中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1002

・2月の勝ち鞍トップも横山典騎手、14勝を挙げました。東京開催の間は正直いまいちというかいつもの状態に戻った感じでしたが、中山開催に戻るなり2日で7勝。今年の中山では勝率34%に対して連対率47%、複勝率53%、とにかく勝ちきるケースが多いです。結局のところ、中山が得意ということなんですかね。いまの調子で東京競馬場が改装に入ったら、年間200勝できるかもしれません。
・次いで岩田騎手が11勝。13日に5勝、28日に3勝の固め撃ちが効いてます。重賞も今年既に3勝、昨年後半はずっと不調だったのに、正月休みを挟んで見違えましたね。
・帰国したデムーロ騎手とルメール騎手で合わせて20勝くらい。この勝ち鞍が今月以降誰に渡るでしょう。
横山典騎手を追撃したい武豊騎手ですが2月は8勝、横山典騎手との差は13にまで広がりました。夏頃には近づくと思いますが、武豊騎手にも月間リーディングを獲るくらいの奮起を期待したいものです。
・1月全く勝てなかった藤岡康騎手、今年の初勝利を重賞で、しかも乗り替わりで飾ってから一気に勢いづき、2月は7勝。主場ではいまいち結果が出せていませんが、ローカル、具体的には中京ではガンガン持ってきていました。復調気配です。
・1月下旬に復帰した福永騎手、順調に勝ち鞍を…ではなく、2着を積み重ねています。回収率は単複とも100を大きく割り込み、穴を持ってくることができていない様子。
・安藤勝騎手が複勝率30%と、ここしばらくで例のない不調ぶり。40%超えはあたりまえ、悪くても38%くらいでキープしているのですけど、寒い時期は身体が動かないのでしょうか、といっても昨年の2月は複勝率49%でしたし…。月間の複勝率としてここまで低水準だったのは08年5月以来です。
・1月に2着15回で、このときの馬での勝ち星量産が期待された北村宏騎手は結局3勝2着5回。いまいち調子が良くないです。
・1月5勝で復調したかな、と思われた藤岡佑騎手がわずか1勝。単勝回収率3%ってなんすか…と思っていたら上がいました。浜中騎手も1勝、単勝回収率2%です。浜中騎手など、テイエムアンコール号での重賞2着があるのにそれでも複勝回収率50%って…。
・障碍競走では大庭騎手が2戦2勝。ほか、平地では散々だった熊沢騎手が安定感を見せています。勝ち切れないながら、穂苅騎手も2着2回3着2回となかなか。いっぽう西谷騎手は7回騎乗して馬券に絡むことができず。
・2月1勝の主な騎手は勝浦騎手、熊沢騎手、木幡騎手、四位騎手、田中博騎手、浜中騎手、藤岡佑騎手、宮崎騎手、渡辺騎手。勝浦騎手は月末にようやく今年の初勝利となりました。
・2月未勝利の主な騎手は大野騎手、荻野琢騎手、田辺騎手、丹内騎手、武士沢騎手、的場騎手、村田騎手。
 
・厩舎陣は横一線。小島太厩舎と音無厩舎が5勝でトップ。
・月間上位厩舎で目を引くのが、野村厩舎の4勝、複勝率62%、友道厩舎の3勝、複勝率75%。とくに友道厩舎は着外がわずか3回と、出走レースのほとんどが新馬未勝利戦か1000万下だったとはいえ、荒稼ぎです。
・今年未勝利の主な厩舎は梅田智厩舎、小島茂厩舎、坂口大厩舎、佐藤正厩舎、勢司厩舎、水野厩舎。
・毎度おなじみ和田一厩舎は2月も勝てず。1番人気に支持されたハニーカラー号もパゴダ号も沈み、掲示板すらありませんでした。これで145連敗(多頭出しをまとめて1敗とした場合)と、居並ぶ現役調教師もあまり経験していない領域に入ってきました。