中央競馬のためにならない話

客観的事実・データから妄想を繰り広げます。

ツイッター@horsedatacも少しやってます

出馬表から101002-03

・土曜の東西主場への遠征は松岡騎手。札幌で重賞開催ということで、安藤勝騎手、北村宏騎手、田中勝騎手が札幌に騎乗しに行きます。
阪神シリウスSでは目立つ騎手起用がほとんどないですが、強いて言うならチョイワルグランパ号の浜中騎手でしょうか。森厩舎からの依頼は今年初めて、昨年末以来です。
札幌2歳Sルルーシュ号は横山典騎手騎乗予定だったけれど、負傷により急遽北村宏騎手、ということになったはず。北村宏騎手は本来中山で騎乗する予定だったでしょうから、中山の出走馬のうち、前走北村宏騎手の今回鞍上を見てみますと、江田照騎手、後藤騎手、木幡騎手、デュプレシス騎手、武士沢騎手(2鞍)、村田騎手、吉田豊騎手となります。やはり乗り替わりが急だった感がある陣容ですね。
札幌2歳Sの乗り替わりは他に6頭。アヴェンチュラ号は福永騎手が乗りに来ず池添騎手騎乗ですが、トールポピー号の下ということもありますし予定の乗り替わりかもわかりません。エイブルブラッド号は四位騎手がアドマイヤセプター号を選んだことで乗り替わり、ゲットハッピー号はホワイト騎手が帰国したので乗り替わり、ビービーマキシマス号は古川騎手がマーベラスカイザー号を選んだので乗り替わり、メイショウトチワカ号は武幸騎手がギリギリヒーロー号を選んだ(ギリギリヒーロー号だと新馬勝ちで確実に出走できたというのもあったかもしれません)ので乗り替わり、タイキパーシヴァル号は秋山騎手がメイショウトチワカ号に騎乗する関係で乗り替わり。タイキパーシヴァル号は新馬勝ちながら連闘ですし、先週の時点で秋山騎手が空いてなかった、とも言えそう。
・中山メインの秋風Sではミクロコスモス号に村田騎手というのが目に付きます。騎手起用が限定的な角居厩舎としては珍しい組み合わせだと思ったら、案の定8年4ヶ月ぶり4度目というレアケースでした。他にも選択の余地があったのでは、とメインレースで空いている中山騎乗騎手を見ますと、小野騎手、小野寺騎手、小林淳騎手、柴田大騎手、中谷騎手、西田騎手、平野騎手…うん、このメンバーなら小野騎手か村田騎手か、ってくらいですかね。
・四位騎手が札幌芝2600m戦に騎乗しますが、良血とはいえ未勝利馬の格上挑戦ではちょっと分が悪いでしょうか。
・日曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は安藤勝騎手、池添騎手、石橋脩騎手、川田騎手、酒井騎手、四位騎手、藤岡佑騎手、藤田騎手、幸騎手、村田騎手。四位騎手はGI1鞍遠征、池添騎手はGIによらない遠征。
・恒例になりつつある関東主場でGIがある日の村田騎手の関西遠征、ファンドリカップ号という名目はあるにせよ、やはりGI開催を避けているのかな?という気はします。アルーリングムーン号も回ってきているので、賞金を稼ぐ意味ではこちらのほうが正解なのかもしれません。
石橋脩騎手が珍しく裏開催へ遠征。一応エイシンダヴィンチ号が継続騎乗になりますが、騎乗馬はすべて関西馬ですし、彼もGIを避けてきたクチのように思われます。
・札幌は札幌で開催最終日で騎手が手薄なので、桑村真騎手が9鞍騎乗ということに。他のホッカイドウ競馬の騎手はそれほど多くないのですけど、桑村真騎手にはエージェントでもついているのでしょうか。
・日曜札幌にはプニプニヨークン号のために再度北海道へやってくる増沢騎手と、なぜか高田騎手が参戦。小崎厩舎の管理馬には最近平地障碍問わず騎乗している感じですがここまでとは。高田騎手の北海道参戦は7年ぶりです。
スプリンターズS、幸騎手はヘッドライナー号ではなくプレミアムボックス号で参戦ですが、これはプレミアムボックス号を選んだということでいいんですかね。ヘッドライナー号が内田騎手に決まったのはわりと最近だったと思うので、その前に予約があったのかなと。
・騎手の乗り替わりはポートアイランドSの方が複雑で、池江郎厩舎の上位機種である和田騎手はキングストリート号やバトルバニヤン号ではなくマイネルレーニア号に騎乗。和田騎手は関西マイネル系のファーストチョイスと言ってもいいような位置にいるとはいえ、それでも西園厩舎のマイネル馬といえば佐藤騎手のような気がするのですけど。当の佐藤騎手はフライングアップル号に騎乗します。佐藤騎手と藤沢和厩舎のコンビはなんと初めて。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は岩崎騎手、上野騎手、荻野要騎手、郷原騎手、坂下秀騎手、高田騎手、高橋智騎手、武英騎手、田島騎手、田中克騎手、田村騎手、千葉騎手、柄崎騎手、畑端騎手、船曳騎手、増沢騎手、南田騎手。
 
・鮫島厩舎が13頭出し。札幌の秋山騎手に3頭依頼していますが、他にも上村騎手、丸山騎手、吉田隼騎手も乗せており、何が何でも秋山騎手というわけではなさそう。
・本田厩舎が11頭出しですが川須騎手の名前はなし。そもそも川須騎手は今週も騎乗なしです。どうしたのでしょう。
・最近コンビの少なかったような気がする田中勝と宗像厩舎。今週は5鞍とがっちり組んでいます。
・山内厩舎が中山へ遠征させる3頭をすべて柴田善騎手に依頼。この厩舎が関東の騎手に依頼となればまず江田照騎手だと思っていたのですが、トウシンイーグル号が効いたのでしょうか。
・牧厩舎と後藤騎手が4鞍コンビ。的場騎手が海外に発ち、大庭騎手も騎乗停止になったというタイミングで厩舎に初の重賞優勝をもたらした騎手とのコンビというのは、今後の関係強化を思わせます。アニメイトバイオ号に限らず、後藤騎手と牧厩舎の相性っていいんですね。後藤騎手と田中勝騎手がこの厩舎の勝負手と言って良さそうなほど、ハイアベレージです。
・野元厩舎と柴原騎手が2鞍コンビ。柴原騎手が昆厩舎と田中章厩舎以外の管理馬に騎乗したのは今年わずか2度、それが一週間というか一日(土曜に2鞍のため)で倍に。あまりに唐突で何があったのかと。
・冠名コスモのビッグレッドファームと津村騎手が7鞍コンビ。サラブレッドクラブ・ラフィアンの馬はゼロという偏りが面白いです。和田騎手もビッグレッドファーム3頭・ラフィアン3頭・セゾンレースホース1頭で、系列馬は週7頭。
加藤和厩舎が岡田牧雄氏の所有馬を4頭出し。丹内騎手が岡田牧氏の所有馬に4頭騎乗というのもあります。
・佐藤正厩舎が村上稔氏の所有馬を5頭出し。村上氏は現役馬21頭と決して大馬主ではないので、大橋厩舎の2頭とあわせて7頭出しというのはけっこう多いです。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜中山:坂本厩舎、柴崎厩舎が5頭出し。土曜阪神:音無厩舎、佐々木厩舎、佐藤正厩舎が5頭出し。日曜札幌:鮫島厩舎、森厩舎が5頭出し。日曜中山:和田道厩舎が6頭出し。日曜阪神:鮫島厩舎が5頭出し。