中央競馬のためにならない話

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出馬表から120128-29

・関東主場は中山から東京へ、いよいよ内田騎手が復帰します。
・土曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は安藤勝騎手、芹沢騎手、高倉騎手、田辺騎手。芹沢騎手は1鞍遠征。
・高倉騎手は9R、適鞍狙いのヤマノサファイア号のための遠征ですね。
・土曜の重賞は京都のシルクロードSです。最近騎乗した馬が何頭かいる福永騎手はさすがにロードカナロア号に騎乗。マジンプロスパー号は岩田騎手、エーシンヴァーゴウ号は田辺騎手が騎乗します。前者は北村友騎手という手もあるのでしょうが、北村友騎手は小倉。田辺騎手はこのために呼ばれてきました。
関東馬3頭には藤田騎手、浜中騎手、武豊騎手が騎乗。藤田騎手と浜中騎手は一度勝たせたことのあるコンビですが、武豊騎手はテン乗り武豊騎手、池上厩舎とのコンビは2年10ヶ月ぶり、ダイワ馬騎乗も2年ぶりとなります。
ツルマルレオン号に四位騎手が騎乗。橋口厩舎に四位騎手というのは久しく記憶にありません。見てみると、四位騎手の22年目というキャリアの中で、橋口厩舎からの依頼はわずかに20度。うち9鞍は減量時代、1〜2年目のものです。最後の騎乗は6年2ヶ月前、そりゃ記憶にないわけです。ただ、2004年に4鞍コンビがあり、すべてユートピア号とGIを2鞍、GIIIを2鞍戦っています。全体を見渡すとこの年だけが異常に映ります。何だったのでしょうか。ちなみに過去20戦で勝利はありません。なお、四位騎手と橋口厩舎のコンビは今週ツルマルレオン号だけでなく、もう1鞍あります。
・東京メインは白富士S。戦前から話題になっているように、ペルーサ号がここへ出てきました。安藤勝騎手がわざわざ追い切りに来る念の入れようです。
白富士Sには関西馬が何頭か遠征していますが、騎手帯同なのはオートドラゴン号(芹沢騎手)だけ。
・厩舎は違いますがアドマイヤ馬が2頭出し。コマンド号に北村宏騎手が、メジャー号に内田騎手が騎乗です。これを見る限り、馬主としてはメジャー号に色気があるのでしょうか。
・東京ではオープン特別がもう1鞍、3歳戦のクロッカスSが開催されます。
・ジュニアC組が多数出走する中、このとき騎乗停止だった横山典騎手はセイクレットレーヴ号に騎乗となりました。オメガホームラン号は三浦騎手が継続騎乗で、結果を出すことで継続騎乗を勝ち取った格好に。三浦騎手が馬主と懇意ということも多分にあるでしょうけど。
・休業中の勝浦騎手のお手馬が2頭出てきましたが、シゲルアセロラ号は蛯名騎手が、キングオブロー号は内田騎手が騎乗します。
・日曜の東西主場への遠征(障碍競走除く)は岩田騎手、丹内騎手、浜中騎手、福永騎手、藤岡康騎手、幸騎手。藤岡康騎手は1鞍遠征。吉田隼騎手が東京へ、川島騎手、デムーロ騎手、古川騎手が京都へ出向いています。
・東京ではフェブラリーSを睨んでのステップレース、根岸Sが行われます。本番を見据えてということなのか、継続騎乗が実に多いです。
・昨年の覇者であるセイクリムズン号が出走しますが、鞍上はおなじみの幸騎手ではありません。前走は武豊騎手、今回は吉田隼騎手、幸騎手は前走勝たせたヒラボクワイルド号に継続騎乗とはいえ、降ろされた感が強いです。
・超久々を一叩きしたフェラーリピサ号ですが、主戦であった岩田騎手に戻るわけではなく、今回は蛯名騎手が騎乗。岩田騎手はテスタマッタ号です。預託厩舎の関係があるとはいえ、蛯名騎手がピサ馬に騎乗するのは久々で、2年10ヶ月ぶりになります。関西のピサ馬は4年ぶり。
・トウショウカズン号は田辺騎手。連勝中の鞍上、川田騎手は京都でエーシンリターンズ号騎乗です。川田騎手は土日の重賞をいずれもエーシン馬で臨むことになります。
・京都では京都牝馬Sダンスファンタジア号に池添騎手が騎乗。藤沢和厩舎の管理馬に池添騎手というのは1年1ヶ月ぶり。近年だとサトノエクスプレス号のイメージしかありませんでしたが、他にも騎乗していました。
デムーロ騎手が初の関西主場でドナウブルー号に騎乗。ドナウブルー号? 年末から年明けにかけての来日関連の記事ではエリンコート号への騎乗が内定している、とあったはずですが…。エリンコート号にはルメール騎手が騎乗、馬主サイドの意向でしょうか。なお、ドナウブルー号は兄のミルコ騎手からの乗り替わりになります。デムーロ兄弟の直接の乗り替わりはこれが2度目です。
・先述のとおり川田騎手がエーシンリターンズ号に騎乗するので、ビッグスマイル号は国分恭騎手に乗り替わり。
・お手馬(というほど連続騎乗しているわけでもないですが)が被った酒井騎手、メルヴェイユドール号ではなくアスカトップレディ号を選びました。メルヴェイユドール号には秋山騎手が騎乗。牧田厩舎はこれが初の平地重賞出走です。
・年明けあたりから関東主場は新馬戦の除外が本当に多く(関西主場ではそこまで多くないのは小倉があるからなのでしょう)、今週も大量発生。出馬投票には兎にも角にも騎乗予定騎手を埋めなければならないわけで、関東にいる騎手総動員といった感じです。そのため、抽選をたまたま突破した馬には新馬戦であまり見ないような騎手が騎乗することも。例えば土曜東京3Rでは千葉騎手、穂苅騎手が騎乗しますし、土曜6Rでは青木騎手、五十嵐騎手が騎乗。日曜5Rはそこまで除外馬がいないものの、それでも池崎騎手が騎乗します。穂苅騎手と池崎騎手は1年ぶり、五十嵐騎手は約3年ぶりの新馬戦騎乗。
・今週の1鞍騎手(障碍競走除く)は青木騎手、上野騎手、荻野要騎手、高橋亮騎手、武英騎手、田中健騎手、千葉騎手、畑端騎手。
 
