中央競馬のためにならない話

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騎手の調子・厩舎の調子1107

・7月の勝ち星トップは川田騎手! 月間22勝はぶっちぎり、開催が10日あったとはいえ、月ごとの記録をまとめ始めてから初めて見た数字のような気もします。先週日曜の1日6勝が効いていますが、それが0勝であったとしても16勝で月間2位相当。一時期外れていた年間100勝ペースに再度乗ってきました。
・次いで福永騎手の17勝、岩田騎手の16勝。福永騎手は新潟リーディングへ向け順調な滑り出し、岩田騎手は函館参戦がやや遅かったのですが、函館リーディングに2勝差と射程圏内。ただ、岩田騎手は今週日曜は新潟です。
・関東では蛯名騎手と田中勝騎手が11勝。蛯名騎手が2着20回と勝ちきれていないのに対して、田中勝騎手は2着わずか3回と、持ってくるときはアタマで持ってきている感じです。
・佐藤騎手が8勝とまずまず好調でした。佐々木厩舎だけではなく満遍なく各厩舎で勝てると上位に来ますね。
・丹内騎手が7勝2着9回3着8回と大健闘。もちろんキャリアハイで、自己ベストだった2年目の27勝を上回れそうな勢い。マイネル馬・コスモ馬で稼げているのはもちろんですが、他の馬主でも3勝2着4回なら十分でしょう。函館リーディングにおいても、騎乗数が違うとはいえ、池添騎手や四位騎手を抑えて8位につけています。2008年など年間通して(3.2.8.198)という惨憺たる成績だったのによくぞここまで…。
・勝ち星自体はそこまで多くないですが、池添騎手と古川騎手がともに複勝率約4割でなかなかの信頼度。
・松岡騎手が5勝。5勝というのは極端に悪いわけでもないですが、週1勝ペースというのは物足りないですね。7月は1着数<2着数<3着数<4着数<5着数というかなり悪いバランスでもどかしいです。
・柴田善騎手が4勝。柴田善騎手も今年はずっと調子がよくないですね…。昨年と比べると騎乗数が1〜2割くらい減っているのはありますが、それでもここまで22勝というのは少ないです。昨年並みのペースならここまでで40勝くらいしていてもいいはずで、落ち込みが顕著。
・嶋田騎手が4勝と新人騎手の中では頭一つ抜け出しました。それでも年末までに15勝できるかどうかくらいのペースですが…。下位人気でもけっこう持ってきているものの、上位人気で人気に応える騎乗が少ないだけに、そうしたときにしっかり勝てれば。
・障碍競走では植野騎手が3勝。五十嵐騎手を交わしてリーディングトップに躍り出ました。リーディングは8勝の植野騎手、7勝の五十嵐騎手、6勝の高田騎手、5勝の西谷騎手、とりあえずこのあたりまでが争覇圏内でしょうか。
・五十嵐騎手は6戦して複勝圏5回と抜群の安定感でしたが1勝。それだけ8月以降に逆襲のチャンスがある、という見方もできますが。
・7月2勝の主な騎手は江田照騎手、高倉騎手、太宰騎手。
・7月1勝の主な騎手は大野騎手、藤岡佑騎手、村田騎手。藤岡佑騎手は2着10回と馬券には絡むものの、ほんと勝てなくなっています。
・7月0勝の主な騎手は西田騎手、藤懸騎手。初勝利が遠い藤懸騎手ですが、2着3回3着3回と、あと一歩のところまで来ている印象。何とか8月に勝ってほしいものです。
 
・厩舎関係では岩田騎手、福永騎手、川田騎手(と四位騎手)中心で回している角居厩舎が9勝と断トツ。
・相変わらず出走レース厳選の堀厩舎は主戦の石橋脩騎手の一時離脱も乗り越え6勝。連対率50%で、特に福永騎手とのコンビでは人気でもあったとはいえ4戦4勝と驚異の戦績です。
・ほか、上位にいるのは大久保龍厩舎、須貝厩舎、友道厩舎、石坂厩舎、音無厩舎、加用厩舎、鮫島厩舎、武田厩舎、西園厩舎、藤原英厩舎、矢作厩舎と関西厩舎だらけ。
・関東で5勝以上挙げたのは先の堀厩舎のほかには相沢厩舎と萩原厩舎のみ。
・今年ずっと調子の上がらない松田国厩舎が4勝とようやく復調気配。これでようやく7勝です。今年の失速は高野師が厩舎を開業した影響などとも言われますが、それも本当かも、と思わせる状況。
・藤沢和厩舎がわずか1勝。リーディング争いから離され、失速気味です。ここまで21勝と、通算1,100勝(あと15勝)の今年中の達成がギリギリのペースになってきました。
・7月0勝の主な厩舎は池添厩舎、古賀慎厩舎、小島茂厩舎、勢司厩舎、田中清厩舎、田村厩舎、千田厩舎、野村厩舎、橋田厩舎、村山厩舎。春の厩舎一斉開業時は最有力かと思われた千田厩舎はいまだ勝ち星がありません。また、古賀慎厩舎は複勝圏すらなしという絶不調期。