中央競馬のためにならない話

客観的事実・データから妄想を繰り広げます。

ツイッター@horsedatacも少しやってます

出馬表から100918-20

・今週は3日開催なので、騎手の動きが特殊です。
・小坂騎手が復帰します。早速コウエイトライ号に騎乗。
・土曜の中山への遠征は川田騎手、国分恭騎手、酒井騎手、高倉騎手、浜中騎手、藤岡康騎手、幸騎手、和田騎手。高倉騎手は初の中山参戦。酒井騎手も2年半ぶり2度目の中山です。これらのうち、前走からの継続騎乗の馬がいるのは酒井騎手、浜中騎手、和田騎手。
・普段札幌に行かない組では、北村友騎手、武豊騎手、福永騎手、松山騎手が札幌で騎乗。
・札幌10Rの積丹特別は芝2600mの競走ですが、札幌で騎乗する四位騎手の乗鞍はありません。残念。
・日曜の東西主場への遠征は安藤光騎手、池添騎手、内田騎手、蛯名騎手、後藤騎手、四位騎手、柴田善騎手、武豊騎手、太宰騎手、藤岡佑騎手、藤田騎手。太宰騎手は重賞1鞍遠征、安藤光騎手はメインレースによらない遠征。
・東西重賞が三冠競走のトライアルレースとはいえ、関東のトップジョッキーの多く(関東2位、4位、5位、7位)が阪神へ、関西のトップジョッキーの多く(1位、5位、8位、9位、12位)が中山へ遠征するという珍しい構図です。
セントライト記念関東馬+関西騎手という珍しい組み合わせが多いです。特に堀厩舎2頭出しはいずれも関西騎手のテン乗り。堀厩舎の主戦格といえば石橋脩騎手が空いてるんですけどねえ。同じテン乗りなら最近オープン格の競走で好走を続けている彼でもよさそうなものですが、彼ではいけなかったのでしょうか。
コスモヘレノス号も石橋脩騎手から丹内騎手に乗り替わりなんですよね。ここも石橋脩騎手が引き続き乗ってもおかしくないところですが。
・藤沢和厩舎2頭出しは、横山典騎手がシャイニンアーサー号、北村宏騎手がミッションモード号に騎乗。もともと両馬の主戦格はそういう感じではありましたが、横山典騎手が選んだということでしょうか。
関西馬+関東騎手の組み合わせは2組。三浦騎手と橋口厩舎は初めての組み合わせ、柴山騎手と村山厩舎も村山厩舎の開業当初に1度あったきり。ともに馬主のご指名でしょうね。
吉田豊騎手が臼田浩義氏の所有馬で重賞参戦! 所属の大久保洋厩舎の管理馬とはいえ、和解が進んでいるのでしょうか。吉田豊騎手が重賞で臼田氏の所有馬に騎乗するのは実に5年4ヶ月ぶりです。騎乗するファーストグロース号の前々走の佐渡特別も、4年3ヶ月ぶりの1000万下条件騎乗でした。
ローズSは頭数も落ち着き、乗り替わりも概ね納得のものですね。唯一引っ掛かるのがオウケンサクラ号、騎乗していた安藤勝騎手はワイルドラズベリー号なんですよね。オウケンというとオウケンブルースリ号がいるので、その主戦である内田騎手に馬主から指名が入ったのか、はたまたワイルドラズベリー号はアドマイヤ冠の近藤利一氏の奥さんの英子氏の所有馬なので、こちらの馬主サイドから安藤勝騎手に指名が入ったのか、どちらが先だったのでしょうか。発表時に新聞報道で次走報を見た印象では、ワイルドラズベリー号が先に決まっていた感じですが果たして。
・月曜の阪神への遠征(障碍競走除く)は蛯名騎手、後藤騎手。蛯名騎手に継続騎乗馬はいませんが、ダイレクトキャッチ号には2走前、3走前と騎乗しており、後藤騎手はワールドハンター号に継続騎乗。
・あと秋山騎手がケイアイガーベラ号に乗りに阪神に行きますね。
・普段札幌に行かない組では、石橋脩騎手、伊藤工騎手、北村宏騎手、木幡騎手、柴田善騎手、田辺騎手、津村騎手、松岡騎手、吉田豊騎手が札幌で騎乗。このうち重賞で騎乗するのは内田騎手、田辺騎手、津村騎手、松岡騎手、吉田豊騎手。このあたりは呼ばれた感が強いです。
阪神ジャンプS、熊沢騎手が主戦として騎乗していたドングラシアス号に高田騎手が騎乗。熊沢騎手、怪我から復帰後は障碍競走騎乗を自重しているんですよね。もう障碍競走はやめるのでしょうか。騎手生命を延ばすうえではそのほうがよいのかもしれませんが、何かのインタビューで「障碍競走あっての自分」みたいなことを言っていたような気がするので、現在の選択が意外に思われます。
・3日開催の全日、6鞍(1日の半分)以上騎乗する働き者の騎手は内田騎手、松岡騎手、丸山騎手、三浦騎手、幸騎手、吉田豊騎手。当然このあたりが3日間の全騎乗数の上位になります。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は井上俊騎手、岩橋騎手、大江原騎手、大野騎手、嘉藤騎手、川島洋騎手、桑村真騎手、小林慎騎手、柴原騎手、鈴来騎手、芹沢騎手、鷹野騎手、田嶋騎手、田村騎手、柄崎騎手。
 
・和田道厩舎が12頭出し。うち松岡騎手、丸田騎手と3鞍ずつコンビです。両者ともさほど多く依頼しているわけではないですが、松岡騎手は今年コンビ連対率100%でセントライト記念ではフェイルノート号に騎乗、丸田騎手は北海道シリーズでちょくちょく騎乗していることから、まあおかしくはないですかね。
・角居厩舎の初出走馬・トゥエルフスナイト号は母シーザリオ、しかも初仔ということで注目が集まりそうですが、その鞍上が宮崎騎手というのに何とも違和感が。
・田村厩舎が和田騎手に依頼。和田騎手が中山に遠征してきた関係はありますが、年に1回あるかどうかの組み合わせです。
・小桧山厩舎と三浦騎手が5鞍コンビ。スマイルジャック号の縁があるとはいえ、この数はあまりないです。
・小笠厩舎と松山騎手が2鞍コンビ。関西の騎手が札幌にスポット参戦するときに関東の厩舎からってどういう縁だろうと思ったら、春先にローカルで人気薄を持ってきてるんですね。
・杉浦厩舎と黛騎手と冠名ニシノの西山茂行氏の所有馬とで2鞍。そもそも厩舎と騎手との接点があまりないように思うのですが、ニシノウズマサ号を持ってきたところから広がりそうな関係ということでしょうか。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。日曜中山:和田道厩舎が7頭出し、菊川厩舎が6頭出し。日曜阪神:川村厩舎が6頭出し、吉岡厩舎、大根田厩舎が5頭出し。月曜阪神:五十嵐厩舎が5頭出し。