは思えませんが、ともかく高田騎手はフリーになってよかったのかもしれませんねえ…。
・ほか、北沢騎手が2勝2着2回と抜群の安定感。西谷騎手も上位に食い込んでおり、当面この3人が障碍リーディングを引っ張っていくことになりそうです。
・1月1勝の主な騎手は荻野琢騎手、木幡騎手、太宰騎手、田中博騎手、福永騎手(休養あり)、丸山騎手、渡辺騎手。
・今年未勝利の主な騎手は伊藤工騎手、勝浦騎手、柴山騎手、藤岡康騎手、武士沢騎手。特に勝浦騎手は3着が9回あるものの連対はゼロ、デビュー以来最大の不調期に入っています。
 
・厩舎では藤原英厩舎が7勝でトップ。管理馬の質はさまざまでしょうに、複勝率6割なんてどうすれば達成できるのか。
・ほか、上位にいるのはおなじみの厩舎が多いですが、手塚厩舎の5勝、大竹厩舎と庄野厩舎の4勝が光ります。特に庄野厩舎はサマーウインド号にダイシンオレンジ号、ダートの上がり馬を2頭抱えて勢いがありますね…って22回出走に対して芝の出走はわずか3回ですか。冬の開催であることを考えてもダートの出走が多すぎやしませんか。
・加藤征厩舎は月間1勝ではあるものの複勝率が7割超。出走数自体が14回と少ないのですが、着外わずか2度と抜群の安定感。
・藤岡範厩舎が連対率4割と意外?な安定ぶりを見せています。
・今年未勝利の主な厩舎は小笠厩舎、小島茂厩舎、坂口大厩舎、佐藤正厩舎、勢司厩舎、鶴留厩舎、橋口厩舎、本田厩舎、村山厩舎、山内厩舎。
・和田一厩舎はいまだ勝ち星がありませんが、年明け最初のレースでハニーカラー号が厩舎初の連対、障碍競走でもパゴダ号が着実に順位を上げており、いよいよ初勝利が近いでしょうか。