中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1102

・月間トップはデムーロ騎手と丸山騎手。デムーロ騎手は全騎乗の2/3が3番人気以内(!)と思うと当然の結果かもしれません。丸山騎手は年明けの騎乗停止で1月4勝と出遅れたものの、ローカルが始まると巻き返してきました。特別7勝は立派なもので、減量が取れても関係ないみたいです。
・内田騎手と川田騎手が10勝。川田騎手は年間19勝と好調、リスポリ騎手を除くと関西リーディングトップ、いまのところはまだ年間100勝ペースに乗っています。
・昨年関西リーディングながら1月5勝と出遅れた福永騎手、8勝と持ち直してきました。ただ、2着10回など、やや勝ちきれていないところも。
・1月は鬼神のごとき活躍だったリスポリ騎手、先日述べた通り、2月は失速気味。平均オッズが10倍を切る中で、連対率が2割に達しないのは少々物足りないです。単複回収値もともに50を割り込み、一気に買いづらい騎手に。
・ベリー騎手は6勝ながら複勝率5割と安定して上位に食い込んでいました。おかねになるのはこちらでしょうかね。
・1月は印象的な活躍を見せたクラストゥス騎手、2月も重賞優勝したものの、わずか6連対、3着ゼロ。連対率・複勝率ともに1割を切っており、まったく買えない騎手になってしまいました。
・デビュー当時の活躍を思うと昨年は物足りない成績だった三浦騎手、今年はなかなか好調です。1月6勝、2月7勝。連対率ベースではいまのところ昨年と一緒ですが、勝ち切る場面が多いのは好印象。
・安藤勝騎手、騎乗数を絞っているだけに毎回人気(月間の平均単勝オッズが4.3倍って…)ですが、それでも複勝率66.7%ときっちり持ってきています。
・岩田騎手は5勝に対して2着15回とまったくもって勝ち切れませんでした。
武豊騎手、騎乗停止の影響があったにしても月間3勝と並の騎手のような成績。連対率・複勝率ともに3割を切っています。通常の参戦で月間3勝となると相当遡らねばなりません。もっとも、先週のアーリントンカップ優勝に続き、交流重賞エンプレス杯でも優勝。暖かくなって調子が上がってきたのかもしれません。
・障碍競走では五十嵐騎手、今村騎手、大庭騎手、山本騎手がそれぞれ2勝。4人もの騎手が月間2勝という月はちょっと記憶にありません。リーディングは五十嵐騎手が4勝でトップ、山本騎手と大庭騎手が3勝で追う展開です。すっかり東高西低…。
・2月2勝の主な騎手は江田照騎手、大野騎手、勝浦騎手、北村友騎手、小牧騎手、津村騎手、松岡騎手、丸田騎手。松岡騎手が大スランプに陥っています。まだ本調子ではなさそう。
・2月1勝の主な騎手は池添騎手、伊藤工騎手、国分恭騎手、佐藤騎手、丹内騎手、藤岡康騎手、古川騎手。池添騎手は昨年11月あたりからずっと調子が悪いです。伊藤工騎手は減量のつく最後の月、1900万馬券の出たレースのカリスマミッキー号一発で複勝回収値は150近くになっているものの、あまりアピールできた感じがありません。それにしても国分恭騎手と藤岡康騎手の勝率2%以下というのは深刻。
・2月0勝の主な騎手は熊沢騎手、柴山騎手、平野騎手、幸騎手、村田騎手。幸騎手は根岸S優勝以降勝利がありません。
 
・2月によく勝っていた厩舎は本田厩舎と藤沢則厩舎。ともに6勝です。藤田騎手とのコンビが印象的だった本田厩舎は早くも昨年の勝ち星の半分近くを稼ぎました。藤沢則厩舎は少々意外です。
・1月は複勝圏わずかに1度だった鮫島厩舎が5勝と持ち直しました。
・先日解散した池江郎厩舎は出走29回と、34回出走の矢作厩舎に迫る勢いで管理馬を使っていました。4勝すべてが1600万下以上という高額条件のものです。
・1月に調子がよかった松田博厩舎や藤沢和厩舎がそろってわずか1勝。
・浅見厩舎が好調です。年間10勝超えは現在のところ国枝厩舎と浅見厩舎だけ。
・2月0勝の主な厩舎は池添厩舎、小島茂厩舎、小島太厩舎、鹿戸雄厩舎、須貝厩舎、鶴留厩舎、羽月厩舎、松田国厩舎、松永昌厩舎、山内厩舎。松田国厩舎はなかなか片目が開きません。