中央競馬のためにならない話

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出馬表から120225-26

・先々週からの休業関連の出入りでは、佐藤騎手が先々週から、酒井騎手と西村騎手が先週から、熊沢騎手と中舘騎手が今週から休業、松岡騎手が先週から復帰しています。江田勇騎手が来週から復帰のもよう。
・外国人騎手ではクウィリー騎手が短期免許最終日に何とか勝利して帰国、入れ替わりにピンナ騎手が来日。2ヶ月予定です。
・土曜の遠征(障碍競走除く)は伊藤工騎手、武豊騎手、田中健騎手、藤岡康騎手、村田騎手。田中健騎手は1鞍遠征。
・伊藤工騎手はマイネルガヴロシュ号はじめマイネル勢のための遠征でしょうが、村田騎手は意図がよくわかりません。北出厩舎のためのような気はしますが、それ以前に水口騎手や菅原騎手と同様栗東滞在の可能性もありますね。何しろ今週は土曜午前2鞍で終了なので…。
・中山への遠征組は、武豊騎手と藤岡康騎手はメインレースのためでしょうが、田中健騎手は新馬1鞍のための遠征。除外回数の関係で狙いの鞍としての遠征ならいいのでしょうけど、権利取りの投票が通ったパターンだと、田中健騎手にとってはは予定外の遠征ということになりますし、栗東から名義貸しのためだけに中山で出馬投票というのも珍しいように思います。ちなみに田中健騎手はこれまで中山でも東京でも騎乗経験がなく、初の関東主場騎乗ということになります。
・なお、田中健騎手騎乗のトラ号は石川幸司氏の所有馬で、大馬主というわけでもないのに同レースに3頭出しを敢行。除外馬が25頭出ている中、16頭の出走枠に3頭入るとは…。九州産馬戦でもない新馬戦で、個人馬主の馬が3頭同時デビューというのはかなり珍しいのではないでしょうか。
・土曜は阪神アーリントンCが開催されます。
・佐々木厩舎が2頭出しですが、佐藤騎手も酒井騎手も負傷休業中ということで、ダローネガ号には岩田騎手、ヴェアデイロス号には川須騎手ということになりました。
・小牧騎手はオリービン号ではなくカイルアロマンス号に騎乗。両馬を天秤にかけると、オリービン号を選ぶのが普通に思えるので、そうするとオリービン号デムーロ騎手というのはやはり馬主サイドの意向でしょうか。
ジャスタウェイ号が福永騎手に戻りました。
・中山メインは千葉S。例によって関西馬が多いですが、騎手帯同の遠征はアウトクラトール号とマルカバッケン号のみ、継続騎乗はそれに加えてタイセイレジェンド号というくらいです。まあ他も多くが騎乗経験のあるコンビになりますけど。
・転厩初戦が2頭、ジェイケイセラヴィ号とランチボックス号です。厩舎解散関係じゃない転厩初戦馬が同時に2頭出走というのはこのクラスでは珍しいように思います。ジェイケイセラヴィ号は坂本厩舎から中川厩舎とのことですが、正直どっちもどっちのような…。
アーリーロブスト号に吉田豊騎手。二場開催で騎乗数がさほど多くないのだから太宰騎手あたりは遠征してきてもよさそうなものですが、両者の距離感がよくわかりません。
阪神準メイン御堂筋Sのタニノエポレット号、福永騎手が騎乗します。この馬といえば安藤勝騎手というイメージですが、断ったのでしょうか…? 土曜の安藤勝騎手はアーリントンC1鞍勝負、ここまで絞ることもないように思うのですけど。
・日曜の遠征(障碍競走除く)は石橋脩騎手、安藤勝騎手、岩田騎手、嘉藤騎手、高橋亮騎手、武豊騎手、野元騎手、福永騎手、吉田豊騎手。石橋脩騎手、嘉藤騎手、高橋亮騎手、野元騎手は1鞍遠征。
・メインレースで騎乗のない3騎手はいずれも準オープン戦に出走。高橋亮騎手はこれが最終騎乗となります。嘉藤騎手はいまや名コンビとも言えるかもしれないママキジャ号のために遠征。交流重賞エンプレス杯の補欠1番手だったはずですがここに出てきたということは、出走がかなわなかったということですかね。
・中間、エイシンアポロン号が中山記念を回避したわけですが、騎乗予定だったはずの池添騎手は中山ではなく阪神で騎乗します。
・さてその中山記念、蛯名騎手はエーブチェアマン号ではなくフェデラリスト号に騎乗。エーブチェアマン号は清水利師の定年前の出走というところがありますが仕方ないですかね。エーブチェアマン号には後藤騎手が騎乗。
・福永騎手はリアルインパクト号ではなくトゥザグローリー号に騎乗。これも仕方ない、というリアルインパクト号陣営も岩田騎手に戻したかったような感じがします。
レッドデイヴィス号は有馬記念で結成予定だったコンビになりましたね。音無厩舎と安藤勝騎手といえば最近だとヒストリカル号の縁がありますが、ここ最近は近藤英子氏の所有馬でしかコンビがなく、近藤英子氏以外の馬でのコンビとなるとほぼ1年ぶりです。
阪神では阪急杯を開催。安田厩舎2頭出しは、北村友騎手がオーセロワ号、武幸騎手がトウカイミステリー号に騎乗。久々に武幸騎手に手綱が戻った形に。ただ、一応北村友騎手が選んだ、という形になるんでしょうかね。
・福永騎手を持って行かれたマルカフェニックス号には秋山騎手が騎乗。松永昌厩舎が秋山騎手を乗せるのは珍しく、9ヶ月ぶりです。
・岩田騎手も福永騎手も北村友騎手も持って行かれたマジンプロスパー号には浜中騎手が騎乗。
阪神では3歳のオープン特別・すみれSも開催されます。少頭数であまり見るところがないですが、外国人騎手が騎乗してきた馬は基本外国人騎手で継続させていますね。そんな中、ベールドインパクト号は藤岡佑騎手…。デムーロ騎手をつなぎとめることはできなかったのでしょうか。
・前回、中央初騎乗予定ながら騎乗馬が出走取り消しの憂き目に遭った竹村達騎手が騎乗予定。今度は騎乗が叶うでしょうか。
・金曜午前の発表を含めると、今月いっぱいで引退する騎手は安藤光騎手、伊藤直騎手、岩崎騎手、柴原騎手、高橋亮騎手、田中克騎手、水出騎手。彼らの騎乗数は以下のとおり。安藤光騎手:0鞍、伊藤直騎手:3鞍、岩崎騎手:1鞍、柴原騎手:0鞍(休業中)、高橋亮騎手:3鞍、田中克騎手:1鞍、水出騎手:1鞍。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は飯田騎手、岩崎騎手、岩部騎手、上野騎手、大下騎手、荻野琢騎手、嘉藤騎手、小島騎手、鈴来騎手、芹沢騎手、武英騎手(病気乗り替わりにより騎乗ゼロに)、竹村達騎手、田中克騎手、花田騎手、黛騎手。
・上野騎手は時期不明ながら3月から韓国で短期免許を取得して騎乗ということなので、今回が遠征前最後の騎乗にかなり近いのではないのでしょうか。
 
