- ・月間トップは横山典騎手の14勝ですが今年中の復帰が微妙な怪我を負ったことで、リーディング争いが混沌としてきました。
- ・松岡騎手が13勝で追っています。いつのまにか全国リーディング3位、WSJS出場はもちろん、向こう3ヶ月次第で全国リーディング獲得も視野に入ってきました。
- ・当面リーディングを争うことになりそうな蛯名騎手や内田騎手も2桁勝っており、今年のリーディング争いは美浦が中心になりそう。
- ・キミニアエタキセキ号の鞍上交代あたりから橋口厩舎との関係悪化が一部で囁かれた小牧騎手、奮起の13勝。勝ち切るケースが非常に多く、特別3連勝を含む騎乗機会4連勝、通算500勝達成など印象的な活躍でした。橋口厩舎管理馬でも3勝しており、極端な関係悪化というわけでもなさそうな。
- ・福永騎手は9月も2歳戦だけで7勝。とくに関西の2歳戦は完全に福永騎手中心で、500万下やオープン特別、重賞は福永騎手の継続騎乗馬を買えば問題ない、かも。
- ・丸山騎手は最後の最後で騎乗停止になって函館リーディングのチャンスを逃しましたが、9月は9勝と持ち直しています。これで通算74勝、同期で減量を最初に外すのは怪我がない限り彼になりそう。
- ・池添騎手が60勝に乗せてきました。ただ、前半調子よく7勝したのに後半は勝ち星なし。2着3着が多く、最後に勝利を挙げてから31戦で2着6回3着7回です。
- ・高倉騎手が主場で揉まれながらも7勝と大健闘。通算28勝の1/4をこの9月に稼ぎました。新人賞は当確といって良さそう。特別競走で既に4勝というのも特筆ものです。
- ・2着11回（6勝）の勝浦騎手、2着12回（5勝）の和田騎手あたりが9月勝ち切れなかった騎手。
- ・騎乗数の割に勝ち星が…ということであれば、幸騎手、三浦騎手、浜中騎手、吉田豊騎手あたりが勝率6％弱です。勝率6％といえば、16〜17鞍で1勝、彼らの騎乗機会で言うなら週1勝ペースですからちょっと少ないですね。特に三浦騎手は2回札幌に入ってもあまり勝ち星を伸ばせておらず、一時の勢いがないです。
- ・騎乗数が徐々に増えてきた武豊騎手、25鞍騎乗で複勝圏14回はさすが。5番人気以内24回（！）という人気面から見るとこれでも物足りないですが、過剰人気が常につきまとう騎手ですから仕方ないですかね。
- ・佐藤騎手が地味に乗れており、9月は複勝率5割。人気馬をきっちり走らせていますし、もう少し依頼があってもよさそう（9月は36鞍騎乗）ですが。
- ・トウカイメロディ号で勇躍菊花賞に臨むはずの吉田隼騎手、複勝率が10％を切るスランプ。月間4勝はすべて3番人気以内、人気薄では用なしになっています。
- ・障碍競走では北沢騎手が2勝。ここでの上積みは非常に大きく、これで11勝。あと1つ2つ勝てば逃げ切りでしょうか。
- ・北沢騎手を追う2番手グループは高田騎手、五十嵐騎手、林騎手でいずれも7勝。残り3ヶ月で4勝差というのは障碍競走ではけっこう苦しいように思います。
- ・本来リーディング争いに顔を出すはずの西谷騎手は3勝、横山義騎手は4勝。後者は怪我による離脱があったので仕方ないですが、西谷騎手は本当に今年は流れが悪く、9月も2鞍しか騎乗していません。
- ・9月2勝の主な騎手は国分恭騎手、木幡騎手、酒井騎手、丹内騎手、丸田騎手。
- ・9月1勝の主な騎手は伊藤工騎手、江田照騎手、田辺騎手、藤岡康騎手、松山騎手。騎乗機会が少なかったとはいえ、安藤勝騎手も1勝。
- ・9月0勝の主な騎手は柴山騎手、西田騎手、武士沢騎手。武士沢騎手は連対ゼロ、西田騎手は複勝圏ゼロです。
- ・休業から復帰後も騎乗がなかった土谷騎手、公式発表はまだですが引退の報が…。
- ・厩舎陣では8月までで13勝だった橋口厩舎が7勝。2着3着がゼロとはいえ荒稼ぎです。
- ・二ノ宮厩舎や戸田厩舎が6勝。両厩舎とも昨年の成績をさらに上回ることになりそうです。二ノ宮厩舎はいい形で凱旋門賞に入れそうですね。実際のところ、JRA競走での調子とフランスでの調子は全くリンクしないんでしょうけど。
- ・羽月厩舎が5勝、複勝率55％と大活躍。今年20勝にして10場すべてで勝利を収めました（昨年も18勝ながら開催が行われた9場全てで勝利しています）。角居厩舎も全場勝利を達成。
- ・橋田厩舎や池江寿厩舎が複勝率6割超。橋田厩舎は人気の場合と人気薄の場合との成績差がはっきりしすぎです。
- ・小島太厩舎、2勝と勝ち切れませんでしたが連対率は約35％と10月が楽しみです。同様に鹿戸雄厩舎が1勝で連対率38％、複勝率57％。
- ・勝てなかったけど…という厩舎もありまして、大久保龍厩舎は未勝利ながら2着4回3着6回。
- ・8月0勝の主な厩舎は池添厩舎、大久保龍厩舎、大橋厩舎、田村厩舎、松田国厩舎。松田国厩舎はもう2ヶ月勝ち星なしですか。
