中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1106

・6月の勝ち星トップは意外にも?北村宏騎手。安田記念の日の1日5勝が効きましたかね。2着2回で連対率はかなり低いのですが、単勝回収値は高いですし、勝ちきっているところは評価して良いのでは。
・12勝の北村宏騎手に横山典騎手が11勝、蛯名騎手が10勝で続きます。この3人で関東主場の勝ち星を相当数持っていっている感じ。
・関西トップは6月も岩田騎手ですが9勝とやや少なめ。福永騎手、川田騎手も9勝です。川田騎手は年間100勝は厳しい情勢ですが、昨年の83勝は上回れるペース。
・田辺騎手、三浦騎手も9勝。田辺騎手は新潟リーディングを奪取しましたが、中山開催になっても勢いは衰えず、気がついたら全国リーディング3位、関東リーディング1位の座に。秋はローカル転戦になるなら年間100勝の可能性もゼロではないですし、気の早い話ですけどWSJS出場も現実味を帯びてきたのではないでしょうか。
・先週2着6回だった後藤騎手は月間でも2着14回と勝ちきれませんでした。
・浜中騎手は複勝率が圧倒的に高いのですが、4勝、2着9回、3着10回とあと一歩届かないレースが多かったです。
・柴田大騎手が14年ぶりの重賞優勝を含む4勝。月間4勝は実に1999年11月以来、21世紀初です。
・障碍競走では熊沢騎手が2勝。今年の障碍初勝利でした。また、北沢騎手が7回騎乗で着外1回と安定しており、上昇気配。
・中村騎手と草野騎手はともに障碍競走で勝ち星がなかったものの、中村騎手は4戦3連対、草野騎手は5戦すべて4着以上(しかも人気はすべて7番人気以下)と人気以上の働きを見せました。東西若手障碍騎手のホープですね。
・6月2勝の主な騎手は石橋脩騎手、国分恭騎手、国分優騎手、柴田善騎手、高倉騎手、太宰騎手、西村騎手、武士沢騎手。柴田善騎手は騎乗数が減っていることもありますが、昨年83勝に対して今年はいまだ18勝。昨年の半分にも満たないペースです。また、石橋脩騎手、国分恭騎手、国分優騎手、西村騎手は揃って単勝回収値が10台。人気馬でしか勝っていません。
・6月1勝の主な騎手は大野騎手、嶋田騎手、田中勝騎手、丹内騎手、平野騎手、藤岡佑騎手、松山騎手。田中勝騎手や藤岡佑騎手は意外です。田中勝騎手に至っては単勝回収値8、複勝回収値も50を割り込み、人気薄を連れてくることがほとんどできていません。
・6月0勝の主な騎手は小野寺騎手、小林淳騎手、津村騎手、西田騎手。5月とほとんど変わらない…。
 
・厩舎関係では音無厩舎が6勝。藤沢和厩舎や角居厩舎も5勝と、上位の常連厩舎が再加速の様相。
・南井厩舎が5勝、複勝率56%と爆発。上半期の勝ち星の半分を6月だけで稼ぎました。
・4勝の橋田厩舎、石坂厩舎、栗田博厩舎、藤原英厩舎がいずれも複勝率5割前後。石坂厩舎など出走19回で着外わずか4度と荒稼ぎです。橋田厩舎の複勝率62.5%というのも驚異。
・6月0勝の主な厩舎は浅見厩舎、小崎厩舎、小島太厩舎、斎藤厩舎、鮫島厩舎、鶴留厩舎、二ノ宮厩舎、松田国厩舎、松永幹厩舎、松元厩舎、松山康厩舎、宮本厩舎。斎藤厩舎はなんと2着8回。今年の通算成績は7勝2着26回と、2着入線が多すぎです。