・山内厩舎が12頭出し。すっかり厩舎主戦格の上村騎手と6鞍コンビです。
・中竹厩舎も12頭出し、川須騎手と3鞍コンビ。騎乗数は佐藤騎手ほど多くはないですが、昨年5勝、複勝圏内およそ5割のコンビです。
・宗像厩舎がクウィリー騎手を乗せています。この厩舎は外国人騎手を乗せることがほとんどなく、去年もルメール騎手を1鞍乗せただけでした。馬主の意向でしょうか。
・昆厩舎と藤田騎手が4鞍コンビ。四位騎手と藤田騎手と柴原騎手で厩舎騎乗数の大半を占めますが、藤田騎手に関しては週4鞍というのは久しくなかったことです。
・村山厩舎と岩田騎手が4鞍コンビ。テスタマッタ号で何度かコンビを組んでいますが、普段はそこまで依頼が多いわけでもなく、去年は10鞍くらい。そう考えると週4鞍はなかなかの数です。
・佐々木厩舎が新馬戦で江田照騎手を乗せています。初めてのコンビかと思ったら、過去にただ一度、2005年のオールカマーカゼニフカレテ号でコンビを組んでいました。今回は新馬なので、ここから新たな展開もありそうです。
・大久保洋厩舎が吉田隼騎手を乗せています。兄の吉田豊騎手が所属していることでおなじみの厩舎ですが、吉田隼騎手はほとんど乗せておらず、2008年以降では2度あっただけです。
・梅内厩舎と菅原騎手が3鞍コンビ。初めて乗せるのにいきなり3鞍です。
・角居厩舎とルメール騎手が4鞍コンビ。
・梅田智厩舎と丸田騎手が土曜だけで4鞍コンビ。関西厩舎に関東騎手ですが、エナージバイオ号をはじめちょいちょいコンビがある両者です。
・東京開催がスタートということで、東京好きの矢作厩舎が10頭中6頭を東京で使います。東京好きの古参・白井厩舎は6頭中4頭、東京好きの新鋭・清水久厩舎は4頭中1頭が東京です。
・同一場で一日に5頭出し以上する厩舎は以下のとおり。土曜東京:菊川厩舎、宗像厩舎が5頭出し。土曜京都:安達厩舎、西橋厩舎が6頭出し、橋口厩舎が5頭出し。土曜小倉:鮫島厩舎が5頭出し。日曜東京:小笠厩舎、尾形厩舎が5頭出し。日曜小倉:大竹厩舎が遠征で4頭出し。ほとんど滞在馬かもしれませんが…。