中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1205

・5月の月間トップは内田騎手。13勝を挙げるとともに、複勝率も5割とすばらしい安定感。
・続くのが何と松山騎手。春の新潟リーディングだけでなく、二場開催の京都でも週4勝の固め撃ちで11勝、小回り専門でないところを見せました。先月月間最多勝利をマークしたばかりだったのに更に上乗せして2ヶ月で20勝。昨年の勝ち星は既に上回り、初年度の自己ベスト36勝を超えるのももう時間の問題。全国リーディングも10位まで上昇しており、いま最も勢いのある若手騎手といってよいでしょう。
・5月から騎乗のウィリアムズ騎手が10勝。特に重賞の信頼度は抜群で、5月の重賞はGI・GIIばかり8回騎乗してすべて掲示板ととんでもない成績です。
・幸騎手も10勝。一気にリーディング上位まで浮上してきました。騎乗数は全騎手中随一なので二桁勝ってもおかしくないですが、二桁勝利は2年9ヶ月ぶりになります。
・岩田騎手が2週間の騎乗停止がありながら9勝と健闘。リーディングトップを走る福永騎手に食らいついています。
・浜中騎手が8勝と依然いいペース。5ヶ月で53勝ですから、100勝達成にはかなりゆとりが出てきました。
・吉田隼騎手、和田騎手、北村友騎手、三浦騎手は2着が10回以上で、ちょっと勝ち切れなかった感じ。特に三浦騎手は3勝2着12回と、今年ずっと好調だったのですがやや失速気味。
・障碍競走では長らく勝ち星のなかった金子騎手が初旬に連勝。ほか、五十嵐騎手がようやく2勝目、横山義騎手がようやく初勝利など、ようやく勝ったという騎手が多かったですね。
・障碍競走はリーディング上位騎手に勝ち星がなかったので、リーディング自体には動きがありません。小坂騎手が7勝、西谷騎手と白浜騎手が5勝、中村騎手と高野騎手が4勝、以下です。
・5月2勝の主な騎手は石橋脩騎手、川須騎手、田辺騎手、丹内騎手、藤岡康騎手。石橋脩騎手は堀厩舎とほぼ切れたためか、勝ち星が減少傾向。田辺騎手もなかなか馬が回ってこないだけに苦しいですね。昨年は88勝ですが、今年はこのペースだと50勝できるかどうか、でしょうか。
・5月1勝の主な騎手は池添騎手、国分恭騎手、柴田大騎手、柴田善騎手、太宰騎手、武士沢騎手、藤田騎手、村田騎手。
・藤田騎手は複勝率こそ36%(2着5回、3着10回)とまずまずですが1勝では…。今年は騎乗数が少ないとはいえいまだ8勝、年間20勝するかどうかのペースです。その割に3着数は多く、既に30回。昨年の35回を早くも上回りそうです。最後の一追いが足りないんでしょうかね。
・5月0勝の主な騎手は安藤勝騎手、中井騎手、西田騎手。安藤勝騎手は2ヶ月連続月間未勝利、最後の勝利は毎日杯です。
 
・厩舎関係では石坂厩舎が8勝。GIとGIIで優勝、オープン特別でも2勝と内容が濃い月でした。
・堀厩舎が6勝、複勝率は58%で掲示板を外したのは8度だけとようやくエンジンがかかってきました。
・ほか、池江厩舎、矢作厩舎が6勝です。
・5勝で加用厩舎、中竹厩舎、藤原英厩舎。関西勢ばかりですね…。
・関東で堀厩舎に続くのは、相沢厩舎と加藤征厩舎と藤沢和厩舎の4勝です。
・松田博厩舎が1勝。いまだ9勝、うち3勝はバアゼルリバー号で平地競走に限ると5勝。昨年平地競走のみで38勝したことを思うと、大不振と言っていいほどの状態です。
・5月0勝の主な厩舎は浅見厩舎、大竹厩舎、音無厩舎、中村厩舎、牧厩舎、南井厩舎、領家厩舎、和田道厩舎。音無厩舎の月間未勝利は珍しく、3年4ヶ月ぶりです。