・今週で引退の鶴留厩舎がまさかの14頭出し。池添騎手とは10鞍コンビと、大攻勢をかけてきました。土日重賞にも管理馬を出走させ、態勢は万全です。ただ、これを引き継ぐことになるであろう今野師もしくは吉村師の心境を思うと…。
・西園厩舎が9頭出し。最近水口騎手をあまり乗せていませんでしたが、久々に3鞍乗せます。
・藤沢和厩舎が新馬で福永騎手を乗せています。ここ5年で3度しか乗せていないようにほとんど縁のない組み合わせですが、どういう風の吹き回しでしょうか。新馬の依頼は3年1ヶ月ぶり、当時はラドラーダ号の京都遠征に乗せています。
・伊藤直騎手の最終騎乗馬は斎藤誠厩舎が用意しました。以前はよく乗せていたのにパッタリ乗せなくなったのですが、こういうところで乗せると気にかけてはいるんだな、と思えてきます。
・武藤厩舎と嶋田騎手が4鞍コンビ。この厩舎といえば宮崎騎手のイメージでしたが、嶋田騎手もけっこう乗せているようで、特に年明け以降で既に9鞍コンビを組んでいます。
・牧厩舎と丸山騎手が5鞍コンビ。昨年10月以降で3度しかない組み合わせなのに急にどうしたのでしょう。
・デビューして1年、いまだ勝ち星のない高嶋騎手をメジロカトリーヌ号でちょいちょい起用している大久保洋厩舎、ついに新馬戦で高嶋騎手を起用してきました。今回は無理でも、いつかこの温かさに応えられればいいのですけど。
・今月末で解散する厩舎の出走頭数は以下のとおりです。池添厩舎:14頭(池添騎手と10鞍コンビ)、稲葉厩舎:3頭(木幡騎手と2鞍コンビ)、清水利厩舎:7頭(柴田善騎手と4鞍コンビ)、高橋隆厩舎:5頭(森騎手と3鞍コンビ)。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜中山:清水利厩舎、高市厩舎、藤沢和厩舎、牧厩舎が5頭出し。土曜阪神:鶴留厩舎が8頭出し、田所厩舎、森厩舎が5頭出し。日曜中山:伊藤圭厩舎、清水英厩舎が5頭出し。日曜阪神:鶴留厩舎が6頭出し、南井厩舎が5頭出し、大久保洋厩舎が遠征で4頭出し。