- ・武豊騎手に続き蛯名騎手もフランスへ。週末は凱旋門賞前哨戦です。
- ・土曜の遠征は増沢騎手。
- ・増沢騎手は地方馬のプニプニヨークン号騎乗のためという珍しい遠征ですが、いろいろと因縁というか含みがありそうですね。プニプニヨークン号の母マイネポラリスはここ10年ほど毎年マイネルスマイルがつけられており、マイネルスマイルが種付けするのは毎年マイネポラリスのみ。産駒はすべてヨークン冠、所有は鍵谷篤宏氏。さらに所有馬が中央遠征する際は毎回増沢騎手が騎乗（前回騎乗時はまだ牧原騎手でしたが）、と。増沢騎手大好きなんですかね。わたしは今回の件で初めて知ったことではありますが、一部には有名な話のようで。遠征費も馬主サイドが負担しているのかも。
- ・朝日チャレンジカップ、キャプテントゥーレ号はテン乗りの小牧騎手。主戦格の川田騎手はアドマイヤメジャー号に騎乗ですから、この乗り替わりは仕方ないですかね。
- ・一方、四位騎手が能力を買っていたはずのベストメンバー号は福永騎手が騎乗。手戻りといえば手戻りですが、四位騎手が乗りに来ると思っていただけに意外ではあります。四位騎手は札幌でマッドマックス号等に騎乗しますが、マッドマックス号のためってことはないでしょうねえ…。新馬のノーザンリバー号のために札幌騎乗でしょうか。あるいは厩舎サイドなり馬主サイドが早めに福永騎手に頼んだか。
- ・長らく武士沢騎手が騎乗していたベンチャーナイン号も乗り替わり。武士沢騎手は中山でオルレアンノオトメ号の秋華賞出走に懸けます。オルレアンノオトメ号はミルファーム所有なので、いかに前走勝たせたといっても柴田大騎手に手戻りさせるのかと思ったら、さすがに継続騎乗ですか。
- ・日曜の遠征は四位騎手、柴田善騎手。
- ・セントウルSは継続騎乗が多く、乗り替わりも納得のいくものがほとんどですね。
- ・ショウナンカザン号は和田騎手、本間厩舎からの依頼は1年9ヶ月ぶり。藤田騎手はこの馬のために札幌から来ることもないということでしょうか…。
- ・京成杯オータムハンデは藤沢和厩舎3頭出しと松田博厩舎2頭出しが目につきます。藤沢和厩舎3頭出しは、横山典騎手、北村宏騎手はわかりますが、もう一頭は伊藤工騎手ですか。これは厩舎の期待もこの順番ということでいいのでしょうか。
- ・一方、松田博厩舎2頭出しは騎手が帯同せず、ともに美浦の騎手に依頼。ダイシンプラン号は最近ちょこちょこ高額条件で乗せる田辺騎手、キャプテンベガ号は管理馬に一度も騎乗したことがない田中博騎手。コースの得手不得手はともかく、ハンデからいっても力量的にはキャプテンベガ号の方が上かと思われますが、一度騎乗経験があるとはいえ少しでも馴染みのある騎手を配したダイシンプラン号の方に陣営の色気があるのでしょうか？
- ・先週騎乗のなかった水口騎手、今週は4鞍…加藤征厩舎の管理馬に乗ってる！ いやまあ自厩舎なので驚いてはいけないのですが、何しろ水口騎手が自厩舎の管理馬に騎乗するのはデビュー週以来（！）2度目（！）なので。今週乗り替わりなく無事騎乗を終えれば自厩舎騎乗は78鞍中2鞍、自厩舎のシェアはわずか2.6％。以前まとめた記事でわかるように、騎乗に恵まれずフリーになったと見られる若手騎手ですら、厩舎所属時における自厩舎シェアは10％弱はあるんですよ。さすがに水口騎手の状況はおかしいと言わざるを得ないのでは。餞別代わりの一鞍で、この時期に放逐されてフリー、なんてことになりやしないかとちょっとびくびくしています。
- ・青木騎手が3鞍騎乗。週明けからは去年に引き続き韓国で騎乗予定ですが、青木騎手、今年はJRA未勝利なんですよね。遠征期間は有馬記念終了までなので、今週勝てなければ年間未勝利がおそらく確定します。おそらく、としたのは、去年は予定より一週くらいずれこんでの出発になったため。
- ・江田照騎手が週20鞍騎乗。江田照騎手は確かエージェントがおらず、それなのに営業にあまり積極的でない印象なので、20鞍にまで乗せてくるのは珍しいかと。週20鞍台は5年9ヶ月ぶりでしょうか。18〜19鞍くらいというのはけっこうあるんですけどね。
- ・今週の1鞍騎手（障碍競走除く）は赤木騎手、小国博騎手、小野騎手、嘉藤騎手、金折騎手、北村浩騎手、鮫島騎手、菅原騎手、高井騎手、田島騎手、田村騎手、中谷騎手、二本柳騎手、増沢騎手、南田騎手、山口竜騎手。最近騎乗ゼロもある小野騎手はともかく、赤木騎手や鮫島騎手が週1鞍とは。田島騎手は2ヶ月ぶり。
- ・南田騎手、1年ぶりに騎乗する和田厩舎の管理馬はなんと新馬。
- ・斎藤厩舎が13頭出し。うち内田騎手と5鞍コンビです。
- ・田所厩舎は今週も11頭出し。臨時貸付期間がもう少しあったようで。
- ・小島太厩舎が10頭出し、コロンバスサークル号を横山典騎手にスイッチしてますね…。田中勝騎手がスズジュピター号を選んだのでしょうか。
- ・松田博厩舎も10頭出しながら、藤岡兄弟の名前はなし。この厩舎といえば藤岡兄弟が一気に主戦格になっていたのでは、と思ってよく見ると、兄は東京優駿、弟は忘れな草賞を最後にぷっつり切れているんですね。これは少々意外でした。代わって過去3年で5度しか騎乗していない中舘騎手が2鞍。
- ・伊藤圭厩舎と吉田隼騎手が7鞍コンビ。7鞍て。この厩舎は以前から三浦騎手をかなり積極的に起用しており、先週の新馬戦にも乗せているものの、帰国後は3鞍と、それまでとはちょっと違う感じで、今週の札幌組もすべて吉田隼騎手。
- ・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。日曜札幌：田所厩舎が6頭出し。日曜中山：小島太厩舎が6頭出し、斎藤厩舎が5頭出し。
